dカードは年会費永年無料、基本ポイント還元率1.0%のクレジットカードで、ドコモユーザーを中心に高い人気を誇ります。
しかし、dカードを利用している人の中には、締め日や支払日を正しく把握していない人もいるのではないでしょうか。いずれもdカードの利用代金の支払いをするにあたって重要な情報なので、正しく把握しておく必要があります。
本記事では、dカードの締め日と支払日、支払い方法を分割払い、またはリボ払いに変更する方法について解説します。その他にも、引き落とし日に支払いができないときの対処法などをまとめているので参考にしてください。
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dカードの締め日は毎月15日
dカードの締め日は毎月15日で、毎月16日~翌月15日までの利用代金が翌月の請求金額となります。毎月15日が土日祝日に重なったとしても、締め日に変更はありません。
ただし、締め日直前にdカードを利用した場合、請求情報がdカードに届かない場合があります。その場合の締め日は翌月の15日になるので、締め日直前の利用には注意してください。
締め日の翌月10日が利用代金の支払日
締め日の翌月10日がdカードの支払日となります。支払日とは、毎月16日~翌月15日で区切った利用代金を支払う日で、指定した金融機関口座から引き落とされます。
10日が金融機関の休業日である土日祝日の場合、口座から引き落とされるのは翌営業日です。引き落とし口座が残高不足にならないように、余裕を持って入金しておきましょう。
ドコモの携帯電話の利用料金とは別の請求
dカードの利用代金とドコモの携帯電話の利用料金は別に請求されます。同じドコモのクレジットカードと携帯電話ではあるものの、図表1のように請求スケジュールが異なるので注意しましょう。
【図表1】
| ドコモの携帯電話の利用料金の締め日 | 毎月1日~月末の利用料金を翌月に請求 |
| 支払期限 | 口座振替:利用月の翌月末日 クレジットカード:利用するクレジットカードによって異なる 請求書払い:請求書発行月の末日(利用月の翌月末日) |
dカードの利用代金の支払い方法
dカードは、翌月1回払い以外にも複数の支払い方法を用意しています。3回以上の分割払いやリボ払いを利用すると手数料がかかり、回数が長くなるほど負担が増えるので注意しましょう。手数料をかけたくない場合は、1回払いや2回払い、ボーナス一括払いを活用してください。
また、1回払いや2回払い、ボーナス一括払いの利用分を「あとから分割」「あとからリボ」で、分割払いやリボ払いに変更することも可能です。
dカードの支払い方法
dカードの支払い方法の種類と方法、手数料の有無を図表2でまとめたので参考にしてください。
【図表2】
| 種類 | 支払い方法 | 手数料 |
|---|---|---|
| 1回払い | 毎月の締め日までの利用代金を、翌月の支払日に支払う方法 | 無料 |
| 2回払い | 毎月の締め日までの利用代金を翌月と翌々月の2回に均等分割して支払う方法 | 無料 |
| ボーナス一括払い | 8月または翌年1月の支払日に支払う方法 夏(8月の支払日):12月16日~6月15日の利用代金 冬(翌年1月の支払日):7月16日~11月15日の利用代金 |
無料 |
| 分割払い | 分割回数を指定し、均等分割した金額を毎月の支払日に支払う方法 ※クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」のいずれか:3・5・6・10・12・15・18・20・24回から指定可能 ※クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれか:3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36・42・48・54・60回から指定可能 |
要 |
| リボ払い | 指定した一定の金額を支払う方法 | 要 |
海外利用分は原則として1回払い
海外でdカードを利用した場合の支払い方法は、原則として翌月1回払いのみです。2回払いやボーナス一括払い、分割払い、リボ払いといった方法を指定できません。高額利用をした場合でも、翌月の全額払いとなる点に注意しましょう。
ただし、この後に紹介する「あとからリボ」には変更可能なので、必要に応じて手続きを行ってください。
あとから分割払い・リボ払いへの変更が可能
支払い方法を1回払いや2回払い、ボーナス一括払いに指定したものの、負担が大きいと感じたら「あとから分割」「あとからリボ」に申し込んでみてください。現在指定済みの支払い方法を分割払い、またはリボ払いに変更できます。
いずれもWebやdカードセンターから申込手続きが可能ですが、dカードの番号と支払口座の金融機関によって申込期限が異なります。変更を希望する場合は公式の「お支払口座ごとのお申込期限」を確認してから手続きを進めると良いでしょう。
引き落とし日に支払いができないときの対処法
dカードの支払日に口座から引き落としができない場合、検討するべき対処法は以下の2点です。
・支払い方法を変更する
・dカードセンターに相談する
支払いができないとわかった時点で早めに行動すれば、大きなトラブルに発展することはありません。
支払い方法を変更する
dカードの支払日に口座から引き落としができないと分かったら、「あとから分割」「あとからリボ」に申し込むのも1つの方法です。分割払いまたはリボ払いに変更できるので、支払日に引き落とされる額を抑えられます。
ただし、分割払いもリボ払いも回数に応じた手数料がかかります。分割回数やリボ払い回数が長期化した場合は、手数料の負担が大きくなる点に注意して利用しましょう。
dカードセンターに相談する
dカードセンターとは、dカードの利用に関する問い合わせ先です。図表3の電話番号に電話をかけて、dカードの支払日に支払いができない旨を相談してください。ただし、単に支払いができないと伝えるのではなく、具体的にこの日までなら支払えるといった意思表示が必要です。
【図表3】
| dカードセンター | |
|---|---|
| 電話番号(通話料無料) | ドコモの携帯電話から: 8010(局番なし) 一般電話などから:0120-300-360 |
| 受付時間 | 午前10:00~午後8:00(年中無休) |
引き落とし日に支払いができなかったらどうなる?
dカードの引き落とし日に支払いができなかった場合、後から届く通知書にしたがって支払いを行いましょう。支払いが遅延した場合、以下のようなリスクが発生します。
・利用停止や契約解除の措置を取られる
・長期延滞は信用情報に金融事故として登録される
携帯電話やクレジットカードの利用に影響を及ぼす場合があるので、支払日を守ることを心がけてください。
後から届く通知書に従って支払いをする
dカードの支払日に間に合わなかった場合、支払日の1週間~10日後を目安に届く通知書の内容を確認してください。
月末までの毎営業日まで(月末が金融機関休業日の場合の最終引き落とし日は前営業日とする)や、定められた日に再引き落としを実施する場合があります。その他、カード指定の金融機関口座へ振り込む方法で支払いを行います。
支払いができない場合は利用停止や契約解除の措置を取られる
dカードの支払いができない場合、最初に回線の利用が停止します。支払いが完了するまでは、dカードの利用ができませんので注意しましょう。
さらに長期間にわたって支払いを行わない場合、dカードの契約解除の措置を取られます。dカードのサービスを利用できなくなるだけでなく、期限の利益を喪失して利用代金を一括で支払わなければなりません。
長期延滞は信用情報に金融事故として登録される
dカード支払いが長期延滞となったり、契約解除になったりした事実は、信用情報に金融事故として登録されるので注意しましょう。
一般的に「ブラックリストに載った状態」となり、クレジットカードやローンの新規契約ができなくなる、既存契約分もdカード同様に契約解除の措置を取られるといったデメリットが発生します。
信用情報に金融事故の事実が登録されるのは最長5年間と言われています。その間はクレジットカードやローンの契約、利用は一切できません。どんなに高額な買い物をしたくても、現金払いで乗り越える必要があります。
締め日と支払日を正しく把握して遅延を起こさないようにしよう
dカードの締め日は毎月15日、支払日は翌月10日です。土日祝日と重なった場合、締め日は15日で変更はありません。しかし、支払日は金融機関の翌営業日となるため、正しく把握して遅延のないようにしましょう。
また、dカードの支払日に請求金額の支払いが難しい場合、分割払いやリボ払いへの変更が可能です。1回払いや2回払い、ボーナス一括払いの指定があり、かつ申込期限はありますが、支払い負担を軽減できるので、ぜひ有効活用してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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