【総合】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード3選

ネットショッピングにおすすめのクレジットカードは、還元ポイントの利率だけでなく、ポイントの分かりやすさ、使いやすさ、不正利用対策を含めたセキュリティ、年会費の有無、といったポイントから判断します。
 
なぜなら、どんなにポイントが貯まりやすくても分かりにくかったり、ポイントを使えるサービスがほとんどなかったり、年会費がとても高かったりすると、一生懸命ポイントを貯めても意味がなくなるからです。
 
また、セキュリティについても、不正利用やカード番号の漏洩に対して弱かったりすると、大きな損害につながるおそれがありますので、ネットショッピングに使うクレジットカードは3Dセキュア対応など、強固なセキュリティが必要です。
 
このような基準から総合的に考えたネットショッピングにおすすめのクレジットカード3選は、こちらです。
 

【総合】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【1】楽天カード

「楽天カード」は、利用額100円につき楽天ポイントが1ポイント（公共料金、電子マネーチャージなど例外もあります）、楽天市場の決済を楽天カードで行った場合には特典を含めて利用額の3％の楽天ポイントが付与されます。そして付与された楽天ポイントは1ポイント＝1円として使用できます。
※楽天カード特典分1％については月々の獲得上限ポイントがあります
 
楽天ポイントは100円ごとに1ポイント付与されるので少額の買い物でもしっかりとポイントを貯められます。また、通常のネットショッピングではポイント還元1％、楽天市場では3％（上限アリ）と獲得ポイントがシンプルで分かりやすいのも特徴です。楽天ポイントの使い道が楽天グループ各社で使えたり、楽天モバイルのスマホ代に使えたりと、ポイントの使い道に困ることが少ないのも、ポイ活において重要な要素です。
 
また、カード利用お知らせメール、24時間体制の不正検知システム、3Dセキュアを使った本人認証と強いセキュリティがあるのも、安心です。
 
既に楽天グループのサービスに登録している人も、現在楽天グループのサービスを受けていない人も、楽天カードなら分かりやすくポイントが貯まり、貯まったポイントは日常生活や楽天市場でのショッピングにも使えるので、おすすめのクレジットカードの一枚です。
 

【総合】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【2】au PAYカード

「au PAYカード」は、携帯電話会社のauが発行するクレジットカードです。
 
au PAYカードのポイント制度は、 ネットショッピングの代金をau PAYカードで支払うと、100円（税込み）ごとに1Pontaポイント（1Pontaポイント＝1円相当）が付与されるという、分かりやすいものです。また、au携帯電話料金、電気代、ガス代といった公共料金をau PAYカードで支払った場合も利用額の1％のPontaポイントが貯まります。なお、ポイントの有効期限は1年間です。
 
「Pontaポイント」は、au PAYマーケットという総合ショッピングサイトで使うことができ、au携帯料金の支払いも可能です。
 
セキュリティ面では、3Dセキュア対応、24時間365日のモニタリング、不正利用による損害の補償とセキュリティに力を入れています。
 
au PAYカードは、au PAYマーケット利用に限ればポイント還元率が1.5％と高くなります。au PAYカードはau携帯電話ユーザー向けというイメージですが、実際にはau携帯を使っていても使っていなくても、ほぼ変わらず特典を受けられたり、ポイントを獲得できることが大きなメリットです。もちろん、auユーザーにはauじぶん銀行普通預金金利のアップや、スマホ代をPontaポイントで支払えるなどの特典もあります。
 
また、セキュリティも3Dセキュア、モニタリング、利用速報メールと整備されており、ネットショッピングに使うクレジットカードとしては使いやすく、おすすめのクレジットカードの一枚です。
 

【総合】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【3】JCB CRAD W

「JCB CARD W」は、JCBの発行するクレジットカードで、一般的にクレジットカードのポイント還元率が0.5％～1.0％の中でAmazonでのポイント還元率2.0％という高還元率のカードです。
 
JCB CARD Wでは、JCBカードの利用で貯まるOki Dokiポイント（通常1000円で1ポイント）がAmazonでお買い物をすると4倍（1000円で4ポイント）のポイントが貯まります。そして、Amazonで獲得したポイントをJCBプレモカード（Amazonやマクドナルドをはじめ全国70万店以上で利用可能なギフトカード）にチャージするとOki Dokiポイント1ポイントがプレモカード3~5円分として交換できます。
 
折角の高還元ポイントなので、JCB CARD Wに限らず、クレジットカードを利用するショッピングサイト・ポイントを使う方針を決めておくと、貯めたポイントを最大限に活用できるようになります。
 
JCB CARD Wの年会費は永年無料、申込み資格は18歳～39歳となっています。39また、年齢制限は入会時だけなので、39歳までに入会していれば40歳以降も年会費永年無料と大変お得なカードです。
 
24時間365日体制の不正検知システム、3Dセキュア対応、メールによるカードの利用通知設定、万が一の不正利用についても補償サービスが完備されています。
 
JCB CRAD Wカードは、日本唯一の国際カードブランドを運営するJCBが直接発行するクレジットカードとしての安心感もあり、ポイント還元率2.0％・強固なセキュリティ対策といった点で非常に人気のクレジットカードです。ご自身が一番使うショッピングサイトに合わせて利用方法を決めておくことで実際のポイント還元率が幾らか、といったことに悩まなくて済むでしょう。
 
このように、JCB CRAD WカードはAmazonでのネットショッピングが多く、高還元率のポイントに注目している39歳までの方にはおすすめのクレジットカードです。
 
ネットショッピングにおすすめのクレジットカード3選の特徴は下記のとおりです。よく利用するショッピングサイト、獲得ポイントの利用方法を合わせて、ご自身に合った、安心安全でお得なクレジットカードを選びましょう。
 
図表1

筆者作成
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード7選

特定のショッピングサイトに特化したクレジットカードは提携特典などで高還元率になることが多いので、大手ショッピングサイト（Amazon、楽天市場、ヤフー！ショッピング）を中心に高還元率となるクレジットカードを7選、還元率、条件、特徴について解説します。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【4】リクルートカード

「リクルートカード」は、株式会社リクルートが発行する、年会費無料、常に高還元率1.2％の高還元率のクレジットカードです。
 
年会費無料クレジットカードの還元率は、0.5％～1.0％がほとんどですが、リクルートカードは安定していつでも1.2％の還元率なので、メインカードとしておススメのクレジットカードです。携帯・光熱費・定期も1.2％のポイントが還元されるので、カード支払いにしておくと年間でかなりの額が還元されます。
 
そして、リクルートが運営するECサイトのポンパレモールでショッピングすると、通常の1.2％還元に加えて3.0％の特典がつくので、いつでも4.2％のポイント還元が受けられます。ポンパレモールでは最大20％還元の商品もあるので、リクルートカードを使ってカード決済すると20％＋1.2％で最大21.2％も可能です。また、じゃらんでの宿泊予約はポイント還元3.2％とこちらも高還元率です。
 
リクルートカードを使うと貯まるポイントは、1ポイント1円として「Pontaポイント」や「dポイント」への交換、Amazonでの利用が可能です。
 
常に高還元率でお得なリクルートカードですが、他のクレジットカードのポイント有効期限が2年のものが多い中、リクルートポイントの有効期限はポイント加算日から12ヶ月後の月末までですので注意しましょう。
 
リクルートカードの還元率は特に条件が無く利用額の1.2％の還元率と、ポイ活に慣れてない人にも分かりやすい、という点が大きなメリットです。ポンパレモールでのネットショッピングは4.2％と更に高還元率になり、大変オトクで分かりやすいので、メインのクレジットカードとしておススメの一枚です。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【5】Amazon Prime Mastercard

「Amazon Prime Mastercard」は、三井住友カードの発行する入会費無料・年会費永年無料のクレジットカードです。Amazon Prime MastercardをAmazonでのショッピングに使うと、プライム会員は2.0％のAmazonポイントが貯まります。また、プライム会員以外にはAmazon Mastercardがあり、こちらはAmazonのショッピングに使うと1.5％がAmazonポイントとして付与されます。
 
コンビニ3社（セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン）でのお買い物でもAmazonポイントが1.5％貯まります（200円につき3ポイント）。
 
このポイントはプライム会員かどうかに関係なく、どちらのカードでも1.5％のポイントが付与されます。また、Amazon以外のネットショッピングでは1.0％のポイントが付与されるので、それでも高還元率ポイントと言えるでしょう。獲得したAmazonポイントはAmazonでのお買い物に利用でき、Amazonギフト券の購入にも使えます。
 
Amazon Prime Mastercardは、Amazon利用に特化したクレジットカードに見えますが、コンビニでも還元率1.5％、その他のネットショッピングでも還元率1.0％と、他のクレジットカードと比較しても還元率は同様か高いといえるでしょう。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【6】Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」は、大手信販会社の株式会社オリエントコーポレーションが発行する年会費無料のクレジットカードです。ポイント還元率は1.0％、そして入会6ヶ月までは還元率2.0％と、これからクレジットカードを持ってネットショッピングをしてみようと考えている方にはピッタリのクレジットカードです。
 
Orico Card THE POINTは、100円の支払いにつき1オリコポイント（1オリコポイント＝1円）、オリコが運営するECサイトのオリコモールで決済すると、元々の1％還元に加えてオリコモール利用分0.5％＋特別加算0.5％の合計2.0％のオリコポイントが貯まります。
 
更にショップによるポイント加算もあるので、オリコモールを経由してAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでお買い物をすると、オリコポイントがお得に貯められます。オリコポイントの有効期限はポイント獲得月を含めて12ヶ月後の月末までと約1年間と短いので、忘れないうちに使いましょう。
 
セキュリティ対策では、不正検知システム・本人認証サービスも完備されていますので、ネットショッピングでも安全に使えます。ただし、万が一の可能性もあるので、常に利用明細などはチェックしておきましょう。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【7】PayPayカード

PayPayカードは利用金額の1％（200円につき2ポイント）がPayPayポイントとして付与され、提携先のYahoo!ショッピングのお買い物の支払いをPayPayカードで行うとストアポイントとして1％、そして「毎日もらえる」特典が3％（※注文月ごとに5000円の上限あり）の合計最大5％が付与されます。
 
また、PayPayアプリ利用者にはポイント還元率が通常の1％から1.5％にアップするなど、様々な特典もあります。
 
PayPayカードは基本付与率が1.0％で、前月に「200円以上30回かつ10万円以上利用」を達成すれば0.5％の特典があり、1.5％の付与率となります。200円の利用からポイントが貯まり、Yahoo!ショッピング以外でも還元率1.0％～1.5％というPayPayカードは、Yahoo!ショッピングをよく使う方だけでなく還元率重視の方にもおすすめのクレジットカードです。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【8】dカード

dカードは、ドコモが発行するクレジットカードで、通常のクレジット機能に加え、ドコモの携帯電話料金との一体決済や様々なサービスと連携しています。
 
dカードは利用額の1％がdポイント（1ポイント＝1円）として付与され、ドコモのショッピングサイト「dショッピング」でお買い物をしてdカードで決済するとdカード決済ポイントが1％、更に特約店でお買い物をすると特約店ポイントが1％と、合計3％のdポイントがdカード特典として付与されます。また、dショップのふるさと納税百選・サンプル百貨店でお買い物をした場合は特約店ポイントが3倍になるので、最大5％のdポイントが付与されます。
 
dポイントは還元率1.0％でdショッピングを利用する方なら最大5％と高還元率ですので、dショッピングに気になる商品がある方、ふるさと納税を使っている方、ドコモユーザーの方には特におすすめのクレジットカードです。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【9】三菱ＵＦＪカードVIASO

「三菱ＵＦＪカードVIASOカード」は、三菱ＵＦＪニコスが発行する、年会費無料のクレジットカードです。
 
このカードがおススメの理由は、他のカードにはない「オートキャッシュバック」というポイント還元システムです。この「オートキャッシュバック」は、三菱ＵＦＪカードVIASOカードで貯まったポイントは、ポイントサイトで交換する必要などなく、1年ごとにまとめてオートキャッシュバックしてくれるのです。
 
今までせっかく貯めたポイントを有効期限切れでなくしてしまったことはないでしょうか？ このオートキャッシュバックがあれば、面倒なポイント交換や、有効期限が近いからと不要なものを買ったり、余ったポイントの処理に困ることもありません。
 
更に、公共料金もカード支払いにするだけで勝手にポイントが貯まり、1年ごとに自動的にキャッシュバックされます。ネットショッピングは好きだけど、ポイントの管理や交換が面倒、という方にはピッタリのクレジットカードです。
 
ポイ活は気になるけど、細かく管理するのが苦手という方も、一度三菱ＵＦＪカードVIASOカードを検討してみましょう。
 

【ポイント還元率の高い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【10】エポスカード

「エポスカード」は、株式会社丸井と株式会社エポスが共同発行するクレジットカードです、入会費・年会費無料、申込み条件は満18歳以上（高校生を除く）で日本国内に居住していること、というクレジットカードの中では比較的入会しやすい部類です。
 
エポスカードのポイント還元率は0.5％（200円につき1EPOSポイント）ですが、EPOSポイントUPサイトに参加している楽天市場やYahoo!ショッピングなどでは、2倍～30倍のポイントアップが可能です。
 
楽天市場・Yahoo!ショッピングは現在2倍となっていますので、EPOSポイントUPサイト経由で楽天市場・Yahoo!ショッピングのお買い物にエポスカードを利用した場合は、還元率が1.0％となります。
 
貯まったエポスポイントは、マルイでのショッピング割引や商品券・ギフト券への交換、エポスVisaプリペイドカードに移行して使うことも可能です。様々な利用方法があるので、ポイ活にもピッタリです。
 
また、エポスカード会員はエポスNetというオンラインサービスを利用でき、月づきの支払予定額や利用履歴の照会をはじめ、支払い方法の変更、登録情報の変更などを24時間いつでもできます。
 
セキュリティについても、不正利用検知システム、カード利用通知サービス、本人認証サービス、盗難・紛失時の全額補償など様々なサポートサービスが受けられるので、ネットショッピングでの利用も安心です。
 

ポイント還元率で見るクレジットカードの選び方

クレジットカードの利用に応じて貯まるポイントは、各社のオリジナルのポイントで、交換時に更にレートが違う場合もあります。
 
単純にどのクレジットカードが一番優れているかは判断し辛いですが、実質の還元率から判断すると分かりやすいでしょう。また、実際にクレジットカードを選ぶ際にはご自身がよく使うECサイトや、使っている携帯会社、といった要素も加味して検討しましょう。各カードのポイント還元率をまとめたので、こちらも参考にしてください。
 
図表2

筆者作成
 
図表3

筆者作成
 

【セキュリティが強い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード3選

ネットショッピングでクレジットカードを使う際に注目すべきポイントは、クレジットカードのセキュリティです。
 
どんなにポイント還元率が高くても、セキュリティが甘くて不正利用されたり、カード番号が盗まれたりするようでは安心して使えません。ここでは、セキュリティが強いクレジットカードを3つご紹介します。
 

【セキュリティが強い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【11】三井住友カード（NL）

「三井住友カード（NL）」は、年会費無料のクレジットカードで、カード番号などを書かないナンバーレスカードが、スマホアプリを使えば最短10秒で発行できるという特徴があります。
 
また、毎月の利用金額の合計200円ごとに1ポイント（還元率0.5％）のVポイントが貯まり、セブンイレブンやローソンなどのコンビニ、マクドナルド・すき家・ガスト・ドトールコーヒーなどの飲食店でタッチ決済を利用すると5％還元、スマホのタッチ決済の場合は還元率が最大7％になります（iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外）。
 
三井住友カード（NL）の魅力は実店舗での利用だけでなく、セキュリティにもあります。カードの利用通知がリアルタイムで届くご利用通知サービス、カードの利用制限、ワンタイムパスワードをご自身で設定することができ、自分なりのセキュリティ対策を構築できます。もちろん、24時間365日不正利用を防止するモニタリングや、カード情報が第三者に流出している可能性がある方へのカードの差し替えも行っています。
 
このように三井住友カード（NL）はメガバンクが発行するクレジットカードなので、セキュリティ対策も強固で、ネットショッピングでも安心して利用できます。
 

【セキュリティが強い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【12】JCB CRAD W Plus L

「JCB CRAD W Plus L」は、入会条件が18歳～39歳までの年会費無料クレジットカードです。そしてJCB CRAD Wと同じくポイントは常に他のJCBカードの2倍貯まるので、Amazonでのお買い物ではOki Dokiポイントが4倍（1000円につき4ポイント）、還元率2.0％（OkiDokiポイント1ポイントを5円分としてプレモカードにチャージした場合）となっています。
 
JCB CRAD W Plus Lは高還元率なだけでなく、24時間365日体制で不審なカード利用がないか監視する不正検知システム、J／Secure、カードの利用通知設定可能、と高度なセキュリティ対策を講じているので、ネットショッピングでの利用も安心です。
 

【セキュリティが強い】ネットショッピングにおすすめのクレジットカード【13】セゾンカードインターナショナル

セゾンカードインターナショナルは、入会金・年会費無料、最短即日発行できるクレジットカードです。そしてお買い物で貯まるセゾンポイントは1000円の利用で1ポイント貯まり、有効期限なしで永久不滅のため、うっかりポイント失効してしまう心配もありません。
 
また、セゾンポイントモールを経由してお買い物をするとポイントアップし、セゾンポイントモールを経由してAmazonでのお買い物すると最大9倍のポイントが貯まります。また、貯まったポイントは1ポイント最大5円（Amazonギフトカードへの交換の場合）に交換できます。
 
そして大事なセキュリティは、セゾンだけのAIセキュリティで24時間不正モニタリングによる高レベルな監視、疑わしい利用には電話やSMSで利用確認、3Dセキュア対応、利用通知サービスと盤石なセキュリティ体制です。
 
セゾンカードインターナショナルはポイント管理が苦手で失効するのが不安な方、ネットショッピングに使うために強固なセキュリティで安心したい方にはおすすめのクレジットカードです。
 
図表4

筆者作成
 
クレジットカード各社は上記のように不正利用防止のためのシステムを構築してくれています。しかし、不正利用をする犯罪集団などは、常にシステムの穴を捜したり、利用者の心理的なスキを突いてきます。
 
特に、ネットショッピングでクレジットカードを使う際にはカード番号や有効期限を入力する必要があるので情報漏洩のリスクが高く、こういったセキュリティの高いクレジットカードを選ぶことは最低限として、ご自身でも不正利用を防ぐ対策が必要です。
 
例えば、メール設定をしてクレジットカードの利用通知をする、毎月の利用明細を確認して少額でも不明な引き落としが無いかチェックする、引き落とし口座に大きな金額は入れない、ショッピングサイトは決まったサイト、信用できるサイトを使う。
 
新しいショッピングサイトを使う際にはその会社の正規サイトかどうか、いつも使っているサイトから購入できないかなどを調べてから利用しましょう。
 
そして、不正利用に気付いた時にすぐにカード停止、不正利用の報告ができるように、コールセンターの連絡先はスマートフォンなどに入れておきましょう。
 

セキュリティの強いクレジットカードを見分けるポイント

ここでは、セキュリティの強いクレジットカードを見分けるポイントを解説します。
 

セキュリティの強いクレジットカードを見分けるポイント1：3Dセキュアを使える

「3Dセキュア」とは、ネット上で行うクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証システムです。
 
通常のネットショッピングでは、クレジットカード番号と有効期限を入力するだけで決済ができていましたが、3Dセキュアを利用したクレジットカード決済では予め登録したIDとパスワードを入力する必要があります。
 
利用の際にはひと手間かかることになりますが、この手順を踏むだけで不正利用される確率が大きく下がりますので、特にネットショッピングでは3Dセキュアが利用できるクレジットカードがおすすめです。
 

セキュリティの強いクレジットカードを見分けるポイント2：不正利用対策機能

クレジットカードには通常、「不正利用対策機能」があります。
 
クレジットカード会社は利用者の日頃の利用傾向を蓄積しており、傾向と違った高額の買い物があった場合に不正利用と判断するとカードの利用停止をして、利用者に連絡を入れて確認をし、不正利用の場合にはカードの再発行、既に使われてしまった金額は保険で対応して利用者に請求しないといった処理をしてくれます。
 
また、カードが利用された際に即時メールを送信してくれるサービスもあり、ご自身が使った覚えのない利用の場合はすぐに気付くことができます。カード会社によっては、一定金額以上だったり、数日後にメールが入るシステムということもありますが、一ヶ月後利用明細よりは早く届くので、メール通知システムがある場合には登録しておきましょう。
 
ネットショッピングに使うクレジットカードには、こういった対策があるカードを選ぶことが大切です。
 

セキュリティの強いクレジットカードを見分けるポイント3：不正利用の補償の有無

万が一、ご自身のクレジットカードが不正利用されてしまった場合に、不正利用された事実が確認できれば不正利用による損害を補償してくれるサービスがあります。備えとしてこういったサービスがあるクレジットカードを選びましょう。
 

ネットショッピングにおすすめのクレジットカードの選び方

ネットショッピングにおすすめのクレジットカードを選ぶ際、重視するポイントは利用頻度の高いショッピングサイトでの高い還元率・特典が受けられること、セキュリティの2点です。それぞれについて詳しく解説します。
 

クレジットカードの選び方1：自分の利用頻度や目的に合ったカードの選定

ネットショッピングをする際、自分の利用頻度や購入する商品の種類を考慮してクレジットカードを選ぶことが重要です。なぜなら、どんなに還元率の高いショッピングサイトがあったとしても、いつもは別のサイトでオンラインショッピングをしているのではその恩恵を受けられませんし、還元率の高さだけでいつも使っているサイトから鞍替えしてしまうと、本末転倒になってしまいます。
 
利用頻度の高いショッピングサイトには、ご自身の好きな商品があったり、使いやすかったりと利用するメリットがある筈です。
 
クレジットカードはあくまで決済手段ですので、クレジットカードのポイントのためにショッピングサイトを変えるのではなく、お気に入りのショッピングサイトがあるのでしたら、そのショッピングサイトで高還元だったり、特典を受けられるクレジットカードを選ぶようにしましょう。
 
もちろん、ショッピングサイトを改めて見比べて、同様の商品が同じか安く販売されているようでしたら、サイトを乗り換えることも可能です。
 
年に数回しかネットショッピングを使わないという場合は、不正利用などのリスクのあるクレジットカードを使わないというのも1つの方法です。ネットショッピングでもプリペイド式のデビットカードやコンビニ払い、後払いに対応しているサイトもありますので、ご自身が想定している使い方、使いたいサイトをよく調べて、代替手段を検討しても良いでしょう。
 

クレジットカードの選び方2：年会費とポイント還元率のバランス

年会費のないクレジットカードも魅力的ですが、ポイント還元率が高いカードは年会費が発生することもあります。自分の年間のショッピング金額を考慮して、「年会費を支払ってでも還元率の高いカード」を選ぶか、「年会費無料で還元率が低めのカード」を選ぶか、バランスを見極めることが大切です。
 
特に、ゴールドカードなどは還元率が高く設定されていて一見お得に見えて、実際には年会費を考えるとノーマルカードで使っていても変わらなかったということはあります。もちろん、ゴールドカードの特典は還元ポイントだけではないのですが、ネットショッピングをメインに利用している方の場合は、ポイント還元率には年会費も含めて考えておくことが大切でしょう。
 

クレジットカードの選び方3：追加特典や保険の有無

クレジットカードには、購入保護や海外旅行保険など、追加特典が付帯されているものもあります。ネットショッピングを頻繁に利用する場合、商品が破損したり紛失したりした際に保証を受けられるカードを選ぶと安心です。また、オンラインショッピング保険が付いているカードも存在するので、そのような特典を活用するのも一つの方法です。
 
Amazonや楽天市場は、特定の企業が自社の商品を販売しているサイトと違って、色んな企業が出店しているので、対応の悪い企業が入っている可能性もあります。ショッピングサイトの保障制度等もありますが、クレジットカードでの補償があると二重に安心してお買い物ができます。
 

ネットショッピングでクレジットカードを使うメリット

ネットショッピングでクレジットカードを使うメリットは幾つかありますが、代表的なものは次のとおりです。
 

クレジットカードを使うメリット1：スピーディな決済

クレジットカードを利用する最大のメリットは、迅速かつ簡単に決済を完了できることです。ショッピングサイトは基本的に24時間365日営業しており、深夜でも買いたいと思った瞬間に購入でき、早ければ翌日には手元に届きます。コンビニ払いや銀行振込だと、一旦外出して支払いを行い、入金確認が済んでからの発送となりますので、クレジットカード払いに比べると遅くなることが多いです。
 
折角購入した商品は早く受け取りたいので、スピーディに決済が完了するクレジットカードはネットショッピングに必須とも言えるでしょう。
 

クレジットカードを使うメリット2：ポイント還元

クレジットカードには各社様々なポイント制度を作っており、クレジットカードの利用金額に応じたポイントだけでなく、特定のネットショップで利用すると付与されるポイントが上乗せされることもあります。ご自身がよく使うネットショップがあれば、そのネットショップで特典を受けやすいクレジットカードを探してみるのも、いわゆるポイ活の一環となります。
 

クレジットカードを使うメリット3：現金が不要

月末や給料日前で手持ちの現金が少ない時でも、クレジットカード払いならば欲しい時に購入でき、翌月に支払えば大丈夫です。ただし、これを繰り返してしまうと支払いが滞ることにもつながるので、収入と支出のバランスを考えて利用することが大切です。
 

クレジットカードを使うメリット4：購入履歴・出費の管理がしやすい

ネットショップを頻繁に利用する方にとっては、クレジットカードの利用明細で購入履歴が残り、また月ごとでの出費の管理もし易くなりますので、家計管理にも役立ちます。
 

クレジットカードを使うメリット5：オンライン専用キャンペーンや特典

多くのクレジットカード会社は、オンライン専用のキャンペーンや特典を提供しています。これらのプロモーションを活用することで、追加のポイントを獲得したり、限定割引を利用したりすることができます。
 
特に、クレジットカードに関わるキャンペーンは高額な特典も多いので、ご自身で使っているクレジットカードのキャンペーンや特典は常に注目して、気になるものはとことん調べてみることも、楽しみの一つになります。
 

クレジットカードを使うメリット6：消費者保護機能と購入保証

クレジットカードには、消費者保護機能が備わっている場合が多く、不正利用や商品の未到着などのトラブルに遭遇した際に、サポートを受けることができます。また、購入保証サービスが付帯しているカードを利用すれば、購入した商品が破損したり、不具合があったりした場合に補償を受けることが可能です。
 

ネットショッピングでクレジットカードを使うデメリット

ネットショッピングでクレジットカードを使うデメリットもありますので、対策と合わせて紹介します。
 

クレジットカードを使うデメリット1：不正利用のリスクとその対策

クレジットカードの利便性が高い一方で、不正利用されるリスクも伴います。特に、ネットショッピングはカード情報をオンラインで入力するため、データが盗まれる危険性があります。
 
このリスクを軽減するためには、セキュリティ対策が強化されたウェブサイトでのみ買い物を行い、カード情報の保存は避ける、クレジットカードは3Dセキュアが施されたカードのみを使う、利用通知メールを活用する、定期的に明細を確認するなどの対策が必要です。
 

クレジットカードを使うデメリット2：過度な利用

クレジットカードでネットショッピングを行うと、現金を使わないために出費を実感しにくくなりがちです。そのため、ついつい不要なものや、高額な商品を購入してしまい、後で支払いが困難になることがあります。
 
これを防ぐためには、ご自身の収入と支出をしっかり管理し、クレジットカードの利用限度額を適切に設定することが重要です。また、過度な利用を防ぐためには「欲しいから買う」ではなく、「欲しいから貯める」「貯まったから買う」としておくと、衝動的な買い物・無駄な出費が減るでしょう。
 

クレジットカードを使うデメリット3：利息の発生

収入に見合わない商品の購入や、支払いが難しくなったために分割払い・リボ払いなどにしてしまうと、利息が発生します。特にリボ払いにしてしまうと、実際にその商品の購入に幾らかかったかが実感しにくくなるため、割高になってしまうこともあります。
 
これを防ぐためには、ネットショッピングだからといって気軽に次々購入するのではなく、本当に必要なものか、値段は適正か、支払うことができるかをしっかりと検討することが大切です。
 

クレジットカードを使うデメリット4：利用履歴のプライバシー問題

クレジットカードの利用履歴は、購入したものの詳細を含むため、プライバシーの観点から問題になることがあります。例えば、第三者に履歴が漏洩した場合、個人の趣味や生活習慣が露呈するリスクがあります。プライバシーを保護するためには、カード会社が提供するプライバシーポリシーを確認し、必要に応じて利用履歴の管理を行うことが勧められます。
 

クレジットカードを使うデメリット5：返品・返金が難しい

実際に商品を見て購入するわけではないので、商品が届いた時に思っていたものと違うといったことが起こり得ます。カードで支払いが終わっていると交換や、返品・返金が難しくなりますので、現物が分かりにくいものや、大きさを確認したいものは代引きや後払いでの購入をおすすめします。
 

ネットショッピング向けクレジットカードの作り方

ネットショッピング向けクレジットカードの作り方をご案内します。
 

クレジットカードの作り方1：オンライン申込

ネットショッピング向けのクレジットカードのほとんどは、オンラインで簡単に申し込むことができます。カード会社のウェブサイトにアクセスし、勤務先や収入、自宅住所、連絡先といった個人情報を入力して申し込みが完了します。
 
申込み後は、カード会社による審査が行われ、承認されればカードが郵送されます。一部のクレジットカードはカードレスになっており、スマホアプリで使えるものもあります。
 

クレジットカードの作り方2：必要書類と審査基準

クレジットカードの申し込みには、身分証明書と状況によって収入証明書が必要になります。審査基準はカード会社によって異なりますが、原則、今後返済できるだけの収入があるか、延滞や滞納といった金融事故を起こしていないかについて審査します。
 
収入面については、必要があれば収入証明書により審査し、金融事故の有無については信用情報機関に照会をかけて調査します。
 
また、信用情報機関にはクレジットカードの審査申込履歴も残りますので、審査を急ぐために一度に何枚もクレジットカードの審査を申し込んだり、1つの会社で審査に落ちたからと続けて審査申込することは避けましょう。
 
他のクレジットカードの審査で落ちていたり、直前に何件も審査申し込みをして落ちていると、審査に落ちる信用情報の悪い人と判断されて、更に審査通過が難しくなります。一度審査に落ちてしまった場合は、滞納や遅延が無いかを確認して、見つかった場合には支払う、そして半年か一年程度は間を空けて、収入が良くなったり昇進した後に再度申込してみましょう。
 

クレジットカードの作り方3：初期設定と利用開始までの流れ

無事に審査通過して、クレジットカードが手元に届いたら、まずはオンラインで初期設定を行います。初期設定ではカードの有効化やオンラインサービスへの登録などを行います。設定が完了すれば、ネットショッピングを始めることができます。ただし、セキュリティを確保するため、パスワードは定期的に変更し、安全な取引を心がけることが大切です。
 

ネットショッピングでクレジットカードを使う際の注意点

ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。
 

Q1：不正利用や請求間違いに気付いたらどうすべき？

クレジットカードの利用について、不正利用や請求間違いに気付いた場合、どうするべきかという質問があります。まず、このような問題が発生した場合には速やかにカード会社へ連絡し、不正利用が疑われる請求内容、請求時期、不正利用と判断した根拠を正確に伝えましょう。
 
自己判断で「これは不正利用だから支払う必要がない」と引き落としに応じなかったりすると、延滞扱いになって、金融事故として信用情報に残ってしまう場合があります。また、不正利用があった場合にはその後も続けて不正利用される可能性があるので、できるだけ早く手持ちのクレジットカードを停止し、新しいカードを発行してもらう必要があります。
 
カード会社にとっても、請求を取り下げる正確な根拠が必要となりますので、次の被害を防ぐためにも迅速な連絡と、カード会社の適切な対応を求めることが必要です。また、定期的な明細のチェックを行い、異常があればすぐに対応することで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。
 

Q2：ポイント有効期限と交換方法

クレジットカードのポイントには有効期限が設けられていることが多いため、定期的に確認し、期限切れ前に利用することが重要です。ポイントの交換方法には、商品やギフトカードへの交換、他のポイントプログラムへの移行などがありますので、各カード会社の規定を確認しましょう。
 

Q3：サポート体制と問い合わせ先

万が一のトラブル時に備えて、クレジットカード会社のサポート体制や問い合わせ先を事前に確認しておくことが大切です。多くのカード会社では24時間対応のコールセンターを設置しており、問題が発生した際には迅速に対応を求めることができます。
 
不正利用と思うとご自身が犯罪に巻き込まれたと感じて焦るかもしれませんが、コールセンターへの連絡、カードの停止、とやるべきことをやれば、後は調査結果を待っておきましょう。
 

ネットショッピングにおすすめのクレジットカードまとめ

各カードの年会費、ポイント還元率、セキュリティ対策、利用可能なサービスなどを比較し、ご自身のライフスタイルや利用目的に合わせて選べるように詳細な情報について紹介しました。ネットショッピングを安全に楽しむための各種注意点やカード選択のポイントも説明していますので、より充実した、ネットショッピングのためのクレジットカード選びの一助になります。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー