看護師転職に必要な期間とは?ベストなスケジュールの立て方 |ファイナンシャルフィールド

看護師転職に必要な期間とは?ベストなスケジュールの立て方

澤邉大樹

キャリアコンサルタント、社会調査士

親しみやすく安心してご自身のことを話すことができるキャリアコンサルタント。   IT企業勤務を経て独立。『キャリアとはひとりひとりが主役の物語』をモットーに、キャリアをテーマにした講座の企画運営やコラムの執筆、キャリアコンサルティング等を展開している。

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看護師は他業種と比べると離職率が高いですが、採用ニーズも高いため転職しやすい職種だと言われています。転職にかかる期間や流れを知っておけば、よりスムーズに情報を集めたり準備をしたりすることができますよね。

この記事では、看護師転職に必要な期間や流れを解説します。転職を考えている看護師の方はぜひ、参考にしてみてください。

転職活動の流れと期間を知ろう

転職活動を始めるときは、全体の流れをきちんと把握しておくことが大切です。ダラダラと転職活動をし続けると、転職へのモチベーションも低下してきます。そうならないように、おおまかな流れと転職活動に必要な期間を把握しておきましょう。


転職活動に必要な6ステップ!

転職活動に必要なステップは、大きく分けて6つあります。

  • 1.事前準備(スケジュールの検討)
  • 2.情報収集
  • 3.書類作成
  • 4.応募・面接
  • 5.内定
  • 6.引き継ぎ・退職


1.の「事前準備」の段階で、新しい職場への内定をもらい、現職を退職するまでのおおまかなスケジュールを立てておきましょう。そうすれば、ギリギリになって慌てることもなくなり、スムーズに事を進めることができます。

ただし、いつ求人情報をチェックする、いつ経歴書や職務経歴書を書くなど時系列に沿ったスケジュールの立て方はおすすめしません。転職活動はさまざまな人が関わります。すべてが自分の思うとおりにできるとは限らないからです。

例えば、現職がものすごく忙しければ、求人情報をチェックする余裕もないでしょう。また、時期や経済状況の変化によっては求人自体が少ないことも考えられます。このように、外的要因の影響を受けやすいため、時系列でスケジュールを立てると計画倒れする可能性があります。

そこで、転職活動のスケジュールは「逆算法」で考えましょう。いつから転職活動を始めるのかではなく、いつから新しい職場で働きたいかとゴールを先に設定することで、時間や多忙に流されず、てきぱきと行動できるようになります。


看護師は選考スピードが一般企業よりも早い

一般企業の転職活動にかかる期間は、おおむね3ヶ月程度だと言われていますが、看護師の場合はどうなのでしょうか。

実は、看護師の場合は一般企業よりも転職活動にかかる期間が短く、早い方だと3週間ほどで内定をもらうことができます。遅くても1ヶ月程度で決まることが大半のため、一般企業よりも2ヶ月ほど早く新しい職場が決まることが多くなっています。

看護師の転職活動期間が短いのは、大きく分けて2つの理由が考えられます。

1.面接が1回で終わるところが多い
2.一般企業よりも選考がスピーディー


面接を受けた病院やクリニックが人手不足だった場合、すぐに内定が出される可能性もあります。そのため、選考スピードを考えたうえで勤め先の引き継ぎや退職タイミングを考えましょう。

正式に内定をもらったあとに退職交渉を現職で行い、1ヶ月の引き継ぎ期間を設けて退職をすることが理想的です。



3ヶ月に期間を決めた場合のスケジュールの考え方

ここでは、実際に転職活動にかける期間を3ヶ月にした場合の、理想的なスケジュールの立て方について紹介します。

1.転職3ヶ月前:情報収集や応募を開始する
2.転職2ヶ月前:面接を受ける
3.転職1ヶ月前:内定をもらう


それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。


3ヶ月前に準備しておくこと

転職3ヶ月前は、転職の事前準備を行う期間です。転職理由や希望条件を明確にして、ご自身のスキルやキャリアの棚卸しと自己分析を行いましょう。応募直前になって焦ることのないように、履歴書や職務経歴書の準備も進めておきましょう。

転職の目的や希望条件があいまいなままですと、いくら面接を受けてもよい結果にはつながりません。事前準備・情報収集はしっかりと行ってください。そのうえで、求人情報をチェックして希望の求人があれば応募を開始しましょう。

転職活動をスムーズに行うためにも、気になった求人が複数あった場合はすべて応募してください。1回の応募で採用が決まることもありますが、なかなかそう思うようにうまくはいかないことが多いです。

同時進行で進めることで、効率よく転職活動をすることができます。


2ヶ月前に準備しておくこと

転職2ヶ月前は、応募した求人の書類選考が通れば面接に進む段階です。面接時の服装や身だしなみ、マナーは重視されるポイントなので慎重に準備を進めましょう。

また、普段話すことに慣れていない方は、面接対策をしておくと安心です。

焦ると敬語で話せなくなる方や、説明が長くなりがちな方は、簡潔に話をまとめられるように準備をしておくと、当日の面接で慌てずにはっきりと話すことができるでしょう。


1ヶ月前に準備しておくこと

転職1ヶ月前になると、応募した求人の内定が決まりはじめます。内定をもらったら、内定承諾か辞退かを必ず申し出てください。内定承諾をし、転職することを決めたら、現職の退職準備を始めましょう。

退職の意思は2週間~1ヶ月前には伝えるのが一般的なマナーです。

勤め先によっては「いつまでに退職を申し出ること」と、決まりがあるかもしれません。事前に確認しておくことで、トラブルを避けることができます。

また、担当している業務の引き継ぎに時間がかかるようであれば、あらかじめ引き継ぎ資料を作成しておきましょう。

転職期間を3ヶ月に設定しても、必ず希望通りに事が進むとは限りません。何があっても柔軟に対応できるように、そのときにできることはしっかりと行ってください。



転職活動を始める時期でもかかる期間が大きく変わってくる

転職活動は、開始する時期によって求人数が大きく変わる可能性があります。ここでは、転職して新しい職場に就職するのにおすすめできる時期とおすすめできない時期について詳しく解説します。


【1月・7月】ボーナス受け取り後は退職者が多い?

1月・7月のボーナス後は、看護師転職におすすめする時期のひとつです。ボーナスの支給後は退職者が増える傾向にあるため、その時期の求人数は増えやすく自分に合った求人を見つけやすいというメリットがあります。

看護師のボーナスは、勤め先の病院やクリニックによって多少のズレはあるものの、一般的には夏のボーナスが6~7月、冬のボーナスが12~1月に支給されます。

あえてこの時期を狙って転職活動を開始すれば、職場内の人手不足のタイミングと重なってうまく内定がもらえるかもしれません。

また、この時期はご自身もボーナスをもらってから辞めることができるので、損をしないというメリットがあります。


【4月・10月】求人が増える時期は転職の狙い目

4月・10月も求人数が増える傾向にあるため、転職しやすいおすすめの時期だと言えます。求人数が増える理由は、それぞれの月によって以下の理由が挙げられます。

●4月:新入職者・中途採用の求人数がもっとも多くなる時期のため
●10月:職場内の異動シーズンのため

中でも4月は、求人数がもっとも増える時期のため、転職成功率も高くなる可能性がある時期です。

また、4月・10月は病院やクリニックなども新しい職員を迎え入れる準備が整っているため、職場にスムーズになじみやすいというメリットがあります。転職活動をするうえで、人間関係や職場になじめるか不安を感じている方は、この時期を狙うとよいでしょう。


【3月・12月】忙しい時期の転職は避けるべき

3月・12月は看護師の転職活動におすすめできない時期です。この2つの時期は求人数も少ないため、希望する職場や条件が見つからない恐れがあります。また年度末と年末であり、とても忙しい時期にあたるので、転職したとしても中途採用者のフォローがしっかりとできない可能性があります。

仕事内容の説明が不十分だと、新しい職場でやっていけるかどうか不安を感じやすく、転職に成功してもつらくなりまた辞めてしまうかもしれません。

特別な事情がない限りは、できる限り3月・12月を避けて転職活動をすることをおすすめします。



転職は期間と時期を見極めて行うことが成功への近道!

看護師の転職活動は、一般企業に比べると1回で面接が終わることが多く、また採用スピードも速いことがわかりました。

ですが、転職活動をスムーズに行うためには、事前にしっかりとスケジュールを立てて、情報収集や自己分析などを行っておくべきです。

また、求人数の関係で転職して新しい職場に就くのに適した時期、適さない時期もありますので、タイミングを見極めながら転職活動を行いましょう。



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