最終更新日:2019.01.07 公開日:2017.05.12
年金

iDeCoはこんな制度です④ お薦めする三つ目の理由〜受け取る時にもお得な控除が受けられる

iDeCoには3つの税制優遇があり、これまでに2つを紹介しました。3つ目の税制優遇は受取時に控除が受けられることです。一時金として受け取れば「退職一時金控除」年金として受け取れば「公的年金控除」。受け取り方は、受取時の状況に応じて組み合わせることも出来ます。老後に向けて準備した資金をどのように活かすのか、ライフプランを考えるきっかけにもなります。
宮﨑真紀子

執筆者:

Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

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宮﨑真紀子

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Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

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老齢給付金の受け取り方

iDeCoの老齢給付金は原則60歳から受け取ることが出来ます。この「原則60歳」ですが、60歳到達時に確定拠出年金に加入していた期間(通算加入者期間)が10年以上あれば60歳から受け取ることが出来ます。50歳以上で初めて加入した人は、受取り開始年齢が60歳ではなく、後ろにズレていきます。例えば、今51歳でiDeCoを使って老後の準備を始めよう~という方。61歳から70歳の間で受取り手続きをすることになります。同様に55歳なら63歳から70歳です。いずれの場合も70歳になるまでに受け取り方法を選択します。

受取方法は
【一時金】一括で受け取る
【年金】5年以上20年以下の範囲で指定 
    年間受取回数は1・2・3・4・6・12から指定
【一時金と年金の併給】10~90%の範囲(10%刻み)で一時金の割合を指定
この受け取り方法によって、3つ目の税制優遇の使い方が変わってきます。
一時金として受け取った場合に使えるのは「退職一時金控除」(下図参照)です。

図_年金4

また年金として受け取った場合は「公的年金控除」(下図参照)が使えます。

図_年金5

シニアライフを考える

どの方法で受け取るのが良いか?ということになりますが、受取る退職金や公的年金と併せて考える必要があります。そもそもこの制度は、60歳で退職して65歳から年金を受給するというモデルの中で、空白になった5年間を補完するための有期年金制度と考えられます。税金のことだけを考えると、退職金の金額と在職年数によって決まる控除額がポイントになりますが、税金の優遇よりも大切なことがあります。それはライフプランです。定年時期も60歳から65歳へと移行して、更に定年制度自体が今後無くなる可能性もあります。60歳にこだわることなく、ライフプランにあった受け取り方や受け取り時期を決めることをお勧めします。63歳の時に家のリフォームをする~といった計画があるのなら、その時期に一括で受け取ることが出来ます。また65歳から暫くは夫婦で旅行を楽しみたい~ということでしたら、65歳からの数年間を年金方式で受け取って大いに楽しむというのも良い方法だと思います。iDeCoは60歳まで引き出すことが出来ません。引き出せないからこそ、着実に残すことができます。経済的なゆとりが見えてくれば、シニアライフも楽しみになってきます。

先日、「とても良い制度なので始めたいのですが、加入できますか?」といったご質問を受けました。残念ながら、掛金を拠出できるのは60歳までです。老後資金を猛スピードで準備したい60歳以降の方には利用できないのです。やはり、早く始めることが良策です。

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