更新日: 2023.03.01 セカンドライフ

老後のお金の不安を解消するツールを手に入れよう

執筆者 : 秋口千佳

老後のお金の不安を解消するツールを手に入れよう
老後のお金について不安を抱くのは年代を問わず同じで、投資に注目が集まるのもその影響の1つです。その「老後のお金の不安」を解消することができれば、それはうれしいですよね。
 
今回は、その不安を解消するための1つのツールについてお伝えします。
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

老後のお金の不安はどこから生じるのか

老後のお金の不安は何が原因で生じるのか。それは将来に入ってくるお金と出ていくお金が予測できていないからです。
 
出ていくお金に比べて入ってくるお金は、比較的予測はしやすいですが、会社員であっても10年後の自分の給料は予測しづらいですし、原則65歳以降に受給できる公的年金の金額も、働き方により変化するので、さらに予測はしづらいです。
 
出ていくお金は家計簿をつけているから毎月把握していますという人であっても、10年後の支出がどのようになっているかは、把握しづらいものです。家計簿をつけていない人であれば、なおさらです。
 
将来に入ってくるお金と出ていくお金をしっかり予測することで、お金の不安は減少します。
 

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ライフプランを考える

将来のお金がどのように増減するのか、知りたいのは誰しも同じです。よくある質問に「このままの生活で老後は生活できますか」というものがあります。
 
おひとりさまであれ、おふたりさまであれ、お子さまのいるファミリーであれ、「このままの生活」とはどういったものなのかを考える必要があります。このままの生活がずっと続くことは、ほぼ考えられないので、ライフプランをイメージすることが重要です。
 
まずは働き方です。「何歳まで働くのか」が一番重要です。それは入ってくるお金の金額が全く違うからです。次に重要なのは、子どもの成長に伴うお金の支出です。これはファミリーの方限定となりますが、お子さまがどういった教育プランなのかにより、出ていくお金の金額は全く違います。
 
もちろんその他にも、住宅や車の購入・買い替え、自営業なのかサラリーマンなのか、日本に住むのか海外に住むのか、など、自分自身が将来どういった生活を送りたいのか、または家族とどういった生活を送りたいのか、といったことまで考えないと、将来のお金の不安を解消させるのは難しいかもしれません。
 

将来のお金の不安を解消させるツール、それが「キャッシュフロー表」

ライフプランがある程度固まったら、いよいよお金の不安を解消させるツールを使って、将来のお金の収支を予測する作業に入ります。そのツールとは、「キャッシュフロー表」です。
 
インターネットで「キャッシュフロー表」と検索すると、日本FP協会の「便利ツールで家計をチェック(※)」が出てきます。
 
こちらは日本FP協会が提供している家計把握のための便利ツールです。簡単な計算式が入ったエクセルがあり、キャッシュフロー表を作成することでライフプランに沿ったお金の流れを視覚的に数字で見ることができます。
 
この表は、年間収支が分かっていないと作れないので、まずは今の年間収支を把握し、次にライフプランをイメージし、最終的にキャッシュフロー表を使ってお金の将来の収支を把握していくというステップになります。
 

 

1回きりではない

キャッシュフロー表は、1回作っておしまいではなく、自分の生活に合わせて随時更新する必要があります。理想は、年に一度更新することです。
 
仮に、一度作って生涯お金に困ることがない、と分かったとしても、人生において何が起こるかは分かりません。良い方向にぶれることは問題ありませんが、悪い方向にぶれると、お金の流れは過去の予測と全く異なる結果になります。
 
そのためにも、ステップアップ方式で、「年間収支を把握する」→「ライフプランを考える」→「キャッシュフロー表を作成する」→「キャッシュフロー表を更新する」という流れで、生涯お金に困ることのないような予測をしておくことは、大切です。ぜひ、チャレンジしてみてください。
 

出典

(※)日本FP協会 便利ツールで家計をチェック(家計のキャッシュフロー表)
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士