最終更新日:2019.03.12 公開日:2018.06.19
年金

リタイヤ後の海外ロングステイ。公的年金だけでも出来ますか?

海外ロングステイにかかる滞在費を試算してみましょう!

「海外ロングステイ」は旅行でもありませんし、海外に移住して生活するわけでもありません。一般的には、生活の軸は日本に置きながら、海外の1ヵ所に長く滞在することが「海外ロングステイ」だとされています。
まず、第一関門として、旅行会社に手配等をお願いするのではなく、ご自身が航空券や滞在場所をネット等で予約できるようになる必要があります。それができれば、一人前のロングステイヤーです。ここでは、皆さんが海外ロングステイされる際、どれくらいの予算が必要なのか、滞在費用等の資金試算をイメージした、下の図で確認してみましょう

■まず現在の年収金額を計算
タイ国のチェンマイに2カ月間ロングステイした場合の費用を試算しました。大きく毎月の収入と支出を計算し、一時費用と分けて計算します。
初めに現在の年金収入等を計算し、自宅の維持に必要な固定資産税や管理費、国民健康保険料等費用、さら使わなくても発生する電気・ガス・水道の各基本料金、通信・警備費用等を算出します。
つぎに渡航にかかわる自宅から空港までの交通費、航空券代、海外に持っていく道具器具等の準備費を記入します。
 

■生活費
海外での住居費用、食費、通信費(日本語有料放送やプリペイド携帯電話)も必要です。これらを計算していくと、1日にかかる夫婦の生活予算を設定できます。(タイのチェンマイは500B/日で約1600円を目標)
一番大事なのは現地で何をしたいのか(試算では夫婦で二週間ごとにゴルフコース及び卓球教室に通う)を考えることだと思います。
最後に試算した結果、予算が不足する場合、預貯金を取り崩し、補填します。

日本の生活基盤の維持にもお金がかかる

海外ロングステイは日本に生活基盤を残しつつ、海外に滞在する為、海外と国内の費用が両方かかります。国内の生活基盤の維持費と往復の航空券等の交通費用を最初から見込んでおく必要もあります。タイの物価が安いといっても、日本で暮らしているときと変わらないか、それ以上の予算がかかってくることも少なくありません。今回のタイの試算のケースでは、6カ月以上滞在すれば預貯金を取り崩さないで海外ロングステイが可能となります。
しかし、半年間、留守にする事になりますので、自宅の管理(郵便物受け取りや換気清掃等の作業など)を任せられる人や業者を決めておくことも重要です。

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束野浩

執筆者:束野浩(つかの ひろし)

ロングステイ財団登録アドバイザー

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
鹿児島県出身。電機メーカに入社後、銀行の情報システム営業を経て、平成25年FPとして独立。転勤族かつ趣味の旅行が高じて、渡航歴40数回。日本全国に宿泊した経験を活かし、ロングステイに関する個別相談やセミナー講師を務めている。日本FP協会福岡支部の幹事やマンション管理組合理事長、九州ロングステイ同好会の幹事の経験を活かしつつ、年金支給開始年齢65歳時代となるまでに、定年前からどのような準備をすれば良いのか等、健康年齢までにやっておきたい事、定年後の生活レベル向上へのアドバイスなどを中心に活動中。



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