【年金法改正】60歳から起業しても、確定拠出年金の受給額を増やせる?

「人生最後の転職」、定年後の起業はそんな言い方ができるのかもしれません。定年後の起業というと、長く勤め上げたサラリーマンという立場から、ラストチャンスで今までやりたくてもできなかったことで稼ぐ、そんなイメージもあるかもしれません。
 
個人差はあるでしょうけれど、筆者の周辺ではどちらかというと、今までのキャリアを生かして、ちょっと切り口や視点を変えて、本来もっているスキルなどを生かす仕事をされている方が多いようです。
 
今回はそんな定年起業家の選択肢が増えることになる、老後資金専用の貯蓄手段である、確定拠出年金(DC)についてのお話です。
 
2020年5月29日に、参議院本会議において、年金制度改革関連法が成立、それに伴いDCに関する法律も改正され、60代の起業家にとってはありがたい内容となりました。
 
この内容の中から、1人起業家かつDC加入者にとって直接的に関係が深そうなテーマをご紹介していきます。