更新日: 2024.11.28

【2024年最新版】おすすめETCカード8社を徹底比較! 年会費や還元率で選ぶポイントも解説 [PR]

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【2024年最新版】おすすめETCカード8社を徹底比較! 年会費や還元率で選ぶポイントも解説<span style='color:#999999;font-size:50%;'> [PR]</span>

高速道路を利用する際に、ノンストップで料金所の支払いができるのが「ETCカード」です。
 
料金所をスムーズに通過できるだけでなく、現金やクレジットカードを取り出す手間も必要ありません。また、ETCカードはそれだけでなく、高速料金の割引やポイント還元、様々な特典があります。
 
「クレジットカードに付帯しているタイプのETCカード」であれば、クレジットカード会社のポイントを別で付与されるなど、お得な特典を受け取れるのでおすすめです。
 
しかし、ETCカードも多数あるため、どれを選べばよいか悩んでしまう人も多いでしょう。特にどのETCカードが自分に合っているかを探すのが難しいと感じている人も多いと思います。そのため、ETCカードの選び方やETCカードの特徴を把握することが大切です。
 
また、これまでは一般レーンがあったため、ETCカードを所有する必要はありませんでしたが、「有料道路の全線ETC専用化」も2030年までに進んでいくようです。このことから、ETCカード自体のメリットやデメリットも理解し、ETCカードの利用や所有することを検討する必要が出てきました。
 
そのため、2030年までに「お得なETCカード」や「自分に合ったETCカードを選ぶ必要性」が出てきたので、より一層ETCカードの利用の仕方や選び方が重要といえそうです。
 
そこで本記事では、おすすめのETCカード8社を徹底比較していきます。ETCカードの選び方や注意点についても紹介するので、ETCカードを選ぶ際の参考にしてください。ETCカードのメリットやデメリットを理解し、2030年までに所有することを考えてみましょう。
 

FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

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年会費 (税抜) 発行期間 ポイント還元率
無料 即時(最短10秒) 0.5%~7.0%
ETC (税抜) 移行可能マイル 電子マネー
初年度無料 ANAマイル Apple Pay
Google Pay
※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
 その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※最短10秒発行受付時間:9:00〜19:30
※即時発行ができない場合があります
※お申し込みには連絡可能な電話番号が必要です。
※スマホのタッチ決済:Visaのタッチ決済とMastercard®コンタクトレスが対応
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※最大7%のポイント還元は通常のポイントも含まれます。

おすすめETCカード8選

ETCカードも多くの企業が取り扱っていて、それぞれに特徴があります。特徴を理解することで自分に合ったETCカードを選択できるようになるので、ここではおすすめのETCカード9選を紹介していきます。
 

おすすめETCカード1.楽天ETCカード:ポイント還元率を重視したい人におすすめ

1つ目のおすすめETCカードは、楽天カードの「楽天ETCカード」で、基本情報は以下のとおりです。
 
図表2

名称 楽天ETCカード
年会費 550円
ゴールドカードとプレミアムカードの場合は無料
会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員の場合は無料
ポイント還元率 100円ごとに1ポイント
申込み対象 18歳以上(高校生を除く)
特典 カードの作成で楽天ポイント付与、付与の抽選
発行日数 約2週間

 
「楽天ETCカード」は、楽天カードに付帯して利用できるカードです。年会費は無料ではありませんが、年間550円と少額となっています。また、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードにETCカードを付帯する場合はETCカードの年会費が無料です。
 
しかし、楽天ゴールドカード自体に年会費が2200円(税込み)、楽天プレミアムカードは年会費が1万1000円(税込み)かかります。
 
そのため、すでに楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを所有している場合はこちらにETCカードを付帯するとよいでしょう。クレジットカードの年会費を安く抑えたい場合は、年会費が550円で済むので楽天ETCカードがおすすめです。
 
楽天ETCカードの最大の特徴はポイント還元率です。楽天ETCカードのポイント還元率は100円ごとに1ポイントとなっており、楽天ポイントを少額の通行料金でも貯めることができます。楽天ポイントとして還元されるので、楽天市場や楽天証券、楽天payなどで利用することも可能です。
 
楽天カードの作成によって楽天ポイントが付与される抽選の特典もあり、楽天ポイントを多くほしい人にはチャレンジしたい特典になっています。また、ETCカードの発行日数は約2週間です。
 
楽天ユーザーだけでなく、ポイント還元率を重視したい人におすすめのETCカードとなっています。楽天ポイントを多く貯めたい人は楽天ETCカードの作成を検討しましょう。
 


 

おすすめETCカード2.コスモ・ザ・カード・オーパス:コスモ石油でしている人やキャッシュバックの特典が魅力に感じる人におすすめ

コスモ・ザ・カード・オーパス付帯ETCカードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表3

名称 コスモ・ザ・カード・オーパス付帯ETCカード
年会費 無料
ポイント還元率 対象の高速道路会社でのご利用で、200円ごとに3ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 全国のコスモステーションでの燃料油が最大400Lまで10円/Lのキャッシュバック
発行日数 約2週間

 
「コスモ・ザ・カード・オーパス」は、イオンカードの種類の1つで、コスモ石油のガソリンや灯油の料金が会員価格になる点が特徴です。年会費は無料で、コスモ・ザ・カード・オーパスの利用でWAON POINTが還元されます。
 
ポイント還元率は対象の高速道路会社でのご利用で、200円ごとに3ポイントとなっていて、ETCカードのポイント還元率としては高水準です。WAON POINTは200円ごとに1ポイントの還元が基本なので、3倍のポイント還元となっています。そのため、少額の高速料金だったとしても多くのポイントを貯めることが可能です。
 
また、特典として対象給油期間の燃料油が新規入会時に300Lまで10円/Lのキャッシュバックがあります。コスモSS Payに登録するとさらに100Lまで10円/Lのキャッシュバックとなるので、合わせて最大で400Lまで10円/Lがキャッシュバックされます。発行日数は約2週間です。
 
ガソリンの給油をコスモ石油でしている人やキャッシュバックの特典が魅力に感じる人におすすめのETCカードです。WAONPOINTをお得に貯めたい人はコスモ・ザ・カード・オーパス付帯ETCカードで多くのポイントを獲得してください。
 

おすすめETCカード3.イオンカード(WAON一体型):ポイント還元率や発行日数を重視したい人にもおすすめ

イオンカード(WAON一体型)の基本情報は以下のとおりです。
 
図表4

名称 イオン E-NEXCO pass カード、イオン首都高カード、イオン NEXCO中日本カード、イオンTHRU WAYカード
年会費 無料
ポイント還元率 選んだカードにより、200円ごとに2ポイントから5ポイント(基本は200円で1ポイント)
申込み対象 18歳以上
発行日数 約2週間

 
イオンカード(WAON一体型)は利用する高速道路によってカードの種類が異なります。NEXCO東日本は「イオン E-NEXCO pass カード」、首都高速道路は「イオン首都高カード」、NEXCO中日本は「イオン NEXCO中日本カード」、阪神高速道路は「イオンTHRU WAYカード」です。
 
ポイント還元率はカードによって異なります。イオンE-NEXCOpassカードとイオン NEXCO中日本カードは最大で200円ごとに3ポイントが還元されます。イオンE-NEXCO passカードはそれだけでなく、サービスエリアで買い物をすると200円ごとに2ポイントのWAONPOINTの還元です。
 
イオン首都高カードは日曜日の首都高通行料金が20%割引されます。また、首都高パーキングエリアで買い物をするとWAONPOINTが200円ごとに5ポイントも還元されるのでお得です。イオンTHRU WAYカードは毎週日曜日の阪神高速道路の通行料金が5%割引されます。
 
高速道路やサービスエリア、パーキングエリアをよく使う人におすすめのETCカードです。WAONPOINTも効率よく貯めることができるのでポイント還元が高いETCカードを選びたい人にもおすすめとなっています。
 

おすすめETCカード4.三井住友カード:Vポイントを貯めたり、Vポイントを他の商品に交換したい人におすすめ

三井住友カードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表5

名称 三井住友カード(NL)付帯ETCカード
年会費 初年度無料、入会翌年度は要件を満たすと無料
ポイント還元率 200円ごとに1ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 Vポイントを貯めて利用できる
発行日数 約2週間

 
三井住友カード(NL)にETC機能を付帯カードは、ETCカードの年会費は入会初年度は無料となっています。しかし、入会翌年度からは前年度に1度もETCを利用していない場合、550円(税込み)の年会費が発生するので注意が必要です。
 
前年度の1年間でETCを利用し、請求がある場合は年会費が無料となります。そのため、ETCを利用することがある人は問題なく利用できるでしょう。
 
ポイント還元率は200円ごとにVポイントが1ポイントです。三井住友カードのVポイントは楽天ポイントに交換することもでき、商品との交換やAmazonギフト券との交換も可能となっています。
 
また、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大で7パーセントの還元があるのが魅力です。ETCカードの発行日数は約2週間となっています。
 
Vポイントをお得に貯めて利用したい人におすすめのETCカードとなっています。Vポイントを貯めたり、Vポイントを他の商品に交換したい場合は三井住友ETCカードの作成を検討してみてください。
 

おすすめETCカード5.auPAYカード:Pontaポイントをお得に貯めたい人や発行日数が短いカードを選びたい人にもおすすめ

auPAYカードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表6

名称 auPAYカード ETC機能を付帯
年会費 無料
ポイント還元率 100円ごとに1ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 Pontaポイント
発行日数 約1週間から2週間

 
auPAYカードもETC機能を付帯することができます。
 
auPAYカードはauユーザーでなくても年会費が基本的に無料です。
 
しかし、「auPAYカードに登録されているauIDに紐づいているスマートフォンやWi-Fiルーター、au関連の通信の契約などがない」、かつ「1年間カードを利用していない」場合は年会費として1375円(税込み)がかかります。カードの利用にはETCの利用は含まれていないので注意してください。
 
また、ETCカードを発行する際に発行手数料として1100円(税込み)がかかります。しかし利用特典として、発行から1年以内にETC機能の利用があれば発行手数料相当額を初回通行料を支払った翌月の請求額から差し引かれるので安心です。
 
ポイント還元率は100円ごとに1ポイントPontaポイントが付与されます。PontaポイントはauPAYカードの支払いにも利用可能です。ETCカードの発行日数は約1週間から2週間となっているので、比較的早く発行されます。早くETCカードが欲しい人にもおすすめです。
 
auユーザーだけでなく、Pontaポイントを利用している人にもおすすめのETCカードとなっています。Pontaポイントをお得に貯めたい人や発行日数が短いカードを選びたい人にもおすすめです。
 


 

おすすめETCカード6.エポスカード:エポスポイントを効率よく貯めたい人や利用明細をひと目でわかりたい人におすすめ

エポスカードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表7

名称 エポスETCカード
年会費 無料
ポイント還元率 200円ごとに1ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 エポスポイント
発行日数 約2週間

 
エポスカードを利用している人やこれから申し込む人はエポスETCカードも申し込むことができます。「エポスETCカード」は年会費無料で利用可能です。
 
ポイント還元率は200円ごとに1ポイントのエポスポイントが付与されます。まだ、エポスカードに申し込んでいない人は新規入会特典として2000ポイントのエポスポイントが受け取れるので、一度に多くのポイントを受け取れるチャンスです。
 
また、エポスカードのアプリをインストールすることでETCカードの利用日や金額といった利用明細がひと目でわかるようになります。さらには「ご利用明細Web照会サービス」もあり、スマートフォンで手軽に利用明細を確認できる点も魅力です。
 
有料道路を利用するだけでエポスポイントを貯めることができるので、エポスポイントを利用している人におすすめのETCカードです。エポスポイントを効率よく貯めたい人はエポスETCカードの作成も検討しましょう。
 

おすすめETCカード7.dカード:短い距離の有料道路を利用する人や効率よくdポイントを貯めたい人におすすめ

dカードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表8

名称 dカード ETCカード
年会費 初年度無料、次年度も条件付きで無料
ポイント還元率 100円ごとに1ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 dポイント
発行日数 約2週間

 
dカードでは、「dカードETCカード」がお得です。年会費は初年度無料となっています。次年度以降はクレジットカード番号によって異なりますので確認が必要です。
 
しかし、次年度以降も前年度にETCカードの利用があれば無料となります。ETCカードを1年間に1度は利用している場合は心配ないといえるでしょう。
 
もっとも、ETCカードを利用しないにもかかわらず、dカードのETCカードを所有していると年会費だけが発生することになるので注意が必要です。ETCカードの利用がない場合は解約することをおすすめします。
 
ポイント還元率は100円ごとに1ポイントのdポイントが付与されます。100円ごとに付与されるので短い距離の有料道路の利用でもポイントがたまるのがメリットです。
 
dポイントをお得に貯めたい人におすすめのETCカードとなっています。短い距離の有料道路を利用する人も効率よくdポイントを貯められるのでおすすめです。
 


 

おすすめETCカード8.PayPayカード:PayPayポイントをお得に貯めたい人や複数枚のETCカードを所有したい人におすすめ

PayPayカードの基本情報は以下のとおりです。
 
図表9

名称 PayPayカードに付帯するETC専用カード
年会費 1枚当たり550円、PayPayゴールドカードは無料
ポイント還元率 200円ごとに1ポイント、PayPayゴールドカードは200円ごとに1.5ポイント
申込み対象 18歳以上
特典 PayPayポイント

PayPayカードを基に作成
 
「PayPayカードとPayPayゴールドカードでは、ETCカードを付帯可能」です。年会費はPayPayカードが1枚当たり550円(税込み)です。ETCカードは1人当たり5枚まで発行できますが、1枚ずつに年会費がかかってしまうので注意しましょう。
 
PayPayゴールドカードのETCカードは年会費が無料となっています。しかし、PayPayゴールドカード自体の年会費が1万1000円かかります。
 
ポイント還元率はPayPayカードが200円ごとに1ポイント、PayPayゴールドカードは200円ごとに1.5ポイントです。有料道路を年に数回程度の利用する程度であればPayPayカードでも年会費分は還元されるでしょう。また、年会費とポイント還元のことを考えると、有料道路を頻繁に利用する人はPayPayゴールドカードがおすすめです。
 
PayPayポイントをお得に貯めて利用したい人におすすめのETCカードとなっています。複数枚のETCカードを所有したい人にもおすすめです。複数枚のETCカードを所有することで、様々な使用状況に分けて利用できます。
 

ETCカードの選び方! 年会費や還元率・特典を比較

ETCカードも前述のように多くのカードがあるので、どのカードを選べばよいか悩んでしまうと思います。そこで、ETCカードの選び方について解説していきます。
 
ETCカードの選び方は、「年会費が安いETCカードを選ぶ」、「ポイント還元率が高いETCカードを選ぶ」、「ETCカードに入会した場合や利用した場合の特典で選ぶ」、「発行日数が短いカードを選ぶ」などです。
 
ここではETCカードの選び方について、それぞれを紹介していきます。
 

ETCカードの選び方1.年会費が安いETCカードを選ぶ

ETCカードの利用には「年会費」がかかってしまうものもあります。そのため、年会費が安いETCカードを選ぶのも有効です。
 
年会費は安いものであれば550円や無料といったものがあります。「年間550円の負担なら支払ってもよい」と感じる人もいると思いますが、今後長くETCカードを利用するのであれば年会費の負担も大きくなるので注意が必要です。例えば、20年間ETCカードを利用すると1万1000円の負担になります。
 
また、ETCカードの利用が前年度の1年間にない場合に年会費がかかるものもあります。ETCカードは利用すればするほどお得になる場合が多いので、利用しないのは特典が受けられないだけでなく年会費も発生するのであれば大きなデメリットです。
 
そのため、年会費がかかるETCカードを利用しないのであればすぐに解約することをおすすめします。年会費が永年無料のETCカードであれば解約しなくても負担が発生しません。「年会費の負担をなくしたい」、「利用しない年もあるので年会費は発生しない方がよい」という人は年会費が無料なETCカードを選びましょう。
 

ETCカードの選び方2.ポイント還元率が高いETCカードを選ぶ

クレジットカードに付帯するタイプのETCカードは、クレジットカードの「ポイント還元」も行えるので有料道路を使うたびにポイントが付与されます。このことから、ポイント還元率が高いETCカードを選ぶのも有効です。
 
ポイント還元は、1000円ごとや100円ごと、200円ごとにポイントが付与される場合が多くなっています。この場合は、100円ごとにポイントが付与されるETCカードがより多くポイントついておすすめです。
 
しかし、他のポイントに交換することでポイントが多くなったりすることもあります。そのため、いくらごとにポイントが付与されるかを確認するだけでなく、付与されたポイントが使いやすいか、交換した際にどれだけのポイントになるのかについて確認するようにしてください。
 
また、普段利用しているポイントが付与されるETCカードのほうがポイントを使いやすいです。普段使いしているポイントやクレジットカードがある場合は、ご自身が使い慣れているポイントが付くETCカードを選ぶことをおすすめします。
 

ETCカードの選び方3.ETCカードに入会した場合や利用した場合の特典で選ぶ

ETCカードに入会した場合や利用した場合に、「特典」があるものもあります。
 
例えば、イオンカード(WAON一体型)です。前述のようにサービスエリアでのショッピングをするとポイント還元率が高くなったり、高速道路料金が割引されたりする特典があります。
 
独自の特典が魅力的なものも多いです。そのため、特典に魅力のあるETCカードを選ぶのも有効な選び方といえます。カードの入会特典やETCカードを利用した際の特典を確認し、自分に合ったETCカードを探してみてください。
 

ETCカードの選び方4.発行日数が短いカードを選ぶ

ETCカードは発行するのに時間がかかる場合が多いです。そのため、すぐに発行してもらい、所有したいという人には、「発行日数が短いETCカード」を選ぶとよいでしょう。
 
紹介したカードは届くまでに1週間から2週間かかり、すぐには届かないこともあります。店舗で最短即日発行できるカードもありますが、できるだけ余裕をもって発行されることを待ちましょう。
 
このようにすぐにETCカードを利用したい場合は、発行日数が短いカードを選ぶことをおすすめします。
 

ETCカードとは?

「ETCカード」は、有料道路で利用できるICカードです。主な特徴としては「通行料金を手軽に清算できる」、「ETCパーソナルカードを申し込むか、クレジットカードに付帯して利用できる」、「カードの申し込みや利用には条件や制限がある」の3つが挙げられます。ここではETCカードがどのようなカードなのかについて紹介していきます。
 

通行料金を手軽に清算できる

そもそも、「ETCカード」とは、有料道路で利用できるICカードで、スムーズに精算できる点が特徴です。
 
自動車に設置されているETC車載器にETCカードを挿入するだけで手軽に清算できます。また、ETC車載器が設置されていない自動車については、一般レーンでクレジットカード決済のように利用可能です。しかし、ETCカードの割引は適用されないので注意しましょう。
 

ETCパーソナルカードを申し込むか、クレジットカードに付帯して利用できる

ETCカードを利用するためには、「ETCパーソナルカードに申し込む」か、「クレジットカードに付帯して利用できるようにする」か、の2つの方法があります。
 
ETCパーソナルカードは、高速道路6会社が共同で発行しているETCカードです。クレジットカードを所有していなくても利用できるのが特徴となっています。引き落とし先は指定した金融機関から行うことが可能です。
 
クレジットカードとは異なり、あらかじめ保証金(デポジット)の金額を決め、その範囲内で通行利用することができます。例えば、デポジット金額を2万円とした場合は、2万円までなら通行利用することが可能です。通行料金がデポジット金額を上回った場合は、一時的に利用が停止されます。通行料金がデポジット金額を上回らないように注意しましょう。
 
デポジット金額を増額させるためには、ETCパーソナルセンター事務局に問い合わせる必要があります。問い合わせから増額までは時間がかかってしまうので、増額したい場合は問い合わせを早くするようにしてください。もしくはデポジット金額を設定する際に、多めのデポジット金額を設定し、振り込むようにしておくとよいでしょう。
 
また、デポジットは前払い金とは違います。前払い金であれば通行料金として後から使うことが可能です。しかし、デポジット金額は利用金額に対する保証金なので、前払い金ではありません。あらかじめ支払ったデポジットを通行料金として利用できない点には注意してください。デポジット金額は解約時に返金されるようになっています。年会費は1257円(税込み)です。
 
クレジットカードをすでに所有している人やこれから申し込む人は、「クレジットカードに付帯するタイプのETCカード」を利用することができます。
 
クレジットカードに付帯することで、クレジットカード独自のポイントや特典を利用することができる点が特徴です。年会費はクレジットカード会社によって異なり、無料の場合と有料の場合があります。
 
クレジットカードに付帯している場合は引き落としもクレジットカードと同様に行います。引き落とし日についてはクレジットカード会社によって異なるので、確認するようにしましょう。
 

カードの申し込みや利用には条件や制限がある

ETCカードの申し込みや利用には条件や制限があります。ETCパーソナルカードはデポジット金額をあらかじめ指定し、その金額内でしか通行利用ができません。
 
デポジット金額は平均利用月額の4倍で申し込みます。
 
例えば、月に5000円の利用をする場合は2万円がデポジット金額です。申し込みの際にデポジット金額を振り込み、デポジット金額を超過して利用しようとすると一時的に利用が停止されます。利用が停止されると、料金所の開閉バーは開かないので注意が必要です。
 
利用の停止はデポジット金額の増額や利用した料金を支払わなければ解消されないので、速やかに解消するようにしましょう。解消できない場合は会員継続の審査対象となってしまいます。
 
クレジットカードに付帯しているETCカードの場合は、利用の限度額はありませんが申し込みに制限があります。クレジットカードを所有することが条件なので、対応するクレジットカードの申込条件を満たす必要があるのです。そのため、年齢や収入について制限があります。
 
多くの場合は18歳以上であることや高校生でないこと、給与収入があることが条件です。場合によってはクレジットカードの審査に通らず、クレジットカードを所有できないこともあります。この場合はETCカードも所有できないことを覚えておきましょう。
 

ETCカードのメリット

ETCカードのメリットは「現金がなくても有料道路で利用でき、スムーズに料金所を通過できる」、「ETC独自の割引料金で料金を支払える」、「ETCマイレージサービスによるポイントが貯まる」、「クレジットカードに付帯しているETCカードの場合はダブルでポイントが貯まる」4つです。
 
ここではETCカードのメリットについて4つをそれぞれ紹介します。
 

ETCカードのメリット1.現金がなくても有料道路で利用でき、スムーズに料金所を通過できる

有料道路の料金所では一般レーンとETC専用のレーンとに分かれています。ETC専用レーンができるまでは一般レーンが主流でした。
 
一般レーンは料金所の入り口で券売機、もしくは従業員に通行券を発行してもらい、有料道路の出口で通行券を提示することで料金を現金で支払います。現在は現金だけでなくクレジットカードで支払うことができるようになりましたが、一度料金所で停止し、現金やクレジットカードを取り出して料金を支払う点が手間となっていました。
 
これに対してETC専用レーンではETCカードを自動車に挿入しているだけで、料金の支払いと料金所の通過がスムーズにできる点がメリットです。現金やクレジットカードを取り出す手間もなく、停止せずに徐行で料金所を通過できます。料金所を通過する際は時速20㎞以下で徐行することが決められているので、走行速度には注意してください。
 

ETCカードのメリット2.ETC独自の割引料金で料金を支払える

料金所の一般レーンでは通行料金に割引はありませんが、ETC専用レーンではETCカード独自の割引料金が設定されています。主なETC割引は「平日朝夕割引(地方部)」、「深夜割引」、「休日割引(地方部)」、「対距離料金(首都高速/阪神高速)」の4つです。
 
平日朝夕割引はETCマイレージサービスに登録をした利用者が対象で、平日の6時から9時、17時から20時の時間帯が割引料金で利用できます。割引率は毎月の対象走行回数に応じて、最大100キロ相当分までが50%割引です。地方部のみが対象の地域ですが、大きな割引率が魅力となっています。
 
深夜割引はすべての車種が対象となっている割引です。平日や休日を問わず、深夜0時から4時までの時間帯の通行料金が30%割引されます。NEXCO3社と宮城県道路公社が管理する割引対象道路を走行することが割引の条件です。毎日割引の対象となるのが特徴なので、対象道路を走行する際は深夜帯を通るとお得になります。
 
休日割引は普通車と軽自動車、二輪車などが対象の割引です。土曜日、日曜日、祝日といった休日が割引の対象日で、30%が割引されます。休日に有料道路を利用すると、車種によっては休日割引が使えるのでお得です。もっとも、地方部の有料道路が対象なので、対象地域となっているか確認することをおすすめします。
 
最後に対距離料金は高速の走行距離によって料金が変動する仕組みです。短い距離を走行する場合はETCを利用するほうがお得になります。
 
ETCカードを利用することで多くの割引を利用できる点がメリットです。
 

ETCカードのメリット3.ETCマイレージサービスによるポイントが貯まる

ETCマイレージサービスに登録していると、ETCカードを利用する度にポイントが貯まる点もETCカードのメリットです。
 
ETCマイレージサービスはETCカードを利用して有料道路を走行すると通行料金に応じてポイントが貯めることができ、貯めたポイントを無料通行分と交換することができるサービスです。利用するためには事前の登録が必要ですが、登録の際に料金はかからず、年会費もかかりません。
 
有料道路を走行すればするほどポイントが貯まっていくので、無料通行できる距離も増えていきます。また、ETCマイレージサービスに登録することで前述の平日朝夕割引も利用できるようになるのでおすすめです。
 

ETCカードのメリット4.クレジットカードに付帯しているETCカードの場合はダブルでポイントが貯まる

クレジットカードに付帯しているETCカードを利用する場合は、ETCマイレージサービスのポイントだけでなく、クレジットカードに対応したポイントも貯めることができます。ダブルでポイントがたまっていく点もクレジットカードに付帯しているETCカードの大きなメリットです。
 
ETCマイレージサービスのポイントで通行料金を無料で通行することができ、クレジットカードのポイントでショッピングや商品交換、現金に交換することも可能です。ETCカードを利用していない場合やETCパーソナルカードを利用する場合はこのようなポイントが付与されないので、それだけ損をすることになります。
 
有料道路を走行する場合はクレジットカードに付帯しているETCカードを利用することでダブルでポイントを貯めることができ、ポイントを使うことができるのが魅力です。
 

ETCカードのデメリット

ETCカードにはメリットも多くありますが、デメリットもあります。そこで、デメリットを理解しておくことが重要です。
 
ETCカードの主なデメリットは「初期費用がかかる」、「年会費や発行手数料がかかるカードもある」、「クレジットカードを解約するとETCカードも利用できなくなる」の3つです。ここではETCカードのデメリット3つをそれぞれ紹介していきます。
 

ETCカードのデメリット1.初期費用がかかる

ETCカードのデメリットの1つが初期費用がかかってしまうところです。ETCカードの初期費用としては、ETC車載機の設置が挙げられます。ETCカードは所有しているだけで利用できるものではなく、ETC車載器を自動車に設置し、ETC車載器にカードを挿入することで利用できるようになるからです。
 
そのため、ETCカードを利用したい場合はETC車載器の設置は必須となります。ETC車載器は5000円前後から高いものだと5万円ほどするので利用者の負担になってしまいます。
 
また、ETC車載器の設置は個人でもできますが、専門店に任せるほうが安心です。専門店に設置を任せる場合はそちらにも費用がかかる場合もあるので注意してください。
 
もっとも、「ETCカードを利用することでポイントを貯める」ことができ、「通行料金の割引も利用できる」のでメリットのほうが大きいといえるでしょう。
 

ETCカードのデメリット2.年会費や発行手数料がかかるカードもある

ETCカードの中には年会費や発行手数料がかかるカードもあります。
 
年会費が有料な場合は少額ですが毎年負担になります。長い期間利用するとそれだけ負担が多くなるので注意が必要です。例えば、ETCパーソナルカードは年会費が1257円です。20年間利用すると2万5140円になるので、負担額が多くなることがわかります。
 
それだけでなく、前年度の1年間でETCカードの利用がない場合に年会費がかかってしまうものもあります。この場合はETCカードの特典を利用できずに年会費だけ負担することになるので1番避けたいところです。ETCカードを発行する場合は、年会費がかかるETCカードなのか確認することをおすすめします。
 
また、発行手数料がかかるETCカードもあります。発行手数料はETCカードの発行時に必要なだけなので、年会費と異なり毎年負担するわけではありません。しかし、発行手数料が無料のETCカードもあるので、確認不足で手数料を負担することになるのはもったいないといえるでしょう。こちらについても発行手数料がかかるETCカードなのか確認するようにしましょう。
 

ETCカードのデメリット3.クレジットカードを解約するとETCカードも利用できなくなる

クレジットカードに付帯しているETCカードを利用している場合は、紐づけられているクレジットカードを解約するとETCカードも利用できなくなります。
 
基本的にクレジットカードに付帯しているETCカードは、申込条件がクレジットカードを所有している、もしくはETCカードと同時に申し込むことになっています。そのため、クレジットカードを解約し、クレジットカードの所有資格を喪失するとETCカードも利用できなくなってしまうのです。
 
ETCカードが利用できない状態で有料道路の料金所にいってもETC専用レーンを利用できず、ポイントも使えなくなります。それによって事故や思わぬところでトラブルになるかもしれないので、充分に注意してください。
 
クレジットカードの解約をしたい場合は、ETCカードを付帯している場合はETCカードを他のクレジットカードに付帯するか、ETCパーソナルカードを申し込むといった手続きが必要になります。このことから、クレジットカードを解約する際はETCカードを付帯しているか確認するようにしましょう。
 

ETCカードの作り方

ETCカードは「ETCパーソナルカードの場合」と「クレジットカードに付帯しているETCカードの場合」で作り方が異なります。そこで、それぞれの作り方について解説していきます。
 

ETCカードの作り方1.ETCパーソナルカードの場合

ETCパーソナルカードは4つの手順で作ることができます。「利用申込書の作成」、「申込書の郵送」、「デポジットの振込」、「カードが到着し、利用開始」の4つです。
 
まずは、利用申込書を作成します。申込書はインターネットではなく書類で作成することになるので、A4用紙とプリンターが必要です。申込書作成フォームに必要事項を入力し、申込書を印刷します。申し込み書の作成が困難な場合は、インフォメーションのあるサービスエリアに専用の申込書が置いてあるので、サービスエリアで申込書を入手することも可能です。
 
申込書が完成した後は、申込書をETCパーソナルカード事務局あてに郵送してください。入力フォームから申込書を作成した場合は郵送用の封筒キットも出力可能です。封筒キットを利用すると簡単に郵送できます。
 
申込書が正常に郵送できれば、ETCパーソナルカード事務局からデポジットの振込用紙が届きます。デポジットの金額は平均で利用する月額によって決まるので、ご自身が利用する平均月額を基にデポジット金額を決めてください。金額を決めた後は払込用紙をコンビニまで持っていき、コンビニでデポジットの金額を振り込みましょう。
 
デポジットの入金が確認できるとETCパーソナルカードが発行されます。ETCパーソナルカードが手元に届くとすぐに利用可能です。ETCパーソナルカードはデポジットの金額までしか利用できないので注意してください。上限額を超えて利用しようとすると、利用が一時停止となります。上限額についてしっかりと確認するようにしましょう。
 

ETCカードの作り方2.クレジットカードに付帯しているETCカードの場合

クレジットカードに付帯しているETCカードでは、クレジットカード会社によって作成方法が異なります。しかし、大まかには同じ手順で作成可能です。「クレジットカードを所有している場合はETCカードの申込みを行う」、「クレジットカードと同時にETCカードの申込みを行う」の2つです。
 
まず、クレジットカードを所有している場合はETCカードの申込みを専用のホームページから行います。基本的にクレジットカードを所有していればETCカードを付帯できるので、ETCカードが郵送されるのを待ちましょう。
 
クレジットカードを所有していない場合は、クレジットカードを先に申し込むか、クレジットカードと同時にETCカードの申し込みを行うことになります。クレジットカードと同時にETCカードを申し込む場合は、クレジットカードの申し込みの際に付帯サービスの申込みについてのページがあるので、「ETCカードを申し込む」を選択してください。
 
クレジットカードには審査があるので、場合によってはクレジットカードを作成できない場合もあります。その場合は付帯しようとしていたETCカードも作成できないので注意しましょう。クレジットカードを作成できない場合は、ETCパーソナルカードを作成することも検討してみてください。
 

ETCカードを利用する際の注意点

ETCカードは様々なメリットがありお得なサービスですが、利用する際の注意点があります。
 
「ETCカードを挿入していないと利用できない」、「ETCカードの抜き忘れでトラブルになることもある」、「有効期限を過ぎたETCカードは利用できない」、「クレジットカードに付帯しているETCカードを申し込む場合はクレジットカードを所有することが必要」などです。
 
ここではETCカードを利用する際の注意点について解説していきます。
 

ETCカードを利用する際の注意点1.ETCカードを挿入していないと利用できない

ETCカードはETC車載器にカードを挿入しなければ利用することができません。そのため、料金所についてもETCカードがETC車載器に挿入できてない場合はETCが作動せず、立ち往生してしまいます。
 
この場合は一般レーンのように料金を支払うことができますが、ETCカードの割引料金やサービスを受けることができないので注意が必要です。
 
また、ETCカードを挿入できていても、カードの不具合や差し込み不良でETCが正常に作動しないこともあります。このことから、ETCカードを利用する場合は運転を開始する前にETCカードをETC車載器に挿入し、エラーとなっていないか確認するようにしましょう。
 
ETCカードを運転中に挿入することもトラブルの原因になる可能性があるので注意が必要です。運転中のETCカードの抜き差しは通信エラーの原因となることもあります。通信エラーになるとETCが作動しない場合もあるので、走行中や料金所内での事故に繋がる可能性があります。運転中のETCカードの抜き差しはしないようにしてください。
 

ETCカードを利用する際の注意点2.ETCカードの抜き忘れでトラブルになることもある

ETCカードの抜き忘れもトラブルになることがあり、注意が必要です。
 
ETCカードの挿し忘れを防止するためにETC車載器に挿しっぱなしにすることを考える人もいるでしょう。しかし、ETCカードを利用しない場合に、挿しっぱなしにすることは防犯上の問題もあり危険です。
 
車上荒らしによってETCカードを抜き取られてしまうことも考えられます。ETCカードを不正に使用されると多額の支払いを請求することにもつながるので大変危険です。
 
このことからETCカードを利用しない場合は、必ずETC車載器から取り出すようにすることをおすすめします。常にカードを持ち歩き、ETCを利用するときにだけETC車載器に挿入するようにしてください。
 

ETCカードを利用する際の注意点3.有効期限を過ぎたETCカードは利用できない

ETCカードには「有効期限」があります。そのため、有効期限を過ぎてしまったETCカードは利用できません。有効期限が切れてしまったETCカードをETC車載器に挿入していても、エラーは出ないので気が付かないことも多いです。
 
しかし、料金所の開閉バーは開かないので注意してください。開閉バーが開かないことで料金所内での事故の原因にもつながります。まずはETCカードの有効期限を常に確認するようにしましょう。
 
特に、ETCカードを利用する際は、ETC車載器に挿入する前に有効期限を確認することをおすすめします。ETCカードの有効期限が切れている場合は、ETC専用レーンを使用しないようにしてください。新しいETCカードが届いてから利用するようにしましょう。
 

ETCカードを利用する際の注意点4.クレジットカードに付帯しているETCカードを申し込む場合はクレジットカードを所有することが必要

クレジットカードに付帯しているETCカードを申し込む場合は、クレジットカードを所有することが必要です。ETCカードのみを申し込むことはできないので注意してください。また、クレジットカードには審査があるので、審査が通らなければクレジットカードを所有することができないことになります。
 
また、前述のようにETCカードが付帯しているクレジットカードを解約すると、ETCカードは使えなくなってしまいます。この場合もETCカードが使用できないにもかかわらずETC車載器に挿入していると、料金所で正常にETCが作動しません。そのため、事故の原因になってしまいます。
 
クレジットカードに付帯しているETCカードを利用したい場合は、クレジットカードの申し込みやクレジットカードの解約をする際に、ETCカードのことについてもよく確認するように注意しましょう。
 

高速道路は2030年からETC専用に!

現在は、「一般レーン」と「ETC専用レーン」が料金所にあり、どちらかを選ぶことができます。しかし、国土交通省では2030年から高速道路の料金所の全線でETC専用レーンのみにすることを計画しているようです。
 
ここでは2030年からのETC専用化について解説します。
 

ETC専用化の導入目的

ETC専用化の導入目的について、国土交通省は「生産性の向上」、「コストの削減」、「利便性の向上」、「従業員確保の問題」、「感染症リスクの軽減」の5つを挙げています。
 
一般的な詳細は以下になります。まずは「生産性の向上」です。
 
有料道路の料金所は混雑することも多く、事故や渋滞の原因となっていました。特に一般レーンの場合は現金やクレジットカードを取り出して支払うこともあり、ETCカードを利用する場合と比べて時間がかかってしまいます。ETC専用にすることで、このような時間を短縮し、生産性を向上することで事故や渋滞を減らすことにも繋がります。
 
ETC専用化による「コストの削減」も目的の1つです。特に管理コストがかかっているのが問題で、ETC専用化にすることで将来的なコスト削減をしたいと考えているようです。
 
また、「利便性の向上」も目的となっています。ETC専用にすることで利用者はキャッシュレスでスムーズに有料道路を利用できます。それだけでなく、クレジットカードに付帯しているETCカードは有料道路の料金所以外でも利用でき、利便性が高いです。
 
このようにクレジットカードに付帯しているETCカードは有料道路内外で利用できるので、ETC専用化を進めることで利用者がさらに使いやすくなることを目的としています。
 
また、「従業員の確保」もこれまでの問題となっていました。料金所の料金収受員は成り手が少なくなり、コストもかかります。一般レーンは今後持続するのが難しく、将来的に持続可能な料金所を目指すためにETC専用化が重要になっています。
 
料金収受員や利用者の「感染リスクを軽減すること」もETC専用化の目的です。
 
新型コロナウイルスによる混乱や経験から、キャッシュレス化やタッチレス化が進められるようになってきました。キャッシュレスやタッチレスになることで料金収受員と利用者が接触することがなくなります。そのため、感染リスクを軽減することにもつながるので、ETC専用化は感染リスクを抑えることができるのです。
 

2030年にはETC専用レーンのみになる

国土交通省が有料道路のETC専用化を進めていることがわかりました。具体的には、2030年には全線をETC専用にすることを計画しています。
 
2020年度からカメラの設置といった準備が始まり、2021年度から随時ETC専用化が進められています。2025年度までには8割程度がETC専用になり、2026年度から2030年度までの間に全線でETC専用になる計画です。もっとも、当面は一般レーンも併用されるようなので、ETCカードの利用を焦らなくてもよいでしょう。しかし、ETCカードの利用を検討することも必要かもしれません。
 
また、誤進入等による非ETC車対策として、ETC専用では誤って料金所に侵入した車についてナンバーをカメラで読み取り、後日徴収することができるように検討されています。様々なことができるようになるようです。
 
2020年度から2030年度までの10年間でETC専用にしていく計画なので、今後の進捗具合も確認しておきましょう。
 
今後もETC専用化に伴って多くの変化が予想されるので、ETC関連のニュースも注視するようにしましょう。
 

2030年からの全線ETC専用化の前にできること

2030年からは全線がETC専用になる予定です。その前にできることとしては、「全線ETC専用化に合わせてETCカードを作成する」、「ETCカードが付帯できるようにクレジットカードを申し込む」といったことが挙げられます。
 
有料道路の全線ETC専用化に合わせてETCカードを作成することも選択肢の1つです。ETCカードはメリットも多く、長く利用することでポイントを貯めたり、特典を受けたりできるのでおすすめです。いずれ有料道路の全線がETC専用化になることが決まっていることから、2030年までにETCカードを作成することも考えましょう。
 
また、ETCカードを作成しない場合でも、ETCカードがすぐに付帯できるようにクレジットカードを申し込むことも2030年の前にできることの1つです。クレジットカードを所有していれば後からETCカードを付帯することもできます。
 
クレジットカードを所有していなければ、クレジットカードにETCカードを付帯することができません。クレジットカードを利用しながら、今後のETCカードの作成も検討するようにするとよいでしょう。
 

ETCカードに関するよくある質問

ETCカードに関するよくある質問をここでは紹介します。
 
主な質問は「ETCカードはクレジットカードとして使用できますか?」、「ETC車載器がなくてもETCカードを申し込めますか?」、「入り口と出口で違うETCカードを使うとどうなりますか?」、「ETCカードは複数枚所有できますか?」、「ETCカードのみを解約することはできますか?」、「ETCカードを手渡しして支払いをした場合は割引はききますか?」などあります。
 

ETCカードに関するよくある質問1.ETCカードはクレジットカードとして使用できますか?

ETCカードは、ETCの利用以外では利用できません。
 
基本的にクレジット機能も付いていないため、クレジットカードとして利用することはできない場合が多いです。ETCカードが付帯しているクレジットカードのクレジットカード会社で確認するようにしてください。
 
また、ETCパーソナルカードについてもクレジット機能は付いていません。そのため、ETCパーソナルカードもクレジットカードとしては使用できないことを覚えておきましょう。こちらについてもETC以外の利用はできません。
 

ETCカードに関するよくある質問2.ETC車載器がなくてもETCカードを申し込めますか?

ETC車載器が設置されている自動車を所有していなくてもETCカードを申し込むことは可能です。ETCカードはクレジットカードに付帯しているため、車載器の有無は申し込みに関係ないからです。また、ETCパーソナルカードについても同様にETC車載器がなくても申し込めます。
 
もっとも、ETCカードはETC車載器に挿入しなければ割引が利用できないので、ETCカードで割引を利用したい場合はETC車載器を設置することが必要です。また、ご自身の自動車にETC車載器が設置していない場合でも、例えば、レンタカーなどで「ETC車載器が設置されている自動車に乗る機会がある場合」には、ETCカードを所有していると有料道路を利用するのに便利です。
 

ETCカードに関するよくある質問3.入り口と出口で違うETCカードを使うとどうなりますか?

入り口と出口で違うETCカードを使った場合は料金所の開閉バーが開かず、通過することができなくなります。これは、入り口と出口で同じETCカードを使わなければ清算ができないからです。
 
入り口から出口までの距離で料金が決まるので、入り口と出口で異なるETCカードを使用すると距離がわからなくなります。このことから同一のETCカードを使用しない場合は清算ができません。
 
そのため、入り口から出口までは必ず同じETCカードを使用するようにしてください。サービスエリアやパーキングエリアに停まった際にETCカードを抜いた場合は、挿入時に必ず使用していたETCカードなのか確認するようにしましょう。
 

ETCカードに関するよくある質問4.ETCカードは複数枚所有できますか?

ETCカードは複数枚所有することが可能です。特に、1枚目のETCカードとは異なるクレジットカード会社でETCカードを付帯する場合は問題なく複数枚のカードを所有できます。
 
ETCカードを複数枚所有することでプライベート用と仕事用で使い分ける、といった利用もできます。興味のある人はETCカードを複数枚所有することも検討してみましょう。
 

ETCカードに関するよくある質問5.ETCカードのみを解約することはできますか?

ETCカードのみを解約し、退会することは可能です。
 
ETCカードが付帯されているクレジットカードを解約すると、ETCカードも解約してしまうのが一般的です。しかし、その逆でETCカードを解約しても基のクレジットカードは使用することができます。
 
そのため、ETCカードのみを解約することができるのです。ETCカードのみを解約したい場合はクレジットカード会社に問い合わせるようにしましょう。
 

ETCカードに関するよくある質問6.ETCカードを手渡しして支払いをした場合は割引はききますか?

ETC専用レーンではなく、一般レーンでETCカードを使用して支払いをした場合は割引はききません。ETCカードは一般レーンで料金収受員にカードを手渡しし、清算することもできます。しかし、この場合はETCカードの割引料金は適用されず、通常の料金と同じになるので注意が必要です。
 
それだけでなく、ETCマイレージサービスのポイントも貯めることができず、高速道路によっては最遠端料金が適用される場合もあります。これは、ETCの割引はETC車載器が設置されている自動車がETCゲートを通過することで無線の通信を行っていることが条件だからです。
 
ETCカードを手渡しして一般レーンを通過すると、ETCゲートを通過しておらず無線の通信も行っていないので割引の条件を満たしていないことになります。また、ETCマイレージサービスのポイントの付与も同様に対象になりません。
 
そのため、ETCカードを利用した場合はETC専用レーンを通過して、ETCカードを使用することをおすすめします。ETCカードを正しく利用し、お得に運転できるようにしましょう。
 

おすすめETCカードまとめ

本記事では、おすすめのETCカード8社を徹底比較してきました。それぞれ年会費や特典、発行日数に特徴があるので、ご自身に合ったETCカードもあったと思います。
 

ETCカードの選び方について

ETCカードは多くのクレジットカード会社で取り扱っているため、どのカードを選べばよいかわかりずらいです。
 
しかし、「年会費が安いETCカードを選ぶ」、「ポイント還元率が高いETCカードを選ぶ」、「ETCカードに入会した場合や利用した場合の特典で選ぶ」、「発行日数が短いカードを選ぶ」といった選び方をすれば、ご自身に合ったETCカードを選択できます。何が自分にとって1番重要なのかを考え、ETCカードを選びましょう。
 

ETCカードのメリットについて

また、ETCカードにはメリットとデメリットがあります。メリットは「現金がなくても有料道路で利用でき、スムーズに料金所を通過できる」、「ETC独自の割引料金で料金を支払える」、「ETCマイレージサービスによるポイントが貯まる」、「クレジットカードに付帯しているETCカードの場合はダブルでポイントが貯まる」などです。
 
多くのメリットがあるので、ETCカードを所有していない人は、今後所有することも検討してください。
 

ETCカードのデメリットについて

デメリットも理解しておきましょう。主なデメリットは「初期費用がかかる」、「年会費や発行手数料がかかるカードもある」、「クレジットカードを解約するとETCカードも利用できなくなる」などです。デメリットがあることを充分に理解して所有するかを考えてください。
 

ETCまとめと全線ETC専用化について

2030年からは有料道路の全線がETC専用化になることも決まっています。2030年に向けてETCカードを使用することも考えなければいけなくなりました。
 
その際はお得にETCカードを利用できるように、今からETCカードを使いこなせるようにしておくとよいでしょう。2030年までは期間がありますが、慣れておくために早めの利用がおすすめです。
 
ぜひ本記事を参考にご自身に合ったETCカードを探し、お得に利用してください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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