更新日: 2022.12.28 定年・退職

定年後におすすめの仕事って?「体力に自信がない」「特別な資格がない」でも大丈夫? おすすめの仕事「5選」を紹介!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

定年後におすすめの仕事って?「体力に自信がない」「特別な資格がない」でも大丈夫? おすすめの仕事「5選」を紹介!
人生100年時代といわれる現代において、定年後も働いている人は多いことでしょう。働き方は定年前と同じ会社で再雇用となるケースや、新しい仕事にチャレンジするケースなどさまざまです。本記事では、定年後に働く人の現状と、定年後におすすめの仕事について解説しています。
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定年後に働くことは珍しくない

内閣府が公開している「令和4年版高齢社会白書」によると、60歳以上の方の中で働いている人の割合は、直近10年間で増加しているのがトレンドです(図表1)。
 
図表1 男女別60歳以上の就業状況
 

60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性 82.7% 60.4% 41.1%
女性 60.6% 40.9% 25.1%

 
総務省 労働力調査(令和3年)を基に筆者作成
 
昔と違って、定年後に働くことも決して珍しくなく、むしろ普通であるといえるでしょう。
 

元気な高齢者は増えている

定年後も働くためには、健康である必要がありますが、人が何歳まで健康でいられるかを示す指標としては「健康寿命」があります。健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる期間のことです。「令和2年版厚生労働白書」によると、平均的な健康寿命は、男性72歳、女性74歳ほどとなっています。
 
60歳で定年とすると、その後10年以上は健康的に過ごせるという計算になりますのでその間、何もしないよりは働いた方が人生を有意義に過ごせるかもしれません。
 

定年後におすすめの仕事5選

それではここからは具体的に、定年後におすすめの仕事をみていきましょう。
 

オフィスワーク

オフィスワークは、パソコンなどを使い、会社の事務的な仕事全般を指します。細かい業務内容は会社によりますが、データ入力、書類作成、電話・メール対応、郵便物の仕分け、他雑務といったように多岐にわたります。
 
パソコンのスキルに自信のある方や裏方業務が好きな方に向いています。基本的には室内で座っての作業ですので、体力が衰えてきている・外での作業はつらいといった方に特におすすめです。
 

軽作業

軽作業とは、工場などで行う単純作業のことです。「シール貼り」や「仕分け」、「箱詰め作業」などが該当します。「在宅」でできる仕事もあり、仕事内容も多種多様なので、自分に合ったものを探すことができるでしょう。同じ作業を黙々と続けることが好きな方に特におすすめといえます。
 

警備業

警備業は法律で1~4号に分類されています。このうち「1号警備」には施設警備、巡回警備、保安警備、機械警備、空港保安警備が含まれています。「2号警備は」交通誘導と雑踏警備が該当します。「3号警備」は輸送警備等で貴重品等の運搬や警備です。
 
「4号警備」はボディガードとも呼ばれる身辺警備です。全国警備業協会によると、全国の警備員のうち60歳以上が占める割合は45.1%で、2号警備で活躍するシニアが多い傾向です。仕事中は立っていることが基本ですし、真夏や真冬に外で行うこともあるため、体力に自信のある方が向いています。
 

マンション・ビルの管理人

マンション・ビルの管理人(管理員)とは、管理人としてマンションやビルを安全・快適な状態に維持していく仕事です。建物の範囲としては、学校やホテル、病院といったように幅広い建物で必要とされています。仕事内容は清掃、ゴミ出し、設備点検、受付、問い合わせ対応などが主となります。
 
基本的には室内での仕事であり、身体に負担がかからず、特別な資格も必要ありませんが、採用枠が限られ競争になった場合、関連資格を保有していると有利にはたらくかもしれませんが、日常業務で資格は特に必要ではないようです。
 

清掃員

清掃員はイベント会場やビル、病院、工場などさまざまな場所で清掃を行う仕事です。体力を使う仕事ですが、掃除をすることが好きという人には向いているでしょう。
 

自分の条件と照らし合わせ、最適な仕事を探そう

定年後にはこれまでと異なり、好きなことを仕事にしたいという方も多いものです。とはいえ、例えばどれだけ興味があっても、通勤時間がものすごくかかったり、体力面がきつかったりしたら長続きしないかもしれません。
 
これまでの経験や興味、家族の考えなどを踏まえ、最適な仕事を探しましょう。
 

出典

内閣府 令和4年版高齢社会白書 第2節 高齢期の暮らしの動向

厚生労働省 令和2年版厚生労働白書

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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