更新日: 2023.05.11 その他年金

年金額の確認に「ねんきんネット」や「マイナポータル」が使えるって知っていますか?

執筆者 : 下中英恵

年金額の確認に「ねんきんネット」や「マイナポータル」が使えるって知っていますか?
将来のマネープランを立てるうえで、自分がいくら年金をもらうことができるのか事前に把握しておくことは大切です。
 
年金の記録は、自宅に郵送されてくる「ねんきん定期便」のほか、「ねんきんネット」や「マイナポータル」という仕組みを使うといつでも確認することができます。本記事では、年金額の確認方法についてご紹介します。

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下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

ねんきん定期便とは?

自分の年金の記録を確認するのに、「ねんきん定期便」を活用しているという方は多いでしょう。ねんきん定期便は毎年誕生月にはがきで郵送されてきます。
 
そして以下のとおり、年齢によって記載されている内容が異なります。


50歳未満:

最近の月別状況、これまでの保険料納付額(累計額)、これまでの年金加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額
 
50歳以上:
最近の月別状況、これまでの保険料納付額(累計額)、これまでの年金加入期間、老齢年金の種類と見込み額(年額)

なお、35歳、45歳、59歳の節目の年は、はがきの代わりに詳細な年金の記録が記載された封書のねんきん定期便が届きます。
 

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ねんきんネットとマイナポータルで確認が可能

紙で確認ができるねんきん定期便は分かりやすいですが、年に1回しか郵送されないため、最新の情報をすぐに確認することができません。また、紛失してしまうリスクもあります。
 
そのようなときに便利なのが、「ねんきんネット」です。ねんきんネットは、インターネットで自分の年金の情報を手軽に確認できるサービスです。ねんきんネットでは年金の記録をはじめ、年金見込み額の確認、電子版ねんきん定期便の確認ができます。
 
さらに、このねんきんネットの情報は「マイナポータル」と連携して確認することもできます。マイナポータルとは、マイナンバーカードを使って行政の手続きを行うことができる仕組みです。
 
登録手続きを行うことで、確定申告を電子的に行ったり、医療費や健康診断情報を確認したり、さらにねんきんネットの年金情報を見ることが可能です。
 
マイナポータル上では年金保険料の免除の申請や、学生の人が保険料の納付猶予を希望する手続きもできます。また、国民年金への加入申請もマイナポータルで行えます。
 
ねんきんネットとマイナポータルを使いこなすことで、年金情報の確認など生活に関わるさまざまな情報の管理が効率化されるでしょう。
 

ねんきんネットとマイナポータルの利用方法

ねんきんネットの利用や、マイナポータルからねんきんネットを確認するためには、あらかじめ利用登録が必要になります。マイナポータル経由でねんきんネットへの登録を済ませてしまうのが最も簡単でしょう。
 
具体的な手続きは以下のとおりです。
 

<マイナポータル経由でねんきんネットに利用登録する方法>


1.マイナンバーカードを利用して、マイナポータルにログイン

2.マイナポータルのトップページで「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」ボタンをクリック。利用規約等に同意する

3.連携手続きが完了すると「ねんきんネット」が表示される

4.メールアドレスを登録すると利用開始

 
なお、マイナポータルと連携せずにねんきんネットのみの利用登録をすることも可能ですが、その場合は基礎年金番号を使ってねんきんネットのユーザーIDを取得する必要があります。
 
利用登録手続きの詳細が知りたい方は、日本年金機構のホームページ(※)を確認してみましょう。
 

まとめ

ねんきんネットやマイナポータルは、最初に利用登録をするのが面倒に感じる方もいるかもしれませんが、一度登録してしまえばずっと使うことができます。
 
年金は私たちの生活に生涯関わるものなので、ねんきんネットやマイナポータルを活用して簡単に確認できるようにすると便利です。本記事でご紹介した内容を確認しながら、ぜひ利用登録を行ってみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 ねんきんネット
日本年金機構「ねんきんネット」の登録方法
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者