看護師から転職できるおすすめの他職種4選!転職のメリットや注意点も紹介 |ファイナンシャルフィールド

看護師から転職できるおすすめの他職種4選!転職のメリットや注意点も紹介

終更新日: 2021.03.01 公開日: 2021.02.26

鈴木麻友子

執筆者: 鈴木麻友子

キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント、第二種衛生管理者、秘書技能検定1級   IT/Web・外資系小売業界における人事として約10年. 採用、教育、制度、給与など一連を経験。これまで3000人以上の面接やキャリア相談を行う。   現在は人材系会社にて企業への採用支援や求職者へのキャリア/転職サービスを提供中。学生時代は新体操一筋で東北大会優勝、全国大会5位入賞などの成績を収める隠れ体育会系。  


看護師から他職種への転職を検討していて、転職するメリットや注意点、おすすめ他職種について詳しく知りたいと考える方は多いようです。看護師から他職種への転職は、プレッシャーから解放され規則的な生活ができるメリットがある一方で、年収が下がる恐れがあります。

また、産業看護師やMRなど、看護師経験を活かせる職種への転職がおすすめです。ここでは、看護師から他職種へ転職するメリットや注意点、おすすめ職種について解説します。

看護師が他職種へ転職するメリット

看護師が他職種へ転職すれば、人間関係の悩みやプレッシャーから解放され、規則的な生活ができるのがメリットです。どのようなメリットがあるのか具体的に知ることで、転職後の生活がイメージしやすくなります。ここでは、看護師が他職種へ転職する3つのメリットについて見ていきましょう。



人間関係の悩みから解放される

多くの人が職場の人間関係に悩みを持っています。看護師が他職種へ転職をすれば、ストレスに感じていた職場の人間関係や患者さんとの関わりがなくなるため、悩みから解放されます。それまでの人間関係がすべてリセットされ、新たな職場で新しい人脈を構築することが可能です。

これまでの人間関係は医療関係者ばかりでしたが、他業界・職種の人と知り合えるのは新鮮味を感じ、視野を広げる良い機会にもなるでしょう。看護師時代に抱える人間関係の悩みから解放されることは、他職種へ転職するメリットといえます。



プレッシャーから解放される

看護師の仕事は人の生命と隣り合う仕事です。患者さんの命を預かる仕事なので「絶対にミスは許されない」「迅速で適切な処置をしなくてはならない」など、大きな責任感やプレッシャーを感じながら日々の業務に追われています。

他職種へ転職をすれば、このようなプレッシャーから解放されるのがメリットです。命を預かるという重責やプレッシャーを感じることはなくなるでしょう。精神的プレッシャーが軽減されることで、気持ちにゆとりが生まれ、体力的にもラクになります。



規則的な生活ができる

看護師の仕事はハードワークなうえ不規則です。夜勤があるうえに、土日祝日も休めません。肉体的にも精神的にもきつく、体調不良などに悩まされる看護師も少なくありません。

他職種へ転職をすれば、夜勤などの不規則な生活から解放されます。規則的な生活ができるようになるでしょう。仕事によっては土日祝日が休みとなるため、プライベートの予定も立てやすくなります。規則的な生活ができ、肉体的にも精神的にもラクになることは、他職種転職のメリットです。



看護師が他職種へ転職する際の注意点

看護師が他職種へ転職する際は、計画的に進めることが大切です。また、人材紹介会社など転職に詳しい人に相談したり、収入面の条件をよく確認しておくことが重要になります。

これらができていないと、転職しても長続きしなかったり、転職したことを後悔してしまうでしょう。ここでは、看護師が他職種へ転職する際の3つの注意点について紹介します。



衝動的ではなく計画的に転職をする

看護師から他職種へ転職する際は、将来設計を明確にしましょう。「どうして看護師を辞めたいのか」「どんな仕事をしていきたいのか」など、一つひとつ具体的に考え、ライフプランを明確にすることが大切です。

「看護師の仕事が嫌だ!」と勢いだけで転職をしても、転職先で満足のいく仕事や生活ができない可能性があります。転職先もすぐに辞めてしまい後悔する人も少なくはありません。他職種へ転職する場合は、衝動的ではなく計画的に進めるようにしてください。



身近な人や詳しい人に相談をする

転職は、今後の人生にも影響を与える大きなイベントです。「転職はどうやって進めたら良い?」「求人はどうやって探すべき?」など、不安を抱えている方も少なくありません。

転職を成功させるためにも、1人で抱え込まず、身近な人や詳しい人に相談しましょう。相談をするだけで気持ちがラクになりますし、何らかのアドバイスをもらえる可能性があります。紹介会社に相談をすれば、転職活動への的確なアドバイスや求人紹介を受けることができます。転職活動の成功率を高められるでしょう。



年収が減る可能性が高い

看護師は福利厚生が充実していて夜勤手当もあることから、一般的な仕事より年収が高い傾向にあります。そのため、他職種へ転職をすると、年収は減る可能性があります。家賃手当など各種手当もなくなるかもしれません。

年収が減れば、これまで好きなことに使っていたお金が使えなくなります。「転職したことで収入が下がり無駄遣いができなくなった」という方も少なくないようです。転職先の収入面をよく確認しておきましょう。



他職種へ転職するなら「転職サイト」か「紹介会社」を利用する

看護師から他職種へ転職する場合は、転職サイトや紹介会社を利用することをおすすめします。転職サイトや紹介会社を利用すれば、公開求人と非公開求人を合わせた多数の求人があり、希望者の条件に合った案件を紹介してくれるからです。

また、紹介会社であれば、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策なども行ってくれます。業界に精通したスタッフが的確なアドバイスをしてくれるため、転職活動が成功しやすくなります。不安も軽減され、安心して活動ができるようになるでしょう。

基本的に転職サイトや紹介会社は無料で利用できるため、うまく活用をして満足のいく転職活動を実現してください。



看護師経験も活かせるおすすめ転職先4選

看護師経験を活かせる転職先には、クリニカルスペシャリストや産業看護師などがあります。医療現場を知り、専門知識のある看護師経験を活かしながら、規則的な生活を送ることが可能です。ここでは、看護師経験も活かせるおすすめ転職先4選について見ていきましょう。



クリニカルスペシャリスト

クリニカルスペシャリストとは、医療機器メーカーなどに勤めて自社製品の開発や営業を行う仕事です。医療機器や用具の開発・営業には専門的な医療知識が必要なため、看護師として医療現場で働いた経験が重宝されます。

看護師経験者向けの求人も多いため、クリニカルスペシャリストはフィールドナースとも呼ばれています。クリニカルスペシャリストは一般企業に就職するため、夜勤もなくプライベートも充実させやすいです。規則的な生活ができるでしょう。求人数が豊富で年収も高い案件が目立ちます。



産業看護師

産業看護師とは企業内看護師とも呼ばれ、一般企業の医務室などで働く看護師のことです。会社の従業員の健康相談やカウンセリング、ケガなどの処置を行います。また、健康診断のサポートをすることもあります。

デスクワークも多いため病院とは異なる働き方にはなりますが、看護師経験を活かして働ける仕事です。基本的には平日勤務で土日祝日は休みになるので、プライベートの予定も立てやすいでしょう。



CRA・CRC

CRAとは臨床開発モニターのことで、CRCとは治験コーディネーターです。CRAは、新薬の治験が適切かどうかモニタリングを行います。CRCは製薬会社と患者との間に入り治験をサポートする仕事です。CRAは製薬会社に所属し、CRCは病院に勤務します。どちらも看護師経験を活かせる仕事で、土日祝日はお休みです。



MR

MRは、医薬情報担当者のことで、製薬企業の営業担当者として医療用医薬品の情報を扱います。医薬品の安全性や有効性、使用上の注意点などの情報提供を医師や薬剤師に行います。また、情報提供だけでなく、医薬品に関するフィードバックを受け、製品開発に活かす仕事です。

高度な専門知識が必要となるため、未経験の方よりも看護師経験がある方が有利だと言えるでしょう。



早速、他職種への転職活動を始めてみましょう!

ここでは、看護師から他職種へ転職するメリットや注意点、おすすめ職種について解説しました。看護師から他職種へ転職をすれば、プレッシャーから解放され、規則的な生活ができるようになります。

クリニカルスペシャリストやMR、産業看護師などの仕事は看護師経験を活かすことも可能です。他職種への転職を希望している方は、早速、転職サイトや紹介会社を活用して求人をチェックしてみましょう。



監修:鈴木麻友子
・キャリアコンサルタント


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