最終更新日: 2020.03.23 公開日: 2020.03.01
老後

あなたはシニアになっても働きますか?働くシニアに聞いた、働き方や賃金への満足度とは

定年を迎えたあとは、貯金や年金で悠々自適なシニアライフ……という青写真を描かれている人も少なくないと思います。
 
しかし、実際のところはそううまくいかないもの。
 
金融庁が、95歳まで生きるには夫婦で約2000万円の貯蓄が必要とする案を発表し、その後報告書を撤回したという騒動も記憶に新しいですね。
 
定年後も仕事を続けたり、シニアの求人で新たに仕事を始めたりする人もいる昨今。現在の仕事や賃金について、世間のシニアはどのように考えているのでしょうか。
 
日本労働組合総連合会が発表した、「高齢者雇用に関する調査2020」(※)をチェックしてみましょう。
 
 
FINANCIAL FIELD編集部

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働く時間は?賃金は?シニアの労働実態について

シニアとひとくちに言っても、定義はさまざま。この調査では、45歳~69歳の有職者を対象にしています。まず、仕事の内容について見てみましょう。
 
【現在の仕事の内容】
<45歳~59歳まで>
1位:事務・オフィスワーク 32.0%
2位:製造・工場・倉庫   12.3%
3位:医療・介護・福祉   10.7%
 
<60歳以上>
1位:事務・オフィスワーク 30.3%
2位:医療・介護・福祉    9.3%
3位:サービス・警備・清掃  8.8%
 
これを見ると、多くのシニアは内勤であるということがわかります。
 
また、60歳以上の3位には、警備や清掃の仕事も。たしかに、ビルの警備や清掃で、シニアが元気に活躍している姿を見かけることも少なくありません。
 
次に、60歳以上の労働時間を見てみましょう。
 
【1日に何時間程度働いているか(60歳以上)】
1位:8時間 42.0%
2位:7時間 17.5%
3位:6時間 10.0%
→平均6.8時間
 
【1週間に何日程度働いているか(60歳以上)】
1位:5日 54.5%
2位:4日 19.5%
3位:3日 10.3%
→平均4.5日
 
アルバイト感覚でゆるりと働いているのではなく、1日8時間で週5日労働という人が一番多いという結果になりました。これは働く意欲のあるシニアが多いということだけでなく、シニア世代の労働力に若い世代と同等レベルの期待を寄せる企業が多いということの表れともいえそうです。
 
では、そんなシニア世代の収入はどれくらいになるのでしょうか。
 
【1ヶ月の賃金(税込)はいくらくらいか(60歳以上)】
1位:20万円~25万円未満 20.5%
2位:5万円~10万円未満  20.0%
3位:15万円~20万円未満 19.3%
→平均18.9万円
 
ボリュームゾーンは5万円~25万円未満という結果になりました。
 
平均をとると、60歳以上は「週4.5日」「1日6.8時間」で働いて賃金が「18.9万円」ということがわかります。仮に時給換算すると、1300円台になるのですね。
 

シニアの仕事や賃金に対する満足度は?

シニアの働き方や収入がわかったところで、次はシニアの仕事・賃金の満足度について見てみましょう。
 
【現在の仕事についての満足度(60歳以上)】
<働き方>
・満足している  70.3%
・満足していない 29.8%
 
<労働時間>
・満足している  73.8%
・満足していない 26.3%
 
<労働日数>
・満足している  73.3%
・満足していない 26.8%
 
<仕事内容>
・満足している  71.5%
・満足していない 28.5%
 
<賃金>
・満足している  44.0%
・満足していない 56.0%
 
働き方、労働時間、労働日数、仕事内容については、満足していると回答した人が軒並み70%台なのに対し、賃金だけがガクッと低い結果に。満足していないと答えた人のほうが上回っています。自分の思うどおりの仕事で満足して働けてはいるものの、もう少しお金はほしいといった本音が垣間見える回答になりました。
 

何歳まで、なんのために働きたいか

ところでみなさんは、何歳まで働こうと考えていますか?
 
お金のためなのか、毎日の生活に張り合いを持たせるためなのか……理由はさまざまだと思います。最後に、全回答者に今後何歳まで働きたいか、60歳以降も働きたいと思うのはなぜかと聞いた結果を見てみましょう。
 
【今後、何歳まで働きたいと思うか】
平均:67.4歳
 
【60歳以降も働きたいと思う理由】
1位:生活の糧を得るため  77.0%
2位:健康を維持するため  46.2%
3位:生活の質を高めるため 33.9%
 
やはり1位は、生活の糧となる収入を得るためでした。仕事をして社会と関わることで、健康で健全な生活を送りたいと考える人も多いようです。
 
これからさらに高齢化社会が進むことが予想されています。自分が将来何歳まで働くか、いまの仕事を続けるのかシニアの求人で新しい仕事を探すのかなど、いまのうちからシミュレーションしておいてもよさそうですね。
 
出典
※日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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