更新日: 2020.11.17 その他暮らし

ワイシャツやセーターはクリーニングに出す? それとも自分で洗う? みんなの洗濯事情とは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ワイシャツやセーターはクリーニングに出す? それとも自分で洗う? みんなの洗濯事情とは
急に寒くなりましたが、衣替えはしましたか? 衣替えをすると、クリーニングにまとめて出すため、結構な出費になってしまいますよね。最近では、自宅でホームクリーニングをする人も多いです。
 
総務省統計局の家計調査によると(※1)、全国の二人以上の世帯における1世帯当たりの「洗濯代」の平均支出金額は、2019年では5936円でした。5年前の2015年では6601円(※2)、10年前の2009年は8131円(※3)だったのと比べると、27%も減っています。
 
セーターなどは、自分で、おしゃれ着用洗剤で洗ったり、形状記憶素材のシャツであればアイロンをかけなくても大丈夫なので、クリーニングに出すことが減ったのかもしれません。
 
株式会社主婦の友社は、35歳から49歳の既婚女性に洗濯事情についての調査を実施しました(※4)ので、結果を見ていきましょう。
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7割がワイシャツは家で洗う。コートやジャケットを家で洗う人が1割も

まず、ワイシャツはクリーニングに出すか聞いたところ、「家で洗うけれど、アイロンはかけない(形状記憶素材などアイロンの必要がない)」(40.8%)、「家で洗ってアイロンをかける」(28.9%)と、家で洗うのは約7割という結果となりました。
 
形状記憶素材であれば、クリーニングもアイロンも必要ないので、楽なうえお金も節約できますよね。なお、「高級なものや特別なものだけクリーニングに出す」(19.7%)、「クリーニングに出す」(7.9%)と、クリーニングに出すのは27.6%にとどまりました。
 
コートやジャケットなどのアウターはクリーニングに出すかと聞くと、「モノによる」(56.6%)、「クリーニングに出す」(34.2%)で、モノにはよりますがクリーニングに出すという人がほとんどでした。
 
アウターは高価なので、自分で洗濯して縮んだり、形が崩れたら困りますよね。多くが洗濯はプロに任せたほうがいいと思っているようです。それでも「家で洗う」(9.2%)という強者が1割近くいました。
 

セーターだけでなく、スカート、パンツも自分で洗う派が大多数

セーターはクリーニングに出すかというと、「クリーニングに出す」のは3.9%で、「モノによる」(39.5%)、「家で洗う」(56.6%)と、自分で洗う派が大多数でした。
 
セーターは専用洗剤で洗えるので、特に、購入時の価格が安いセーターはクリーニングに出すのはもったいないと、自分で洗う人が多いのでしょう。しかし、中には高価なものもあるので、そういうものはクリーニングに出すのかもしれませんね。
 
スカートやパンツについても「クリーニングに出す」は3.9%に過ぎず、「モノによる」(48.7%)、「家で洗う」(47.4%)と、こちらも自分で洗う派が大多数でした。型崩れしそうなのに意外ですね。
 

8割がおしゃれ着用洗剤を常備。自宅での洗濯で失敗も

おしゃれ着洗い用の洗剤を常備しているかと聞くと、77.6%が「常備している」と回答。自宅でのおしゃれ着洗いで失敗したことがあるか聞いたところ、「ある」が36.8%で約3人に1人は失敗したことがあることがわかりました。
 
どんな失敗をしたのか聞いてみると、1位は「縮んでしまった」で、セーターが縮んでしまったという声が多かったです。2位は「色移り」。白い服に色が移ってしまったり、逆に色が落ちてしまったということも。他には素材によってはシワだらけになってしまったり、風合いが変わってしまった、型崩れしたという声が寄せられました。
 
調査結果から、主婦は、洗濯できない素材やブランド品などはクリーニングに出すものの、可能な限りホームクリーニングしたいと思っていることが明らかになりました。
 
特に冬物のクリーニング代は高くつきますよね。ただし、節約のために自分で洗濯して、服をダメにしては仕方がありません。まずは衣服のタグをよく見て、自宅で洗濯できるかどうかしっかり調べましょう。
 
[出典]
※1:総務省統計局家計調査「<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(2019年)」
※2:総務省統計局家計調査「<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(2015年)」
※3:総務省統計局家計調査「<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(2009年)」
※4:株式会社主婦の友社「洗濯事情についての調査結果」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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