今でこそ、普通にマスクが買えるようになりましたが、今年前半はマスクが入手不可となり、価格がありえないほど高騰するなど、異常な事態となっていました。また、自宅で過ごすことが多くなり、服を買うより家で快適に過ごすために家ナカ消費が中心になりました。
株式会社インテージ(東京都千代田区)は、「2020年、今年売れたものランキング」を発表しました(※)。今年は例年とは大きく異なる結果になりそうです。それでは結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1位から5位までをコロナ対策製品が独占
2020年の販売金額前年比ランキングの1位は「マスク」で、前年比425%と、2019年の4倍以上となりました。一時期店舗で全く見かけなくなり、ネットで高額で転売され、問題となりました。
マスクが入手できないので、手作りする人も多かったです。色柄物のマスクをするのも今年から普通になりました。今ではマスクをしていないと人の目が気になるほど、われわれの生活になくてはならないものになりました。
2位は「殺菌消毒剤」(同302%)。傷口の消毒などを除いた手指消毒剤に限定すると、さらに数字は跳ね上がり、前年比910%になります。レストラン、スーパーなどの入り口に置いてあるほか、携帯用の消毒ジェルを持ち歩く人も増えました。
さらに、3位「体温計」(同249%)、4位「うがい薬」(同220%)、5位「ぬれティッシュ」(179%)、7位「せっけん」(143%)と、新型コロナウイルス対策商品が上位5位を独占しました。
これらの商品も、緊急事態宣言後はドラッグストアから消え、しばらくの間入手困難となりました。うがい薬は、大阪府知事が新型コロナウイルスに効果があると会見したところ、瞬時に店頭から消えたのが記憶に新しいです。
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「鬼滅の刃」旋風で、おもちゃ付きの菓子が6位に
6位にランクインしたのは「玩具メーカー菓子」(153%)。玩具メーカーのおもちゃ付きの菓子になります。国民的ヒット作品「鬼滅の刃」関連商品が原動力となり、大幅に販売金額を増やしました。
「鬼滅の刃」は映画興行収入288億円(12月7日現在)と歴代2位の大ヒットとなっているだけでなく、コミックスもシリーズ累計1億2000万部以上を記録しています。関連商品も多数で、缶コーヒーがヒットするなど、日本経済を活気づけたといえるでしょう。
8位の「プロテイン粉末」(139%)は、特に女性を中心に購入する人が大きく増加しました。大豆が主原料のソイプロテインが伸長しました。コロナで外出や運動の機会などが減り、美容と健康を気にした女性たちの支持を集めたようです。
自宅での食事が増え、30位までに食品が多数ランクイン
新型コロナウイルス感染予防のため、外出や外食が少なくなった影響で、9位「冷凍水産」(138%)、ホットケーキミックス、お好み焼き粉などの「プレミックス」(136%)、12位「ホイップクリーム」(134%)など、30位までには食品が多数ランクインしました。
緊急事態宣言発令時は、買い物に行くのを極力控えるため、冷凍食品や乾麺など、保存の利く食品を買いだめした人が多かったかと思います。また、おうち時間を楽しく過ごすため、お菓子を手作りする人も結構いたようです。
冬になり、新型コロナウイルスの感染者は増えています。しばらくは、不要不急の外出を自粛した方がいいでしょう。この冬は引き続き感染予防や、おうち時間を楽しく過ごすための消費が増えるでしょうね。
[出典]※株式会社インテージ「2020年、今年売れたものランキング」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部