2017.05.26 年金

〈どうする?パート主婦の確定拠出型年金〉 ②自分自身の老後のためにできることを考えよう!

パート主婦が確定拠出型年金に加入するメリットはあるのでしょうか?
1回目は、節税のメリットを生かして、さらなる収入アップを目指す方法をお伝えしました。
2回目は、将来の年金受取時のメリットと自立した老後の生活設計のための利用方法を考えます。

確定拠出年金は将来の節税メリットもある

将来受け取れる年金額が増えるのはうれしいですが、受けとる時にまた税金がかかるのでは?と心配する人もいるでしょう。
確定拠出年金を年金として受け取る場合、公的年金控除の対象となります。国民年金や厚生年金などの公的年金と合わせて120万円までは課税されません(65歳以降受け取りの場合)。ちなみに個人年金保険の受け取り時には、こういった控除はありません。

また一時金として受け取る場合は、退職所得控除の対象になります。加入期間が20年以下では「40万×拠出年数」、20年以上では「800万+70万×(拠出年数-20)」が控除され、残りの2分の1に対して課税されることになります。
40歳から初めて60歳まで月2万円ずつ掛け金を払い続けると480万円になります。この金額を一時金として受け取ると全額控除されることになります。
ただし、個人型確定拠出年金の掛け金を拠出できるのは60歳までで、それ以降は運用のみが可能となります。したがって早く始める方が、得られるメリットは大きいと言えます。
受給方法(一時金のみ、年金のみ、一時金+年金)は、受給開始時に選択できます。公的年金控除と退職所得控除、両方をうまく使って最大限節税のメリットを受けたいものです。

黒澤佳子

Text:黒澤佳子(くろさわよしこ)

CFP(R)認定者、中小企業診断士

システム監査技術者、不正検査士(CFE)
アットハーモニーマネジメントオフィス代表
栃木県出身。横浜国立大学卒業後、銀行、IT企業、監査法人を経て独立。個別相談、セミナー講師、本やコラムの執筆等を行う。
毎日小学生と高校生の子育てに七転八倒しながら、明日の子供たちが希望を持って暮らせる社会の実現を願い、金融経済教育に取り組んでいる。
また女性が自分らしく希望を持って生きられるよう、女性起業家支援を中心に経営サポートを行っている。
大学では会計、マーケティング、経営、経済等のビジネスの基本科目の講義を担当。
https://www.atharmony-office.jp/

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