転職時、看護師の自己PRはどのように行ったら良いの?自己PRのポイントと注意点をお教えします。 |ファイナンシャルフィールド

転職時、看護師の自己PRはどのように行ったら良いの?自己PRのポイントと注意点をお教えします。

終更新日: 2021.03.01 公開日: 2021.02.27

横島孝之

人事マネージャー、2級FP技能士、キャリアコンサルタント

2児のパパ。   電機メーカーの人事として20年経過。研究~開発~営業と幅広いユニットの人事を担当し、多くの従業員のキャリアアドバイスを行ってきました。   座右の銘は「温故知新」   近年は、VUCA時代に突入し、デジタル化やAIの浸透等環境も大きく変わりつつあり、「キャリア」も会社中心の検討から、個人(価値観やライフプラン)を中心とした検討に変化する中、一人ひとりが大切にしている価値観やライフプランも認識した上でキャリアアドバイスすることを信条に活動しています。

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看護師は離職率が高い職業のひとつです。そのため、転職を何度も経験する方も多くいます。転職の面接では、自己PRを求められることも多いです。しかし、自分の経験や強みをどのように話せばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか?今回は看護師の離職率の状況と、看護師として転職する際に行う自己PRのポイントについて詳しく解説します。

看護師は離職率が高いため転職を行う頻度が多い

看護師の離職率は非常に高く、公益社団法人日本看護協会「2019年病院看護実態調査」の結果によると正規雇用の看護師離職率は10.7%、既卒採用者の離職率は17.7%となっています。

厚生労働省の「2019年雇用動向調査結果」を見ても、以前に比べると少し落ち着いてきているものの、他の職業と比較すると離職率は高くなっています。しかし、離職率は高くなっているものの、看護師そのものを辞めるということはなく転職して他の職場で働くケースが多くなっています。



看護師の離職率が高い理由って何?

上記で解説したように看護師は離職率が高くなっています。 しかし、なぜ看護師は離職率が高くなってしまうのでしょうか?その理由としてはさまざま考えられますが、ここでは主な理由について解説します。

●転職先が見つけやすいため
●出産・育児に専念するため
●スキルアップのため
●人間関係が悪いため
●夜勤など労働環境がつらいため



転職先を見つけやすい

看護師は離職率が高い職業のため、多くの医療機関では看護師不足に悩んでいます。また、看護師は国家資格を有し代替が容易ではないため、看護師の募集を絶えず行っている医療機関がほとんどです。

転職後に関しても、全ての業務内容とはいかないものの、共通している業務も多く存在するため、スムーズに業務を行えるようになります。 このように看護師という職業の特徴もあり、一般的な企業とは違って転職が多い状況になっています。



出産・育児に専念するため

看護師の多くは女性となっており、その割合は実に90%以上となっています。そのため、結婚後に妊娠や出産し、その後の育児などといったライフイベントに専念したいという理由で仕事を続けることが難しくなった結果、離職や転職を行うケースが多くみられます。

産休・育休制度が整っている医療機関の場合であれば、産休・育休後に復帰するケースもみられますが、そうでない場合出産をきっかけに現在働いている職場を辞めて、育児が落ち着いたら別の医療機関へ転職するケースも多くみられます。

育児をきっかけに転職をする場合は1~2年間のブランクがある場合が多くみられますが、場合によっては5年、もしくは10年以上ブランクがあいてしま う場合もあります



スキルアップのため

転職の理由としてスキルアップをあげる場合もあります。 難易度の高い資格を取得するために通勤時間や勤務時間を見直し少しでも時間を確保すべく転職を決意する人もいれば、将来的に主任、病棟師長、看護部長などのキャリアに就くことを想定し、このタイミングで異なった経験を積むべく転職を決意する人もいます



人間関係が悪いため

看護師の転職理由として非常に多いのが人間関係です。看護師は患者さんからいつ何時呼び出しがあるかわからない状況の中で仕事をしているので、身体面・精神面ともにハードな状況にあり、ストレスがたまりやすくなっています。

そのため、同じ現場でスタッフの動きが少しでも遅くなってしまうとストレスがたまり、そのようなことが長い期間蓄積されてしまうと態度に出てしまい人間関係に影響が出てしまいます。



夜勤など労働環境がつらいため

看護師は24時間365日休みなくシフト制で労働しています。そのため、交代で夜勤に入るなど労働環境は非常につらいものになります。就職した当初は夜勤なども乗り越えてきたものの、長い間夜勤などの労働環境を経験すると身体・精神面ともにつらくなり転職を考えることも多くみられます。



看護師の自己PRの書き方ポイント

転職する場合、自己PRは非常に重要になります。転職理由はマイナスではなく少しでもプラスに見せることが重要になります。 ここでは看護師の自己PRを書く上でどのような手順で考えていけば良いのかのポイントを解説します。

ポイント

1.今までの経験や自分自身の強みを考える
2.その経験や自分自身の強みで何を得ることができたかを考える
3.その経験や強みを今後どのように活かしていくのかを考える



1.今までの経験や自分自身の強みを考える

最初に考えることは「今までの経験や自分自身の強みを考える」ことです。看護師の転職時において今までの経験というのは非常に有効な自己PRになります。以前まで働いていた医療機関の規模、どのような診療を担当していたのか、就いていた役職があればそのこともしっかり伝えるようにします。



2.その経験や自分自身の強みで何を得ることができたかを考える

今までの経験や自分自身の強みを伝えただけでは、自己PRとして不十分です。自分自身の魅力を十分に伝えるためには、今まで経験した内容や強みでどのように貢献することができたのか、何を得ることができたのかなどしっかりと伝わるようなエピソードを加えるようにします。実際のエピソードを加えることで自分だけのオリジナルな内容となり、良い印象を与えやすくなります。



3.その経験や強みを今後どのように活かしていくのかを考える

さらに深い内容にしていくためには、これまでの経験などを活かして今度どのように貢献することができるのかを考えます。そうすることによって過去の経験を転職先でどのように活かすのかをしっかりとアピールすることができるようになります。



看護師の自己PRを行うときの注意点

看護師として転職する際はしっかりと自己PRを行うことが重要になりますが、誤った自己PRを行うことにより逆効果となってしまう場合があります。ここでは看護師が自己PRを行うにあたって注意すべき下記の内容について解説します。

注意すべき点

1.志望動機と自己PRを混同しないようにする
2.否定的な内容はできる限り使わないようにする
3.経験や強みを羅列して使用しないようにする



志望動機と自己PRを混同しないようにする

自己PRを伝える際によくあるミスが志望動機と自己PRの内容がよく似てしまうことです。自己PRというのは今までの経験から得たスキルなど過去の経験を活かして自分自身のアピールポイントを伝えることを言います。つまり、これまでの経験で得た結果や強みをしっかりと伝えることが重要になります。



否定的な内容はできる限り使わないようにする

自己PRを行うにあたって否定的な内容を伝えてはいけません。看護師として転職する場合は以前勤めていた医療機関で得たことを中心にポジティブな内容で伝えるようにします。自己PRを聞いた人に「この人と一緒に働きたい」という気持ちに少しでもなってもらうことが重要です。



経験や強みを羅列して使用しないようにする

前職など今まででどれだけ貴重な経験や強みを得たとしても、その内容を羅列しただけでは内容は伝わりません。せっかくの貴重な経験や強みがうまく伝わるようエピソードもちりばめつつ、ストーリーをしっかり構成することも重要です。



看護師の自己PRは今後にどう活かすかがポイント

看護師というのは転職がよく行われる職業です。しかし、看護師の転職というのは基本的な業務内容が大きく変わらないため、前職で得たことをしっかり自己PRとして伝えることができれば内定への道が拓けます。

自己PRのポイントとしては前職など今まで得たことを今後どのように活かしていくのかということをしっかり自己PRすることが重要です。



出典
公益社団法人日本看護協会「2019年病院看護実態調査」
厚生労働省「2019年雇用動向調査結果」
厚生労働省「平成 30 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」


監修: 横島孝之
・人事マネージャー
・2級FP技能士
・キャリアコンサルタント


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