更新日: 2023.05.12 その他ローン

おひとりさま「年収400万」、老後のために「3200万円」のマンション購入を考えています。「フラット35」なら大丈夫でしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

おひとりさま「年収400万」、老後のために「3200万円」のマンション購入を考えています。「フラット35」なら大丈夫でしょうか?
マイホームを購入するにあたり、多くの人が住宅ローンを利用します。老後のためにマンションの購入を考えているものの、どの程度の借入額がよいのか分からない人もいるでしょう。
 
例えば、年収400万円の場合、3200万円のマンションを購入しても無理はないのでしょうか。本記事では、年収400万円を例にあげて、無理のないローンの返済額の目安や注意点などを解説します。
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年収400万で住宅ローンは組める?フラット35にすれば問題ない?


 
年収400万円の場合、住宅ローンは組めるのでしょうか。結論からいうと、年収400万円以上の収入があれば、おおむね問題ありません。例えば、年収400万円以上の場合、フラット35を利用する方法があります。フラット35とは、民間の金融機関と独立行政法人の住宅金融支援機構が提携している住宅ローンのことです。
 
資金受け取り時に返済終了までの借入金利と返済額が確定するので借り入れがしやすい、年収や収入の安定度は審査対象外であることなどが特徴としてあげられます。一定の条件を満たしていれば、派遣社員やアルバイトなどの雇用形態にかかわらず借り入れができます。勤続年数も問われないため、転職したばかりの人でも安心して利用しやすいでしょう。
 
ただし、年収400万円以上で全期間固定型のフラット35を利用する場合、年収に対する年間合計返済額の割合は35%以内という条件が設けられています。また、基本的には申し込み時の年齢が満70歳未満であること、契約者が日本国籍であることなどの条件があります。
 
ただし、親子リレー返済を利用する場合や永住許可を受けている場合、特別永住者の場合などの例外もあるため、公式サイトなどで詳細をよく確認しましょう。
 

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年収400万円で3200万円のマンション購入は問題ない? 無理のない返済金額の目安と注意点

年収が400万円なら、ほぼ問題なく住宅ローンが組める可能性が高いでしょう。なお、金融機関によっては住宅ローンの借入可能上限額を年収の8倍程度まで提示する場合があります。この場合、年収400万円だと3200万円まで借り入れができる計算です。
 
果たして、年収400万円で3200万円の借り入れをしても問題ないのでしょうか。結論からいうと、年収400万円で3200万円の借り入れは返済が厳しくなるリスクがあるため、避けたほうが無難です。年収400万円の場合、適正な借入金額はおおむね2000~2400万円が1つの目安となります。この金額は年収倍率を踏まえて計算されたものです。
 
年収倍率とは購入を希望する住宅が年収の何倍なのかを示す指標であり、無理なく住宅ローンを返済するために重要なものです。一般的には年収倍率5~6倍程度が適正だといわれています。これを年収400万円にあてはめた場合、5倍の2000万円から6倍の2400万円となるのです。
 
もし、融資の上限額一杯まで借り入れをした場合、家計負担が大きくなるリスクがあります。例えば、住宅ローンの返済中に転職などで年収が下がってしまう可能性もゼロではありません。
 
このような場合、上限額まで借り入れをしてしまうと、家計が圧迫されてしまう原因になるため注意が必要です。また、変動金利を選択した場合、金利の上昇によって負担が増えてしまう可能性もあるでしょう。このような点を踏まえて、住宅ローンは組む時点の経済状況だけではなく、後々の返済まで考慮した上で借入金額を決定することが重要になります。
 

長期的な視点が重要!無理のない借り入れを検討しよう

年収400万円以上であれば、住宅ローンの借り入れは問題なく行える可能性が高いでしょう。とはいえ、適正な借入金額ではない場合には返済が大変になるリスクがあります。そのため、何も考えずに金融機関が提示した上限額まで借り入れをすることは避けたほうが無難です。
 
年収400万円であれば、2000~2400万円程度の借り入れを目安とするとよいでしょう。家計が圧迫されないよう注意し、長期的な視点で借入金額を考えましょう。
 

出典

住宅金融支援機構 【フラット35】ご利用条件

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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