更新日: 2020.03.26 その他暮らし

洋服にはどれくらいお金をかけていいもの? 平均購入予算と頻度について

洋服にはどれくらいお金をかけていいもの? 平均購入予算と頻度について
生活を表す言葉に「衣食住」というものがあります。その言葉の通り、生活のためには着るもの・食べること・住むことが基本であるというものです。
 
衣食住の費用のバランスは人によって異なります。特に衣に関しては、おしゃれな人や洋服を買うことが好きな人の場合には、生活費の中でも大きな割合を示すのが特徴です。洋服にかけるコストや購入頻度について解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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洋服の買い方は変化している! ネットショップの利用が増加

洋服の購入場所は、インターネットの普及によって大きく変化しています。自分で洋服を購入する場合、ショッピングモールとネットショップの2つが購入場所として大きな割合を占めています。
 
ショッピングモールは実際に自分の目で洋服を選び、試着することができる上に、さまざまなショップが揃っている点がメリットです。
 
ネットショップは、わざわざ店舗まで出向かなくても欲しい洋服が自宅に届くため、多忙で時間がない人によく利用されています。インターネットの普及は洋服の購入場所だけではなく、ファッションのお手本や参考先にも影響を与えているのがポイントです。
 
ファッションの参考にしている情報源がある人の中でも、最も多いのがインターネットサイト、その次が雑誌という結果となっています。
 
特に20代、30代女性がファッションの参考として利用しているのがSNSです。SNSの中でもInstagramの投稿を見て、自分のファッションに取り入れている人が多いという傾向があります。

洋服の平均購入予算は? 購入頻度はどのくらい?

生活費の中でも洋服にかけるコストは人それぞれですが、1回の買い物における平均購入予算で、最も高額なアイテムはアウターという調査結果が出ています。
 
1回あたりの平均購入予算は、トップス4437円、ボトムス6148円、インナー2677円、靴1万332円に対して、アウターは1万4887円です。20代、30代、40代の年代別に男女を比較すると、どの年代においても男性の方が平均購入予算が高いという結果が出ています。
 
女性の方が洋服のショッピングを楽しむといったようなイメージを持つ人が多いですが、実際に洋服の購入費用だけに限って見てみると男性の方が洋服にお金をかけていることになります。
 
これは、メンズの洋服がレディースよりも割高であることも影響しています。女性は男性よりも洋服を購入する回数が多いため、価格を安くしてアイテム数を多く展開する販売戦略が有効です。
 
しかし男性の場合には購入頻度が比較的少ないため客単価を上げる必要があり、結果としてレディースよりも価格が高くなります。
 
需要と供給のバランスがメンズとレディースでは異なるため、それらの影響が価格に現れているのがポイントです。また洋服の購入頻度は、シーズンごとという人が多いようです。季節が変わるごとに毎年新しいアイテムを購入するパターンが多く見られます。
 
アイテム別に見てみると、トップスとインナーはシーズンごとの年4回購入する人が全体の約3割います。トップスとインナーに関しては、季節の気温などにマッチさせる必要性が大きいという点が特徴です。
 
そのため気候などに合わせて新しく購入する人が多く、加えてその年の流行を取り入れたいから新しい洋服を購入するというケースも見られます。ボトムスと靴は、購入は1年に1回以下という結果になりました。
 
購入頻度が低いのはトップスとインナーと比べて、着まわしができるためだと予想されます。このようにトップス・インナーとボトムスと靴で購入頻度がはっきりと分かれたのが特徴です。

洋服にかける金額や購入回数は年代や男女によって変わる!

生活の基本となる衣食住の中でも被服費が占める割合は、その人の年齢やファッションへの関心で大きく変化します。特に20代と30代女性ではInstagramをファッションの参考にしている人が多いという傾向が見られました。
 
アイテム別に見ると、トップスはシーズンごとに買い求める人が多くいますが、ボトムスや靴は年に1回以下といった購入頻度の違いがあります。
 
[出典]楽天インサイト株式会社「ファッションに関する調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部