そこで今回は、買い物行動の新しい様式を探るべく、ソフトブレーン・フィールド株式会社が発表した「コロナ禍における買い物行動分析」(※)を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
スーパー、コンビニ、ドラッグストア。レシートから見る購入状況は?
この調査は、全国のアンケートモニターのレシートから、買い物行動を分析したもの。まずは、1レシートあたりの平均購入金額・購入点数を見てみましょう。
【レシートから見る購入状況(2020年6月)】
<スーパー>
・平均購入金額:1435円
・平均購入点数:7.6点
<コンビニエンスストア>
・平均購入金額:560円
・平均購入点数:2.8点
<ドラッグストア>
・平均購入金額:1169円
・平均購入点数:4.3点
ちなみに2020年1月と比べると、スーパーでは約200円、コンビニでは約60円、ドラッグストアでは約70円と、3業種ともに1レシートあたりの平均購入金額がアップしています。新しい生活様式として、まとめ買いの傾向があるのかもしれませんね。
また、3業種における購入カテゴリは以下のとおりでした。
【レシートから見る購入カテゴリ出現率(2020年6月)】
<スーパー>
1位:食品 77.8%
2位:生鮮・惣菜 67.1%
3位:飲料 39.6%
4位:酒類 11.3%
5位:日用雑貨 6.1%
<コンビニエンスストア>
1位:食品 60.9%
2位:飲料 42.0%
3位:生鮮・惣菜 28.4%
4位:酒類 11.8%
5位:日用雑貨 1.1%
<ドラッグストア>
1位:食品 53.2%
2位:日用雑貨 37.5%
3位:飲料 31.7%
4位:生鮮・惣菜 16.1%
5位:酒類 7.0%
3業種ともに、食品が1位でした。生鮮や惣菜はやはりスーパーやコンビニが強いものの、いまの時代はドラッグストアで食品を買う人も半数以上いるということがわかります。上記の結果から、スーパーやコンビニでは食品や惣菜、飲料や酒類を買い、ドラッグストアでは食品と飲料、日用雑貨を買うという流れができていることが伺えます。
公式サイトで申し込み
【PR】アイフル
おすすめポイント
・WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
・最短1時間でご融資も可能!(審査時間込)
融資上限額 | 金利 | 審査時間 |
---|---|---|
最大800万円 | 3.0%~18.0% | 1秒診断(※) |
WEB完結 | 無利息期間 | 融資スピード |
※融資まで | 30日間 | 最短20分 |
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
実際の審査では、当社規定によりご希望にそえない場合もあります。
新しい生活様式では、どんな決済方法が選ばれている?
withコロナ時代、決済方法に変化は見られるのでしょうか。
【レシートから見る決済方法の変化】
<2020年4月>
1位:現金 30.4%
2位:クレジットカード 19.3%
3位:流通系電子決済 9.6%
4位:スマホ決済サービス P 8.3%
5位:全額クーポン/商品券 6.7%
<2020年6月>
1位:現金 27.1%
2位:クレジットカード 19.7%
3位:流通系電子決済 10.8%
4位:スマホ決済サービス P 6.5%
5位:全額クーポン/商品券 6.8%
近年までキャッシュレス化がなかなか進まなかった日本ですので、やはりいまでも現金が根強い人気を誇っていることがわかります。それでも、クレジットカードや流通系電子決済はわずかに利用率が上がっているようです。
テレビコマーシャルなどでよく見るスマホ決済サービスのPについては、2ポイントほど利用率が下がっています。緊急事態宣言中である4月には、非接触決済ということで試しに使ってみた人が多かったものの、その後あまり定着しなかったということでしょうか。現金とスマホ決済サービスP以外に利用率が下がったものは、7位のポイント決済(3.6%→3.0%)、大手ECモールが提供している8位のスマホ決済サービスR(3.0%→2.9%)のみでした。
ポイント決済については、緊急事態宣言中に手持ちのポイントを使い果たしたということも考えられます。スマホ決済サービスRについては、スマホ決済サービスPと同じ理由の可能性もありそうですね。
新しい生活様式は、今後もゆるやかに形を変えていくことが予想されます。
自分たちが安心で快適だと思えるやり方で、臨機応変に対応したいものですね。
[出典]
※ソフトブレーン・フィールド株式会社「80万枚の購入レシートから 買い物行動のニューノーマルを検証」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部