執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
そもそも電気料金の仕組みは?
毎月の明細書、意味もよく分からず、金額だけを確認して捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか。電力自由化がされてからは、さまざまな料金メニューが登場しています。ここではまず、大手電力会社によくある仕組みから、簡単に解説します。
まず、2部料金制といって、使用の有無にかかわらず発生する基本料金と、使用量単価が決められていて、使った量に応じて支払額が増えていく従量料金の合計額を支払う仕組みになっています。
さて、使用量単価といいましたが、この単価は3段階あります。1キロワット当たりの料金単価は、使用量に応じて変わります。消費電力量が1~120kWhなら1段料金、121~300kWhなら2段料金、301kWh以上なら3段料金で、段が上がるほど単価は高くなります。
つまり、多く使うほど割高になっていきます。
※kWhとは、1キロワットを消費する機器を1時間運転したときの消費電力量となっています。
電力自由化後は、上記のようなプランだけではなく、基本料金を0円にしていたり、従量料金単価の段階性をなくした一律のプラン、節電による割引が適用されるプランなど多岐にわたっていますので、それぞれの内容をご確認ください。
節約法1 消費電力量を減らす
同時に家電をたくさん使うと、それだけ消費電力量は増えます。人のいる部屋、場所だけを暖めることを意識して暖房の使用にメリハリをつける、古い家電を省エネ効率の高い新しい家電に変える、などがこの節約法です。
節約法2 ライフスタイルに合わせた契約プランにする
電気をよく使うのはいつですか? 早朝? 昼間? 夜間?
長期契約することで割引されたり、指定日時に節電すると割引されたり、ガスや通信などほかのサービスとのセット販売による割引もあります。
電力自由化により選択肢は大幅に増えました。電気を使う時間帯なども意識しながら、自分の生活スタイルにあったプランを選ぶことが大切です。
どうやって選ぶか
2016年4月に始まった電力の小売全面自由化により、選択肢が増えたことを述べてきました。では、どうやって自分にとって最適なプランを選べばよいのか。おすすめの比較サイトを挙げておきます。いずれも、現在お住まいの地域や生活スタイルから、プランを導き出してくれます。
・価格.com
・エネチェンジ
・enepi
新料金に切り替えるには
各社の電話窓口やウェブサイトで申し込めます。比較サイト経由だとさらに特典がついていることもあるので、ご確認ください。解約の手続きは、切替先の電力会社がやってくれます。スマートメーターに取り換える必要がありますので、自分の家に未設置かどうかご確認ください。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 電気料金の仕組みについて
価格.com 電気料金比較|新電力プラン比較
エネチェンジ
enepi
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部