dカードの家族カードは、年会費が無料です。しかも本会員と同等レベルの特典やサービスを受けられるため、メリットの多いクレジットカードと言えるでしょう。dカードの本会員の口座からまとめて家族カードの利用分も引き落とされ、本会員のもとにdポイントが貯まります。
家族みんなで利用すれば、dポイントが効率よく貯まる仕組みです。今回は、dカードの家族カードを持つメリットやデメリットを解説します。dカードの家族カードについて理解を深めたい方は、当記事を参考にしてください。
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年会費がおトク! dカード 家族カードとは?
NTTドコモが提供するdカードは、dポイントカードや電子マネー「iD(アイディ)」としても使えるクレジットカードです。dカードが1枚あれば、キャッシュレスライフをすぐにスタートできます。
dカードの家族カードの年会費は、表のとおりです。年会費は基本的に無料なのでおトクです。
| カードの種類 | 年会費 | 発行枚数 |
|---|---|---|
| dカード 家族カード | 永年無料 | 2枚まで |
| dカード GOLD 家族カード | 1枚目無料 2枚目以降1100円(税込)/枚 |
3枚まで |
ここではdカード 家族カードの基本情報を解説します。
本会員の信用情報をもとに発行される
家族カードは、クレジットカード本会員と生計を共にする家族を対象に発行されるカードです。dカード 家族カードは、基本的に本会員と同じサービス・特典を受けられます。
本会員の信用情報をもとに審査・発行され、本会員が登録している口座から本会員と家族会員の利用分を合わせて引き落とされるのが特徴です。ただし本会員の信用状況によっては、入会できない場合もあります。
dカード 家族カードの対象年齢は?
dカード 家族カードの入会条件は、満18歳以上で本会員と生計を共にする次の家族となっています。
●配偶者
●子ども(高校生を除く)
●両親
本会員の兄弟、姉妹、祖父母の方などは、家族カードの対象外です。本会員と別姓であっても、dカード 家族カードに申し込めます。ただし本会員が学生の場合には、家族会員になれるのは配偶者のみと定められています。
dカード 家族カードは本会員カードと同時発行できる
dカード 家族カードは、dカードおよびdカード GOLDを申し込む際に家族カードも合わせて申し込むと、同時に発行されます。
本会員のカードがすでに発行されている場合には、次の3つの方法でdカード 家族カードに申し込んでください。
●dカードサイトから手続きする(dアカウントにログイン)
●ドコモショップで手続きする
●資料を請求して郵送で手続きする
dカード 家族カードのメリットとは?
dカード 家族カードに入会するメリットは、主に5点です。
●家族全員でポイントがどんどん貯まる
●本会員のdカードと同じ補償が付帯している
●収入がなくてもクレジットカードを保有できる
●本会員口座からの引き落としなので家計管理しやすい
●家族会員みんなETCカードを持てる
本会員にもうれしいメリットがあるので、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
家族全員でポイントがどんどん貯まる
dカード 家族カードも本会員のdカードと同じように、利用すればするほどdポイントが貯まります。貯まったdポイントは、本会員のポイント口座にまとめて付与される仕組みです。そのため家族みんなでdカードを毎日の買い物などに利用すれば、効率よくdポイントを貯められます。
dカード GOLD 家族カードも本会員同様に、ドコモのスマートフォンや携帯電話、さらにドコモ光の毎月の利用金額1000円(税抜)あたり10%のdポイントが還元されます。ドコモユーザーであれば、家族カードを利用することでdポイントがどんどん貯まり、家計にゆとりが生まれるでしょう。
本会員のdカードと同じ補償が付帯している
dカード 家族カードは年会費が基本的に無料にもかかわらず、本会員と同じ補償が付帯しています。主な補償内容を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
| カードの種類 | ケータイ補償 | お買物あんしん保険 |
|---|---|---|
| dカード 家族カード | 最大1万円(1年以内) | 年間100万円 |
| dカード GOLD 家族カード | 最大10万円(3年以内) | 年間300万円 |
収入がなくてもクレジットカードを保有できる
dカード 家族カードの入会条件には、本会員の入会条件のように「安定した継続収入があること」は含まれていません。そのため専業主婦であっても、家族カードを持てる可能性が高いと言えます。
これは家族カードの発行時に受ける審査が、本会員の信用情報をベースに実施されているためです。本会員の信用状況に問題がなければ、原則、審査を通過し家族カードを保有できます。
dカード 家族カードが発行されれば、収入がない家族も含めて全員でキャッシュレス決済を楽しめるというわけです。
本会員口座からの引き落としなので家計管理しやすい
dカード 家族カードのお支払い口座は、本会員名義の口座に統一されます。本会員も家族会員も、利用分はまとめて本会員口座から引き落とされる仕組みです。もちろん利用明細書も一緒に発行されます。
そのためdカード 家族カードを発行して、みんなでキャッシュレス決済を実践すれば家計管理もしやすくなるでしょう。
家族会員みんなETCカードを持てる
dカード 家族カードを持つ家族会員ごとに、ETCカードの申し込みができます。車の所有台数が多い家庭にはうれしいサービスと言えるでしょう。初年度の年会費は無料、2年目以降は前年度に一度でもETCカードを利用すれば引き続き無料となります。
利用するチャンスが前年度に一度もなかった場合には、年会費550円(税込)がかかるので注意してください。ただしdカード GOLD会員の方は、ETCカードの利用の有無は問われません。2年目以降も年会費は無料です。
dカード 家族カードのデメリットとは?
おトクで便利なdカード 家族カードにも、場合によってはデメリットと見られる特徴があります。
●家族カードの利用枠なし! 本会員の利用枠を利用
●本会員は家族会員の利用状況を確認できる
本会員と家族会員は「ひとつ」なので、家族会員は独立した存在として認められていません。つまりさまざまな制限を受ける場合があるということです。
家族カードの利用枠なし! 本会員の利用枠を利用
家族カードには、独自の利用可能枠は設定されていません。本会員と共通した利用可能枠内で、家族会員はdカード 家族カードを利用することになります。本会員と家族会員それぞれに、利用限度額が設けられているというわけではないのです。
そのためトラブル回避のためにも、家族全員で利用状況を確認しながら家族カードを利用する必要があります。利用限度額が100万円の場合に、家族会員の誰かがdカード 家族カードで80万円の買物をすると、残りの利用限度額は20万円です。
本会員が事前に知らされないまま30万円の支払いをしようした場合には、dカードの利用限度額を超えるため決済できないという事態になるので注意してください。
なお家族カードからは利用可能枠の確認ができません。 本会員だけが利用可能枠を確認できます。
本会員は家族会員の利用状況を確認できる
dカード 家族カードの利用状況は、本会員に筒抜けになります。家族会員の誰がいつ何に家族カードを利用したのか、本会員は「カードご利用明細照会サービス」から、カード番号ごとに利用状況をチェックできます。
家族カードを利用する際には、家族会員と本会員との間でプライバシーは存在しないことを知っておきましょう。
本会員と同じサービスを受けられるのでおトクで安心
本会員はもちろん、家族会員も一緒にキャッシュレスライフを楽しめるdカード 家族カード。本会員のポイント口座にdポイントがどんどん貯まるだけでなく、家族会員は本会員と同じサービスや特典を受けられます。
すでにdカードもしくはdカード GOLDを持つ本会員の方は、この機会に家族カードの申し込みを検討してはいかがでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
