最終更新日: 2020.12.09 公開日: 2020.12.14
年金

年金請求書を見逃さないように注意! 見方と提出方法を解説

執筆者 : 中村将士

「年金請求書」が日本年金機構から届いて、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。今回は「年金請求書」とは何か、どこを見たら良いか、提出するにはどうしたら良いのかについて解説します。
中村将士

執筆者:

執筆者:中村将士(なかむら まさし)

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

中村将士

執筆者:

執筆者:中村将士(なかむら まさし)

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

年金請求書の概要

年金請求書とは、読んで字のごとく、年金を請求するための書類です。年金は自動的に受け取れるものではなく、所定の手続きを行う必要があります。そのための書類が、年金請求書です。逆にいえば、年金請求書を提出しなければ、年金を受け取ることができないということです。
 
年金請求書は、以下の要件を満たした方に対し、受給開始年齢に到達する3ヶ月前に送られてきます(事前送付)。
 
・受給開始年齢に達する
・老齢年金の受給権が発生する

 
受給開始年齢は、原則として65歳です。老齢年金の受給権については、老齢基礎年金と老齢厚生年金とで異なります。老齢基礎年金の受給権が発生するためには、10年以上の受給資格期間(加入期間)が必要です。
 
老齢厚生年金の受給権が発生するためには、老齢基礎年金の受給資格期間を満たした上で、厚生年金保険の被保険者期間があることが必要です。

年金請求書の確認箇所

事前送付の年金請求書には、以下の事項についてはあらかじめ印字されています。
 
・郵便番号、住所
・氏名(フリガナ)
・性別
・基礎年金番号
・生年月日
・年金加入記録

 
特に、年金加入記録については年金の受給額に影響してきますので、しっかりと確認する必要があります。もし漏れや誤りがあった場合には、年金事務所に問い合わせるようにしましょう。その他の印字内容が異なっている場合には、二重線を引いて訂正します。

年金請求書の提出までの流れ

印字内容を確認したあと、年金請求書の提出までの流れとしては、以下のようになります。
 

  • (1)年金請求書への記入
  • (2)添付書類などの用意
  • (3)提出

 
年金請求書に記載する事項は、以下のとおりです。
 

記載する事項
  • 住所のフリガナ
  • 署名
  • 電話番号
  • 年金の受取口座
  • これまでの年金の加入状況
  • 現在の年金の受給状況、雇用保険の加入状況
  • 配偶者、子について
  • 加給年金額に関する生計維持の申し立てについて
  • (委任状)

 
上記とは別に、「(日本年金)機構独自項目」として、以下の内容についても記入します。
 

記載する事項
  • 本人について
  • 配偶者について
  • 振替加算に関する生計維持の申し立てについて
  • 公的年金等の受給者の扶養親族等申請書について

 
添付書類などについては、以下のものを用意しておく必要があります。
 

添付書類など
  • 年金証書、年金手帳、基礎年金番号通知書
  • 恩給証書
  • 雇用保険被保険者証、雇用保険受給資格者証、高年齢雇用継続給付支給決定通知書
  • 戸籍謄本、戸籍抄本
  • 住民票
  • 所得証明書、課税証明書
  • 印鑑
  • 請求者名義の預金通帳、貯金通帳、キャッシュカード
  • 在学証明書、学生証
  • 健康保険被保険者証、共済組合員証
  • その他、医師の診断書など

 
提出は65歳になってから行います。提出方法は、郵送するか、年金事務所または年金相談センターの窓口に持参するかのいずれかになります。

まとめ

年金請求書とは、年金を受給するために提出が必要な書類です。年金は自動的には受け取ることができず、必ず手続きをしなければなりません。
 
年金請求書は、受給開始前に日本年金機構から事前に郵送されてきます。郵送されてきたら、まずは印字されている内容を確認しましょう。その上で、必要事項を記入していきます。
 
提出するにあたっては、さまざまな書類を添付する必要がありますので、しっかりと確認し、準備しておくようにしましょう。年金請求書の提出は65歳になってから行います。郵送するか、年金事務所などに持参するかの方法により提出を行います。
 
年金を受け取るための請求手続きをしっかりと把握して、スムーズに年金を受け取れるようにしておきたいものです。
 
出典
日本年金機構 「年金の請求手続きのご案内」
日本年金機構 「年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付 事前送付用)(記入例)」
日本年金機構 「老齢年金の請求手続きのご案内」
 
執筆者:中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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