更新日: 2020.11.06 その他暮らし

今年の忘年会はどうする? 半数がオフィスやオンラインでの忘年会を希望

今年の忘年会はどうする? 半数がオフィスやオンラインでの忘年会を希望
今年ももう11月。2020年はコロナ禍で生活が大きく変わった年でしたね。ちょっと気が早いですが、今年の忘年会はあるのでしょうか? 基本テレワークという会社もありますし、大勢の人が集まる飲み会というのは、今のご時世「密」で感染リスクが高い行為かもしれません。
 
日本フードデリバリー株式会社(東京都渋谷区)は、2020年、ウィズコロナ時代における忘年会に対する意識調査を行いました(※)。皆さん、今年の忘年会はどうするつもりなのでしょうか?
 
FINANCIAL FIELD編集部

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今年の忘年会は、新型コロナの感染リスクで参加したくないという人が多い

忘年会への参加により新型コロナウイルスへの感染リスクが高まると考えるかと聞いたところ、54.1%が「高まる」、40.8%が「どちらかといえば高まる」と回答しました。合わせると9割以上となり、大勢で飲食し、歓談する忘年会は、ほとんどの人に感染リスクが高いと考えられているようです。
 
今年、職場の忘年会が開催された場合、参加したいかと尋ねると、24.6%の人が「参加したくない」、36.9%が「どちらかといえば参加したくない」、合わせて6割以上が参加したくないと回答しました。参加したくない理由のトップは「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」で、88.6%と圧倒的でした。
 

半数近くが「オフィス」や「オンライン」での忘年会を希望

忘年会の開催場所について望ましい場所を聞くと、「飲食店」(44.8%)がトップで、以下は「オフィス」(33.7%)「オンライン」(24.6%)の順となりました。忘年会の定番の場所であるはずの飲食店は5割に満たない結果となりました。
 
年代別に見ると、20代、30代では「オフィス」と答えた人が最も多く、40代以上では「飲食店」の回答が最も多くなりました。「オフィス」と回答した理由では、「限られた人との接触になるので、感染リスクも抑えられる。移動もなく、出費も無駄なく控えることができるので好ましい」「ソーシャルディスタンスの確保、長時間にならない」といった意見が見られました。費用がかからず、早く切り上げられることが魅力のようですね。
 
なお、「飲食店」と回答した理由は、「準備等手間が最小限となるため」「今時の飲食店は感染症対策がしっかりされていると思うし、お店を応援したいから」といった意見が見られました。また、「オンライン」では「接触による感染リスクを減らせると思うため」「在宅勤務・出社組・出張者等、皆さん自由に参加可能なため」というように、感染リスクの低減以外に、テレワークなどをしている人でも気軽に参加しやすいという理由が挙げられました。
 

忘年会は2時間以内で終わってほしいという人が8割

忘年会の時間の長さとして望ましいものを尋ねると、「1時間30分~2時間未満」が37.1%と最も多く、「1時間~1時間30時未満」(23.5%)、「30分~1時間未満」(14.2%)と続き、82.2%の人が2時間未満が望ましいと回答しました。
 
開催場所別に回答を見てみると、「飲食店」と答えた人のうち74.7%が1時間30分以上と回答しました。逆に、「オフィス」「オンライン」と答えた人は1時間30分未満と回答した人が半数以上を占めました。オフィスやオンラインでの忘年会を希望するのは、主に早めに切り上げたい人のようです。
 
忘年会を開催する時間帯について望ましいものを尋ねたところ、「夜(終業後)」と答えた人が52.8%ですが、「夕方(就業時間内)」(25.5%)、「ランチタイム」(20.1%)など、夜以外に開催してほしいという人も同程度いることがわかりました。夜だと時間の制限がないですが、ランチタイムなら1時間程度で終わりますね。また、忘年会も仕事のうちと捉えており、夜のプライベート時間を削るより、就業時間内に終わらせたいという人も多いでしょう。
 

約9割が5000円未満を希望。オフィスやオンラインなら費用は抑えられる?

忘年会1回あたりの予算について望ましい金額を尋ねたところ、「2000円~3000円未満」が27.8%と最も多く、5000円未満を希望する人が約9割となりました。オフィス、さらにオンラインなら費用は安く抑えられますね。
 
忘年会で重視するポイントは、「感染防止対策を行っている」が75.7%で最も多くなりました。店員がマスクを着用している、定期的に換気や消毒をしている等、基本的な対策ができているかはチェックポイントです。次いで、「料理やドリンクの味」(50.1%)、「参加するメンバー」(33.6%)となりました。
 
今年の忘年会は、感染リスクを抑えるために実施しないという職場もあるかもしれません。しかし、緊急事態宣言以降ほとんどテレワークで、対面でのコミュニケーションがなかったり、新入社員の中には、職場のほとんどの社員に会ったことがないということもあるでしょう。
 
職場のコミュニケーションを図るためなら最低でもオンラインで、もしくは飲食店の支援も兼ねて、感染リスクに配慮しながら対面での忘年会を検討してはいかがでしょう。
 
[出典]
※日本フードデリバリー株式会社「2020年、ウィズコロナ時代における忘年会に対する意識調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部