更新日: 2024.04.23

【2024年最新版】ポイント還元率が高い法人カードおすすめ20社を徹底比較! 効率よく貯めるコツや活用術も解説[PR]

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【2024年最新版】ポイント還元率が高い法人カードおすすめ20社を徹底比較! 効率よく貯めるコツや活用術も解説<span style="color:#999999;font-size:50%;margin-left:5px;">[PR]</span>

法人の代表や個人事業主の方のなかには、使い勝手のよい法人カードを探す方もいます。できれば、還元率の高いカードを使いたいと考えるでしょう。
 
還元率の高い法人カードは、効率よくポイントを貯めやすく、貯まったポイントをさまざまなことに使えます。還元率の高い法人カードについて知れば、今後カードを上手に仕事で使えるでしょう。本記事では、還元率の高い法人カード20社を徹底比較していきます。
 

FINANCIAL FIELD編集部

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ポイント還元率の高い法人カードおすすめ12選

会社などの業務で法人カードを使うのなら、なるべくポイント還元率の高いものを使いたいでしょう。ポイント還元率が高ければ、多くのポイントを貯められてお得です。法人カードのなかでも、特に還元率の高いカードは以下の12種類です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 1. 三井住友カード ビジネスオーナーズ

「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、人気の高い法人カードの代表格として知られ、さまざまなビジネスパーソンに利用されています。
 
三井住友カード ビジネスオーナーズは、カードの利用金額に応じて「Vポイント」が貯められるのが特徴です。通常利用した場合の還元率は0.5%分ですが、対象の三井住友カードを持っていることを条件に特約店で使った場合は3倍の1.5%分(200円で3ポイント)も貯まります。
 
特約店には、「JAL(日本航空)・ANA(全日空)・Amazon・ETCの4種類」が選ばれているため、出張・営業・物品購入でポイントを稼ぎやすいです。
 
また、Vポイントの優待サイトである「ポイントアップモール」でもポイントが増量されます。ポイントアップモール経由でネットショッピングを済ませると、買い物額に応じて最大9.5%ものポイントが追加される仕組みです。普段以上に多くポイントを稼げるため、見逃す手はありません。
 
三井住友カード ビジネスオーナーズは、ポイント関係以外でもさまざまなメリットがあります。まず、年会費は無条件で永年無料です。法人カードのなかには年会費が発生するものも多いですが、三井住友カード ビジネスオーナーズについては余計なコストの心配がありません。
 
ちなみにパートナー会員カード(追加カード)も18枚まで作れるうえに、こちらも年会費は不要です。特に、出張や備品購入の多い社員や役員向けに作ってみるのもよいでしょう。
 
利用限度額も、最大500万円と大きめです。法人カードのなかには100万円や300万円程度と、利用枠が個人カードと変わらないものもあるため、そこそこ大きなお金を動かすのに向いています。ほかにETCカード・Google Pay・Apple Payなども追加でき、特にETCカードは仕事で遠出の機会が多い方におすすめです。
 
保険も最高2000万円の海外旅行傷害保険が付いているため、海外出張に行く際の万が一のときに備えられます。補償を受けるには、事前に旅行商品などをカード払いすることが条件です。利用できる旅行保険の種類は、後から無料で変更できます。すでに設定している旅行保険に不満を感じる場合は、別のものを検討するとよいでしょう。
 

ポイント還元率の高い法人カード 2. 三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド

「三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド」は、先ほどの「三井住友カード ビジネスオーナーズ」のゴールドカード版です。こちらも一般カードと同じく、決済額に応じてVポイントを貯められます。
 
Vポイントの還元率は一般カードと同じで、通常は0.5%分(200円で1ポイント)です。
 
JALやANAなどの特約店での還元率についても、他の三井住友カードを持っていることを条件に1.5%まで上がります。ほかにも、ポイントアップモールの利用で最大9.5%分ものポイントが加算される点も一緒です。
 
なお、ゴールドカード版独自の特典として、継続特典が用意されているのが大きな特徴です。年間100万円以上対象のサービスでカード決済した場合、1万ポイントが追加されます。
 
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは、一般カードと異なり基本的に年会費が発生するのも特徴です。
 
本会員で税込5500円ですが、年間100万円以上利用していれば翌年度は年会費が発生しません。継続特典でもらえるポイントとともにお得な点でもあるため、積極的に利用するとよいでしょう。
 
ちなみにパートナー会員の年会費は無料で、枚数も一般カードと同じく18枚まで発行できます。
 
さらに三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは、保険も一般カード以上に充実しています。旅行傷害保険は、海外だけでなく国内も対象です。国内旅行傷害保険も最大2000万円まで補償を受けられるとともに、後から旅行保険の種類を変更できます。ほかにも年間最大300万円のショッピング補償保険もあるため、高額の備品を購入した後でトラブルに遭っても安心です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 3. Airカード

「Airカード」は、リクルートとJCBとの提携で発行している法人カードです。年会費は本会員で5500円、使用者(追加カード会員)で3300円かかります。ただし初年度に新規入会した場合にかぎり、年会費分のリクルートポイントが加算されるため、実質無料です。
 
Airカードの最大のメリットとして、法人カードのなかでも基本還元率が極めて高い点が挙げられます。200円で3ポイント(1.5%)と業界ではトップクラスの高さを誇るため、特にポイント還元率にこだわって法人カードが欲しい方におすすめです。
 
通常法人カードのポイント還元率は0.5~1.0%程度のところが多いため、その点で考えれば効率よくポイントを貯められます。
 
しかも、リクルートが運営するじゃらんやポンパレモールのようなサービスであれば、より多くのポイントが貯まってお得です。じゃらんでは宿泊予約で2.0%以上還元され、ポンパレモールでは買い物で3.0%以上ももらえます。
 
貯めたポイントはリクルートの各サービスだけで使えるうえに、Pontaポイントやdポイントにも交換できるため、ドコモの携帯料金の支払いやローソンでの買い物にも便利です。
 
Airカードには旅行傷害保険はありませんが、海外向けショッピングガード保険は年間最大100万円で用意されています。海外で備品を購入した際に何かあっても安心です。
 
さらに会計処理の面でも、弥生会計やfreee会計に自動的にデータが送信されます。連携さえしていれば、手入力の手間なく自動反映されるため、精算も楽にできます。
 

ポイント還元率の高い法人カード 4. NTTファイナンス Bizカード

「NTTファイナンス Bizカード」は、最も一般的なレギュラーカードであれば、代表者・使用者ともに年会費永年無料で利用できます。
 
TファイナンスBizカードの魅力は、効率よくポイントを貯められる点です。ポイント還元率は1.0%、つまり決済金額1000円につき10ポイント貯められます。
 
法人カードは基本的に利用額が大きくなりがちであるため、多くの機会で利用するほどポイントもどんどん貯まりやすいです。特に、NTTの電話や携帯の料金などであれば200円で2ポイント貯まるため、より迅速にポイントを稼げます。
 
なおポイント関係では、会員向けポイントモール「倍増タウン」がある点も特徴です。ポイントモールを経由してネットショッピングに活用すると、普段使うよりも還元率が大幅に上昇します。最大で26倍に上がるショップもあるため、カードを使用する方はぜひご利用ください。
 
貯めたポイントは、現金や金券などさまざまなギフトと交換できます。取引先にお渡しするお土産品も用意できるため、わざわざ現金を出して準備する手間がかかりません。
 
保険が充実している点も、NTTファイナンス Bizカードの強みです。
 
旅行傷害保険については、レギュラーカードでは国内・海外とも最高2000万円まで補償してもらえます。ほかにもショッピング補償保険(動産総合保険)も用意されていて、補償額は年間100万円までです。カードを使って国内外への出張や備品購入する際のトラブル対策として期待できます。
 

ポイント還元率の高い法人カード 5. ラグジュアリーカードブラック 法人決済用

「ラグジュアリーカードブラック 法人決済用」は、信販会社のアプラスが、アメリカの富裕層向けクレジットカード「Luxury Card」(ラグジュアリーカード)と提携して発行しているカードです。年会費が本会員で税込11万円と非常に高めですが、代わりに還元率が1.25%と法人カードのなかでは高い水準になっています。交換する商品によっては、最大2.75%にまでなるケースもあります。
 
加えて、飛行機のマイルにも1ポイントで0.75マイルのレートで交換できるため、出張用航空券の準備にもおすすめです。交換できるマイルの種類はJAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空の4種類ですので、国内やアメリカ方面への出張に役立ちます。
 
ラグジュアリーカードの独特の特徴として、利用限度額の設定がない点も挙げられます。事前入金サービスを利用することで、最大9990万円までの決済が可能です。一度に多額の資金を入れておくと、わざわざこまめに入れなくても支払いできます。
 
しかも、法人税や消費税のような法人の経営に欠かせない税金の支払いも、カード1枚でできる点もポイントです。納税額に応じて1.5%分が還元されるため、多くのポイントを貯められます。
 
特典やサービスも、数多くの良質なものが用意されています。世界3000以上のホテル宿泊施設での優待特典や、全世界148ヶ国600都市以上の約1300ヶ所以上の空港ラウンジ無料特典などがあって魅力的です。また、カード会員限定で利用できる経営者層向けのコミュニティもあり、情報交換や商談の場に利用できます。
 
保険も充実していて、国内・海外旅行傷害保険では最高で1億2000万円も補償されるのが特徴です。特に海外旅行傷害保険は、カードを持っているだけで適用される自動付帯であるため、特に海外出張の多い方におすすめです。また、ショッピング保険も国内・海外に関係なく買い物後のトラブルに巻き込まれた場合、最高300万円まで補償される内容です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 6. JCB一般法人カード

「JCB一般法人カード」は、国際ブランドでもおなじみのJCBが発行する、法人カードのレギュラー版として知られています。年会費は初年度が無料(オンライン入会の場合限定)で、2年目以降は1375円発生しますが、有料の法人カードのなかでは比較的安い費用設定です。
 
ポイントについては、決済金額1000円につき1ポイントのOki Dokiポイントがもらえます。加えて、ポイントアップモールに当たる「JCBオリジナルシリーズパートナー」を利用すれば、還元率アップのチャンスが豊富です。ポイントアップ祭開催中に対象店舗を利用した場合、普段の20~30倍も多くのポイントが貯められます。通常の還元率が1000円で1ポイントの0.1%であるため、ポイントアップを利用すれば還元率が2.0~3.0%にもなってお得です。
 
またJCB法人カードでは、「JCBスターメンバーズ」と呼ばれるポイントアッププログラムもあります。このプログラムでは、前年の利用金額に応じて還元率が最大1.5倍に上がる仕組みです。しかも登録手続きなしで使えるため、普段から多くの決済に使うモチベーションにもつながります。
 
旅行傷害保険も国内・海外ともに用意されているため、国内外に関係なく出張中の万が一のときに備えられて安心です。死亡や後遺障害の場合で最高3000万円まで補償されます。ほかにも業界初のサイバー攻撃保障となるサイバーリスク保険もあり、最高50万円まで補償される点で安心です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 7. JCBゴールド法人カード

「JCBゴールド法人カード」は、JCB法人カードのゴールドカード版です。年会費は1万1000円と一般カードより高めですが、こちらもオンライン入会にかぎり初年度は年会費が発生しません。
 
JCBゴールド法人カードもポイントの貯め方は、基本的に一般カードと同じです。原則1000円で1ポイント貯まる計算ですが、「JCBオリジナルシリーズパートナー」や「JCBスターメンバーズ」を活用すれば、還元率が何倍にも上がります。特にスターメンバーズは、300万円以上利用した場合に最高1.6倍にまで上がる点が魅力です。
 
JCBゴールド法人カードは一般カードの上位カードである分、特典やサービスも充実しています。まず空港ラウンジ無料サービスが、国内の主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港で利用可能です。エントランスでカードと航空券を提示するだけで中に入れ、ゆったりくつろいだり、リモートワークをしたりできます。
 
また保険についても、一般カード以上に充実しているのがメリットです。海外旅行傷害保険で最高1億円、国内旅行傷害保険でも5000万円まで補償してもらえます。
 
ほかに、飛行機が遅延した場合に補償してもらえる国内・海外航空機遅延保険も付帯されているのも強みです。出航や乗り継ぎが遅れた場合も食事代や客室料金で2万円程度が支払われます。また、サイバー攻撃に備えられるサイバーリスク保険も75万円まで補償を受けられます。
 

ポイント還元率の高い法人カード 8. JCB CARD Biz

「JCB CARD Biz」は、JCBの法人向けカードシリーズの一種です。従業員向けのカードを発行できない点が、法人カードとの最大の違いに挙げられます。このため、一人企業の法人代表者や個人事業主向けに発行できるのが特徴です。年会費は初年度が無料で、2年目以降も税込1375円で使えます。加えて申し込みの際に、法人関係の本人確認書類(登記簿や決算書など)も必要ありません。
 
JCB CARD Bizでも他の法人向けJCBカードと同じく、通常は1000円で1ポイントがもらえます。「JCBオリジナルシリーズパートナー」や「JCBスターメンバーズ」を使った場合も、ポイント還元率上昇特典があるのも同様です。特に、「JCBスターメンバーズ」では最高倍率が1.5倍であるため、一般法人カードと同じ程度の倍率に上がります。
 
保険については、基本的に一般法人カードと同じ仕様です。旅行損害保険は国内旅行・海外旅行の場合ともに最高3000万円まで補償を受けられます。また購入した品物の盗難などに備えられるショッピングガード保険も、海外での購入の場合にかぎり最高100万円まで補償される決まりです。また、法人カードでおなじみのサイバーリスク保険もあり、法人一般カードと同じく最高50万円まで補償されます。
 

ポイント還元率の高い法人カード 9. 楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)

「楽天ビジネスカード」は、楽天カードが発行する法人カードです。なお法人カードでは珍しく本カードではありません。発行には楽天プレミアムカードを持っている状態で、追加カードとして申し込むことが条件です。
 
年会費は楽天プレミアムカードが税込1万1000円、楽天ビジネスカードは税込2200円で、発行には合計1万3200円を支払います。ちなみにETCカードについては複数枚発行でき、年会費は1枚目が無料で、2枚目以降が1枚に付き税込550円です。
 
初期費用がやたらとかかるイメージが強い楽天ビジネスカードですが、ポイント還元率が高いことで人気があります。他の楽天カードシリーズと同じく基本還元率が1.0%であるため、100円おきに効率よくポイントを貯められます。
 
また楽天市場で買い物する際も、もらえる楽天ポイントが最大で3倍になる仕組みです。加えて、SPU(スーパーポイントアッププログラム)で他の楽天系サービスと活用すれば、さらに多くのポイントを稼げます。法人口座を楽天銀行に設定したり、出張先の予約を楽天トラベルで済ませたりするのもおすすめです。
 
楽天ビジネスカードでは、楽天プレミアムカードのポイント関係特典も利用できます。誕生月には楽天市場や楽天ブックスを利用した場合に、もらえるポイントが4倍になってお得です。加えて楽天証券で投信積立クレジット決済を行った場合、楽天カードであれば0.5%の還元率が倍になります。
 
また、各種特典や保険も充実しており、「プライオリティ・パス」は148ヶ国1300ヶ所以上の空港ラウンジサービスを無料で利用することができます。加えて、ニューヨークやパリなど世界44拠点にもトラベルデスクがあるため、出張中の相談にも役立ちます。保険関係では、国内・海外旅行傷害保険で最大5000万円まで補償されます。また最高300万円まで補償される動産総合保険もあり、高額の備品などを購入する際も安心です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 10. オリコEX Gold For Biz

「オリコEX Gold For Biz」は、オリコが発行する法人カードとして知られています。年会費は初年度は無料で、2年目以降は2200円です。ちなみに追加カードは無料で作れます。
 
ポイントとして「暮らスマイル」が設定されており、基本的に1000円で1暮らスマイル貯まる仕組みです。ただし利用金額に応じてステージアップすると、加算されるポイントの還元率も最大2倍になります。貯めたポイントは200暮らスマイルから交換でき、オリコポイントとも1暮らスマイル=5ポイントで交換可能です。
 
オリコEX Gold For BizではVISAかMasterCardからブランドを選べますが、どちらを選んでもブランド独自の優待特典を受けられます。VISAの場合は出張に、MasterCardの場合は会食や接待に役立つものが多めです。ほかにもクラウド会計ソフトの「freee会計」の利用割引特典や、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の優待特典も用意されています。
 
保険についても海外・国内旅行保険の傷害保険やショッピングガード保険などがあるため、出張や備品購入の際に安心です。
 

ポイント還元率の高い法人カード 11. ライフカードビジネスライトプラス

「ライフカードビジネスライトプラス」は、ライフカードが発行している法人カードです。スタンダードカードであれば年会費は永年無料であるため、ずっとコストを抑えながら使えます。ポイントは基本的に1000円につき1ポイントで、利用金額に応じてステージポイントが加算されます。
 
最も低いレギュラーステージでも1倍で、付与されるポイント数は1000円で2ポイントです。一方最高のプレミアムステージでは2倍になるため、1000円で3ポイントももらえます。加えて新規入会から1年間は1.5倍、誕生月は3倍になる分、ポイントを多く稼ぐチャンスです。ほかにもポイントアップモール「L-Mall」を利用した場合、もらえるポイントも最大25倍に上がります。
 
また、利用限度額は500万円で、法人カードのなかでは大きいほうです。付帯されている特典やサービスも充実しており、カーシェアリングサービスの会員カード発行手数料無料特典や、弁護士への1時間無料相談サービスなどもあります。
 
さらに、ブランド別(VISA・MasterCard)の優待サービスもあり、VISAでは出張関係、MasterCardでは接待や会食関係の特典が盛りだくさんです。ほかにもベネフィット・ステーションの福利厚生サービスも優待価格で利用できます。
 

ポイント還元率の高い法人カード 12. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード」は、年会費は税込1万3200円ですが、ETCカードについては無料で作成できます。
 
ポイントは特に入会特典が豪華で、期間や利用金額の条件を満たすと最大8万ポイントももらえます。加えて通常利用する場合も100円で1ポイント貯まり、法人カードのなかでは基本還元率が高いほうです。また、オプションサービス「メンバーシップ・リワード・プラス」を利用すれば、ポイント還元率が上がったりポイントが有効期限なしで使えたりします。
 
優待特典の面でも充実していて、福利厚生プログラム「クラブオフ」で20万ヶ所以上の施設を優待割引で利用できます。国内外29空港のラウンジや空港周辺パーキングを無料や低価格で使えるのも魅力です。特にJALを利用する場合は専用運賃特典があるため、移動費用を抑えたいときに重宝します。
 
また旅行損害保険が海外と国内でそれぞれ5000万円分まで用意されているのも魅力です。国内や海外によく出張に行く方に向いています。
 

マイル還元率の高い法人カードおすすめ5選

法人カードのなかには、マイルがよく貯まるものも多いです。マイルが多く貯まれば、航空会社の特典航空券と交換できるため、お得に飛行機のチケットが手に入ります。マイル還元率の高い法人カードで、特におすすめなのが以下の5種類です。
 

マイル還元率の高い法人カード 1. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費は税込2万2000円で、追加カードは1枚税込3300円です。ちなみに追加カードは最大9枚まで、ETCカードは最大5枚まで発行できます。
 
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードには、「セゾンマイルクラブ」があり、JALのマイルを最大1.125%貯められます。ショッピングで1000円利用するたびに10マイル貯まる仕組みです。加えてセゾンカードでおなじみの永久不滅ポイントもマイルに交換することで、上記の最大還元率になります。
 
航空関係の特典では、国内空港ラウンジや海外空港ラウンジの利用特典もあります。国内空港ラウンジは無料で利用できるうえ、海外空港ラウンジもプライオリティ・パスの登録で活用できる仕組みです。出張に行く際、飛行機に乗るためにゆったりくつろいだりリモートワークに打ち込んだりできます。
 
ほかにも最高1億円の海外旅行傷害保険や、最高5000万円の国内旅行傷害保険も付いており、飛行機を使った移動でも安心です。ショッピング安心保険も最高300万円まで補償される内容で付いています。
 

マイル還元率の高い法人カード 2. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」(以下、アメックスビジネスゴールド)は、アメリカン・エキスプレスが直接発行しているゴールド法人カードです。年会費は本カードが税込3万6300円、追加カードが税込1万3200円となっています。
 
アメックスビジネスゴールドで貯めたポイントは、マイルとの交換にも対応しています。交換先はJALやANAなど15の航空会社のマイルで、特にANAマイルへの交換は一定の条件を満たすと優遇される決まりです。通常は2000ポイントで1000マイルですが、メンバーシップ・リワード・プラスに登録することで1000ポイントで1000マイルと等価交換できます。
 
普通にポイントを貯める際も100円で1ポイント貯まるため、普段の業務のさまざまなシーンを通じて効率よくポイントを稼げる仕組みです。メンバーシップ・リワード・リワードプラスにそのまま交換することを心掛ければ、どんどんマイルを貯められます。
 
飛行機関係では国内外29の空港ラウンジを無料で利用できるほか、JALでは専用運賃「ビジネスフレックス」の対象です。国内旅行や海外旅行の損害保険も完備しているうえに、飛行機が遅れた場合などに宿泊代や食事代が補償される国内航空機遅延費用も利用できます。
 

マイル還元率の高い法人カード 3. ダイナースクラブ ビジネスカード

「ダイナースクラブ ビジネスカード」は、ポイント還元率が100円で1ポイント(1.0%)です。そしてダイナースクラブ内の「ダイナースグローバルマイレージ」に参加することで、ポイントを各航空会社のマイルに交換できます。
 
プログラムにはJALやANAなど5社が参加していますが、特に効率よく交換できるのがANAマイルです。交換レートが1000ポイント=1000マイルと等価交換になっているため、カードのポイント還元率の高さが役に立ちます。また、ダイナースクラブのポイントは有効期限自体がないため、いつでも好きなときに交換できます。
 
ダイナースクラブ ビジネスカードでポイントを貯めるには、個人カードとのポイント合算も便利です。ビジネスカードと個人カードはどちらにもポイントを集められます。もし個人カードで多くのポイントが貯まっている場合、ビジネスカードに集めておくとマイル交換にも便利です。
 

マイル還元率の高い法人カード 4. ラグジュアリーカードゴールド

「ラグジュアリーカードゴールド」は、ラグジュアリーカードシリーズの最上位カードです。ポイント還元率は1.5%で、1000円であれば15ポイントも貯められます。
 
また、ポイントのマイルへの交換も優遇されていて、1ポイント=0.9マイルというレートです。ほぼ等価交換に近いレートでマイルを手に入れられるうえに、交換手数料も発生しません。しかも、交換上限もないため、好きなときに好きなだけマイルに換えられます。
 
飛行機関係では、ほかにも空港ラウンジサービスの無料特典などの優待も豊富です。空港ラウンジの場合、148ヶ国600都市以上にある1300ヶ所以上のラウンジを無料で利用できます。また、ハワイアン航空ではハワイアンマイルズのエリート会員ステータスが提供されるため、同路線に乗るときにリッチなひとときを過ごせます。
 
さらに国際線の発着時に、荷物を無料宅配してもらえるサービスもあり便利です。特に海外出張から帰国して疲れているときは、ぜひ利用したいところです。
 

マイル還元率の高い法人カード 5. ANA JCB法人カード

「ANA JCB法人カード」はANAマイルとJCBのポイントを貯められます。JCBのポイントであるOki Dokiポイントは、1ヶ月の利用額で1000円につき1ポイント付くルールです。そしてOki DokiポイントはANAのマイルと等価交換できます。
 
しかもJCBの場合、ポイントモール「JCB ORIGINAL パートナー」もあります。サイト内のネットショップを利用した場合、20倍や30倍ものポイントが手に入る点でお得です。何倍ものポイントが手に入るほど、手に入るANAマイルも大幅に増やせます。
 
加えてANAマイルについても、カードに入会したときや毎年継続するタイミングで、ボーナスとして1000マイルもらえる点も魅力です。区間ごとの割増ボーナスマイルも搭乗のたびに手に入るため、なおさら多く稼げるでしょう。
 

キャッシュバック還元率の高い法人カードおすすめ3選

法人カードで還元率の高いもののなかには、キャッシュバック還元率の高さで人気のカードがあります。キャッシュバックを受けられれば、毎年の年会費の支払いにも充当できるため、非常に便利ですよ。おすすめのカードは、以下の3つです。
 

キャッシュバック還元率の高い法人カード 1. JCBビジネスプラス法人カード

「JCBビジネスプラス法人カード」は、キャッシュバック型の法人カードの代表例です。年会費は初年度が無料、2年目以降が税込1375円と安く抑えられています。
 
キャッシュバック型であるため、多くのJCBが発行するカードと異なりOki Dokiポイントは貯まりません。キャッシュバックは前月の利用額のうち、旅費・交通費に当たる金額が払われます。キャッシュバック額の上限は、1万5000円です。
 
キャッシュバック還元率は、前月の利用額に基づいて決まる仕組みです。なお、利用金額が5万円を超えていることが条件となります。利用金額とキャッシュバック率の関係は以下のとおりです。
 

・5万~20万円未満:0.5%
・20万~40万円未満:1.0%
・40万~60万円未満:1.5%
・60万~80万円未満:2.0%
・80万~100万円未満:2.5%
・100万~:3.0%

 
おおよそ20万円ごとに0.5%ずつ加算し、最大で3.0%分が還元されます。例えば、前月に70万円を利用した場合は70万円×0.02=1万4000円となり、このうちの交通費や旅費の分が戻ってくる仕組みです。ただし、海外加盟店の分はカウントされないため、主に国内利用に限定したほうがよいでしょう。
 
なお、JCBビジネスプラスカードは付帯保険はほとんどありません。海外での購入分を対象にしたショッピングガード保険だけがあり、最高100万円まで補償されます。
 

キャッシュバック還元率の高い法人カード 2. JCBビジネスプラス法人カード ゴールドカード

「JCBビジネスプラス法人カード ゴールドカード」は、JCBビジネスプラス法人カードの上位カードです。年会費は本カード利用者で税込1万1000円、使用者カードで3300円ですが、初年度は年会費が発生しません。
 
ゴールドカード版でも、キャッシュバックのルールは同じです。前月の利用金額が5万円を超えていれば、決済額に応じた還元率で旅費や交通費の分が戻ってきます。
 
ゴールドカード版の場合は、一般カードと異なり付帯保険がそろっています。
 
まず、国内・海外の旅行傷害保険があり、海外旅行の場合は最高で1億円が、国内旅行では最高で5000万円が補償されるルールです。続いて、国内・海外航空機遅延保険も用意されており、状況に応じて2万円または4万円の食事代・宿泊代・衣服購入代が支払われます。
 
さらに、ショッピングガード保険は一般カードの場合よりアップグレードされていて、海外だけでなく国内での買い物も適用されます。補償額は海外・国内ともに最高500万円です。
 

キャッシュバック還元率の高い法人カード 3. バクラクビジネスカード

「バクラクビジネスカード」は、株式会社LayerXが提供しています。年会費は永年無料であるうえに、バーチャルカードも発行手数料は発生しません。なお、リアルカードについては1枚税込1540円の発行手数料を求められます。
 
バクラクビジネスカードもキャッシュバック型の法人カードであるため、ポイントは貯まりません。ただその代わりに、決済総額の1.5%分がキャッシュバックされる仕組みです。
 
例えば、決済総額が100万円であれば1万5000円がキャッシュバックされます。ちなみに、キャッシュバック額の上限は設けられていません。
 
また、バクラクビジネスカードは利用可能枠が最高で2億円と大きい点も特徴です。多くの法人カードでは、利用可能枠が1000万円にも満たないものばかりです。1000万円単位や10区円を超える取引にもすぐ対応できるため、大きなビジネスチャンスもつかめるでしょう。
 
また、会計処理がしやすい点も、バクラクビジネスカードの強みです。カードが利用された瞬間に明細通知が届くうえに、領収書と利用明細をひも付けして保存できます。しかも、インボイス(適格請求書)の自動判定機能も付いているため、わざわざ自分自身でインボイスであるか否かを判断する手間もかかりません。
 

自分にあったクレジットカードの選び方

法人の代表や個人事業主として法人カードを選ぶ際、どのように選べばよいのか悩む人もいるでしょう。もし、なかなか法人カードが決まらないときは、以下の6つを基準にしてみてください。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (1)年会費

クレジットカードを選ぶときに、まず「年会費」を軸に決めるのがおすすめです。法人カードの年会費は、大きく「永年無料のもの」「初年度だけ無料のもの」「2年目以降有料になるもの」の3つに分かれます。
 
年会費がかからない場合は、別のことにお金を使えます。一方、年会費がかかった場合でも、会計処理の際は経費にできます。
 
ただし、年会費が無料だったり安かったりすればよいわけではありません。年会費が無料または安い場合は、優待サービスや付帯保険が充実していないケースもよくあります。
 
ただ単に、年会費の数字を見るのではなく、カードの提供するサービスや特典と見比べることが大切です。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (2)ポイント還元率

続いて、「ポイント還元率」も選ぶ際の基準として考えられます。法人カードの場合、0.5~1.0%程度が還元率の相場です。
 
もちろん、ポイント還元率が高いカードほど多くポイントを貯められます。貯めたポイントをマイルと交換して特典航空券を手に入れたり、年会費分の元を取ったりできれば満足できるでしょう。
 
ただし、法人カードのポイント還元率は、個人カードに比べると低めです。楽天ビジネスカードのように1.0%のものもありますが、還元率が高いものほど年会費も高くなっています。コストまで考えると、0.5%前後のものを探すのが無難でしょう。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (3)利用限度額

さらに、「利用限度額」も意識しましょう。法人カードは個人カードに比べて利用限度額が高い傾向です。利用限度額が高いほど、カード1枚でさまざまな目的のためにお金を使えます。
 
法人カードの利用限度額は、ランクにもよりますが500万円で多いとされています。ただし、そのなかには100万円や300万円と、より低いものがある点にも注意すべきです。
 
まれに億単位で動かせるカードもありますが、ほとんどが1000万円を下回る金額で設定されています。カードで多くのお金を使う場合は、複数枚用意するのも手です。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (4)自社で必要なサービスが受けられるか

「自社で必要なサービスを受けられるか」という点も、カード選びで重要な要素です。法人カードのサービス内容は多岐にわたり、旅行保険を備えたものやビジネスをサポートするものなどがあります。
 
もし、自社で営業や出張に出掛ける社員が多い場合は、出張・宿泊・レンタカーサービスを割引で利用できるカードを選ぶとよいでしょう。一方、従業員の福利厚生を充実させたい場合は、福利厚生サービスの優待特典があるカードがおすすめです。
 
法人カードを取り入れるときは、自社で今必要なサービスを見極めたうえで、それを満たせるカードを選ぶとよいでしょう。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (5)会計処理の負担が軽くなるか

「会計処理の負担が軽くなるか」という点も、法人カードを選ぶうえでカギになります。法人カードのなかには、クラウド会計ソフトと連携できたり、明細を通知してくれたりするサービスがあるものも多いです。クラウド会計ソフトと連携できていれば、会計担当者は送られてきた明細をもとに処理するだけで済みます。
 
また、最近では、電子帳簿保存法やインボイス制度に対応するカードも出てきています。最新の制度はすぐには慣れないケースも多いため、自動で処理してくれる機能があれば、社員の負担をあまり増やさずに済むでしょう。
 

自分にあったクレジットカードの選び方 (6)追加カードの発行可能枚数

最後に、「追加カードの発行可能枚数」も重要です。追加カードとは、いわば法人カードのサブカードで、個人カードでいう家族カードに当たります。
 
追加カードを何枚発行できるかは、法人カードの種類によってさまざまです。ただし、多くのカードでは5~10枚程度としています。社内で特に信頼できる人や営業によく出掛ける人と事前に渡す人など、ルールを決めておくとよいでしょう。
 
渡すべき人が多くなりそうであれば、無制限で発行できる法人カードを選ぶのもおすすめです。将来、会社の規模はどのくらいになるかを想定して決めるという手もあります。
 

法人カードのポイント還元率の相場は?

法人カードのポイント還元率の相場がどの程度なのか、知っておきたいところです。一般的な法人カードのポイント還元率は、0.5~1.0%程度です。種類によっては0.1%や0.3%などと、驚くほど低いものまであります。
 
個人カードであれば、楽天カードやdカードのように1.0%前後のものもよく見かけます。ただし、法人カードは個人カードに比べると利用限度額が高かったり、カードで決済する金額が大きかったりします。一度に使う金額が大きい分、カード会社側でポイント還元率を抑えめにしている傾向にあるため、還元率が低いカードが多めです。
 

法人カードを利用するメリット

法人カードの導入を考えるときは、法人カードの持つメリットも知っておくとよいでしょう。法人カードが持つメリットは、以下の5つです。
 

法人カードを利用するメリット (1)経費計上の負担が減る

まず、「経費計上の負担が減る」点です。法人カードは会社などの事業用口座とひも付けるため、社内の出費の出どころを簡単に把握できます。しかも、クレジットカードを使って瞬時に決済が完了するため、現場の社員による立て替えの手間もかかりません。
 
費用の立て替えがあった場合、メモを残していなければ、後からお金のやり取りのトラブルにもつながります。法人カードは利用履歴という形で明確に残るため、経理担当の社員も動かぬ証拠をもとに精算処理がしやすいです。
 
加えて、クラウド会計ソフトと連携していれば、定期的にデータが自動共有されます。経理担当社員も送られてきたデータを処理するだけでよいため、負担を大幅に減らせるでしょう。
 

法人カードを利用するメリット (2)振込手数料などの経費を減らせる

また、「振込手数料などの経費を減らせる」点も法人カードのメリットです。法人カードで支払う場合、毎月の決まった日に利用金額をまとめて口座から引き落とします。
 
普通に備品を購入したりビジネスサービスを利用したりする際、現金でやり取りすると振込手数料が発生することが多いです。しかし、カード払いであれば後日口座の資金から引き落とすだけで済むため、振込手数料を用意する必要はありません。
 
一度当たりの振込手数料が何百円かであっても、長期的に節約が続けば、経費削減効果も次第に大きくなります。
 

法人カードを利用するメリット(3)ポイントやマイルを稼げる

さらに、「ポイントやマイルを稼げる」点もメリットです。法人カードもクレジットカードであるため、利用金額に応じてポイントが貯められます。
 
ある程度ポイントが貯まったところでビジネス用品と交換すれば、わざわざ資金を出す必要がありません。また、マイルを交換して貯めていけば、特典航空券を手に入れられます。特典航空券を出張に行く社員などに渡せば、1万円以上も出すべき交通費を減らせてお得です。
 

法人カードを利用するメリット (4)福利厚生サービスや各種の特典を受けられる

「福利厚生サービスや各種の特典を受けられる」点も、法人カードのメリットに挙げられます。法人カードのなかには、クラブオフやベネフィット・ステーションのような福利厚生サービスと連携しているところも多いです。
 
福利厚生サービスを社員に提供すれば、彼らも十分に英気を養うことができ、また頑張ってくれます。また、個人事業主として法人カードを利用する場合も、普段頑張っている自分へのごほうびに特典をプレゼントできるでしょう。
 
法人カードによっては、ビジネスを発展させるための役立つ特典もあります。業務の効率化ツールを初月無料で使える特典もあるため、自社内の改革の意味で使ってみるのもおすすめです。
 

法人カードを利用するメリット (5)旅行傷害保険やショッピング保険で万が一のときに備えられる

「旅行傷害保険やショッピング保険で万が一のときに備えられる」点も、法人カードを使うメリットです。旅行傷害保険であれば、国内外に出張するときや遠方へ営業に行くときに何かあっても心配はありません。
 
加えて、ショッピング保険は購入した物が壊されたり、盗まれたりした際に補償を受けられます。最新式の業務用パソコンのような高価なものがトラブルで壊された際、保険があればまた買い直す資金を手にできる点で安心です。
 

法人カードを利用するデメリット

法人カードはさまざまなメリットがある一方、注意したいデメリットもいくつかあります。法人カードを作って使うときは、以下の4つのデメリットにもご注意ください。
 

法人カードを利用するデメリット (1)年会費がかさむ場合がある

まず、「年会費がかさむ場合がある」点です。法人カードはほとんどの場合、2年目から年会費が発生するものや、初めから年会費を請求されます。しかも、ゴールドカードのような上位カードになるほど年会費が高額になる傾向です。
 
1枚持つだけであればそこまで大した出費にはなりませんが、複数枚持つ場合は年会費がまとまった出費になることも覚悟する必要があります。必要な種類や枚数を決める際は、年会費とのバランスも考えるべきです。
 

法人カードを利用するデメリット (2)利用ルールの準備が欠かせない

また、「利用ルールの準備は欠かせない」点も注意しましょう。特に法人カードで追加カードを発行している場合は、従業員が不正利用しないようにルールが欠かせません。
 
具体的にはカードを使ってよい範囲を決めたり、利用したときに報告させたりするといったやり方が挙げられます。あるいは、必要都度に貸し出すのもおすすめです。
 

法人カードを利用するデメリット (3)カードによっては登記簿や決算書の準備が必要

さらに、法人カードのなかには申し込みの際に登記簿謄本や決算書の準備が必要な場合があります。法人カードはあくまでも、法人の信用情報に基づいて発行するかしないかを審査するためです。
 
審査する側は、申し込んできた法人の営業年数や現在の売上高、過去に滞納がないかどうかなどを見極めます。総合的に判断する材料として、登記簿謄本や決算書の提出を求められます。
 
ただし、カードによっては法人の必要書類が一切求められないケースもあります。申し込みの前に、必ず必要書類を確認しましょう。
 

法人カードを利用するデメリット (4)ETCカードや追加カードの管理が必要

ほかにも、「ETCカードや追加カードの管理が必要」である点も挙げられます。法人代表者が持つ本カードだけならともかく、ETCカードや追加カードを発行した場合は複数枚のカードが会社内にあるためです。
 
適切に管理しない場合、車内で不正利用が発生したり紛失してトラブルに発展したりする場合があります。ETCカードや追加カードまで発行していた場合は、きちんとしたルールに基づいた管理が重要事項です。
 

法人カードでポイントを効率よく貯めるコツ

法人カードを持っているのなら、できるだけポイントを効率よく貯めたいものです。法人カードを使って、うまくポイントを稼ぐ方法は以下のとおりです。
 

法人カードでポイントを効率よく貯めるコツ (1)なるべくメインの法人カードで支払う

まず、「なるべくメインの法人カードを使って支払う」方法です。ちなみに、できるだけポイント還元率の高いカードをメインカードに指定することがコツです。ポイント還元率の高い法人カードでまめに支払うと、もらえるポイント数が多い分、効率よくポイントが貯められます。
 
加えて、法人カードのなかには前年や前月の利用金額に応じて還元率が上がったり、まとまった量のボーナスポイントがもらえたりする場合がよくあります。比較的ポイント還元率の高いカードでこまめに支払うようにすれば、多くのポイントを稼げます。
 

法人カードでポイントを効率よく貯めるコツ (2)ポイント還元率が上がる特典やサービスを活用する

また、「ポイント還元率が上がる特典やサービスを活用する」こともコツです。法人カードのなかには、利用することでポイント還元率が劇的に増えるサイトもあります。ポイントサイトのように、サイト経由でネットショッピングをすれば還元率が数%になる仕組みです。
 
加えて、法人カード側で指定した特約店でポイントを貯めると、普通に貯めるよりも効率よく貯められる場合もあります。法人カードの公式サイトをよく確認したうえで、還元率が上がる特典やサービスがどれなのかきちんと把握しておくのがおすすめです。
 

法人カードでポイントを効率よく貯めるコツ (3)ゴールドやプラチナなど上位カードを選ぶのもあり

さらに、「ゴールドやプラチナなど上位カードを選ぶ」方法もあります。上位カードは一般カードに比べて、比較的還元率が高いケースが多いです。
 
例えば、ラグジュアリーカードでは、最もレギュラーなチタンカードが1.0%であるのに対し、ブラックカードが1.25%、ゴールドカードが1.5%となっています。上位カードになるほど年会費はかかりますが、ポイントが貯まりやすくなるケースが多いため、作ってみてもよいでしょう。
 

法人カードでポイントを効率よく貯めるコツ (4)ETCカードは営業や出張の多い社員に渡す

「ETCカードは営業や出張の多い社員に渡す」ことをおすすめします。ETCカードは、高速道路を走行するたびにカードから料金が引き落とされます。
 
多くの法人カードでは、ETCカードを利用した分だけポイントがもらえる仕組みです。利用頻度が多いほどポイントも貯まっていくため、よく営業や出張の多い社員に渡しておくと、業務中にポイントを稼いでくれます。
 

法人カードで貯めたポイントの上手な活用術

法人カードでせっかくポイントを貯めたのなら、うまく有効活用したいところです。ポイントの上手な活用方法は、主に以下の4つです。
 

ポイントの上手な活用術 (1)カードの支払いに充当する

まず、「カードの支払いに充当する」やり方があります。貯めたポイントの交換先で現金(キャッシュバック)は非常に定番です。
 
基本的にキャッシュバックのレートも、1ポイント=1円のケースがよく見られます。仮に支払額が10万円で2万円分のポイントをキャッシュバックで充当する場合、残りの8万円をポイント以外で用意すれば問題ありません。
 
ただし、カードによってはキャッシュバックのレートが不利な場合もあります。キャッシュバックでカードの支払いに充当するときは、必ずレートをチェックしましょう。
 

ポイントの上手な活用術 (2)ビジネスに役立つ商品と交換する

また、「ビジネスに役立つ商品と交換する」のもおすすめです。法人カードでも貯めたポイントの交換先としてさまざまなギフトを用意しています。
 
例えば、社内でよく使うメモ帳やペンなどの消耗品との交換に使うと、新たにメモ帳などを買うのに使うお金を節約できます。こまめに交換すれば経費の節減にもつながるため、うまく活用するとよいでしょう。
 

ポイントの上手な活用術 (3)ギフトと交換する

さらに、「ギフトと交換する」のも手もあります。取引先に渡すギフトを手に入れたり、商品券に交換して社内のイベントの景品にしたりするのもよいでしょう。
 
ギフト券については、クライアントへの接待や会食に使うのもおすすめです。「日頃お世話になっているから」ということで、贈答品にする手もあります。
 

ポイントの上手な活用術 (4)マイルや他社ポイントと交換する

「マイルや他社ポイントと交換する」方法もよいでしょう。法人カードの多くは、ポイントを航空マイルと交換できます。交換を通じてマイルを貯めると、特典航空券を手に入れたり座席のアップグレードに使ったりできて便利です。
 
また、楽天ポイントやdポイントのような、広く使われる他社ポイント(共通ポイント)に交換する方法もあります。共通ポイントは利用できる加盟店が非常に多いため、近くで必要な備品を購入する場合などに役立つでしょう。
 

還元率の高い法人カードでポイントを貯める際の注意点

還元率の高い法人カードを使ってポイントを貯める際、いくつか注意したい点があります。以下の点も意識しながら、ポイントを貯めていくとよいでしょう。
 

法人カードでポイントを貯める際の注意点 (1)ポイントの有効期限に気を付ける

まず、「ポイントの有効期限に気を付ける」ことです。法人カードで貯められるポイントは、ほとんどが有効期限が設けられています。2年や4年程度としているケースが多いため、普段からきちんとチェックしないとあっという間に使えなくなります。
 
ポイントの有効期限は、失効前にカード会社からメールで知らされるのが一般的です。有効期限関係の通知は必ず読むようにするとともに、普段からポイントの状況もしっかりチェックするべきです。
 

法人カードでポイントを貯める際の注意点 (2)交換する商品によってポイントの価値・レートが異なる

また、「交換する商品によってポイントの価値やレートが異なる」ケースがある点にも注意するべきです。
 
例えば、ポイントをマイルに交換する場合、A社のマイルは1000ポイント=1000マイルであるのに対し、B社のマイルは2000ポイント=1000マイルとしている場合があります。
 
交換先を誤らないよう、ポイントの価値やレートは交換前によくチェックしておきましょう。
 

法人カードでポイントを貯める際の注意点 (3)ポイントプログラムのないカードもある

さらに、「ポイントプログラムのないカードがある」点も注意が必要です。ポイントプログラムがない場合、こまめにカードで決済していてもなかなかポイントが貯まりません。
 
ただし、ポイントプログラムがない場合、代わりに利用金額の一部をキャッシュバックするケースがあります。カード別のポイントの取り扱いもよく確認したうえで、できるだけポイントを高還元率でもらえるものを選ぶのがおすすめです。
 

法人カードで貯めたポイントを会計処理する方法

法人カードの場合、カード決済を通じて貯めたポイントは会計処理する必要があります。しかし、ポイントの会計処理のルールがよく分からないという方もいるでしょう。本項でいくつかのケースに分けて、ポイントを会計処理する方法を見ていきましょう。
 

ポイントが貯まった時点

まず、カードの決済を通じてポイントが貯まった時点では、特別な会計処理は必要ありません。会計処理はあくまでもポイントを何らかの形で使った場合に、初めて必要になるためです。
 
現時点で何かに使う予定が特にない場合は、会計処理について何も心配はありません。
 

商品や金券と交換したとき

続いて、ポイントを商品や金券と交換した場合の会計処理について見ていきます。例えば、3000円分のポイントを商品と交換した場合は次のとおりです。
 
図表1

借方 貸方
仕入高 3000円 雑収入 3000円

筆者作成
 
商品と交換した場合は、貸方(資産や費用の増加)の勘定科目は「雑収入」に、借方(資産や費用の減少)は「仕入高」にします。あくまでも雑収入を使って仕入れをした体裁です。
 
続いてギフト券など金券と交換した場合、金券はあくまでもお金の一部として扱います。そのため、借方の勘定科目を「前払金」か「貯蔵金」と書きましょう。
 
図表2

借方 貸方
前払金
(貯蔵金)
3000円 雑収入 3000円

筆者作成
 

一部をポイントで支払った場合

さらに一部をポイント払いした場合は、あくまでも値引きした扱いで処理します。価格の1000円のうち、400円分のポイントを使った場合は図表3のとおりです。
 
図表3

借方 貸方
消耗品費 600円 未払金 600円

筆者作成
 
一部をポイント払いした場合、残りはクレジットカードで払う600円として扱います。そしてクレジットカードの支払いは、今後実際に引き落とすため、「未払金」の扱いです。
 
もしポイント払いした分まで書く場合は、図表4のように記録します。
 
図表4

借方 貸方
消耗品費 1000円 未払金 600円
雑収入 400円

筆者作成
 

ポイントでキャッシュバックを受けた場合

最後にキャッシュバックを受けた場合は、キャッシュバックを受けた分は「雑収入」、残りは「預金」として記録しましょう。キャッシュバックを受けた分は3000円、残された分は2000円とすると、図表5のとおりです。
 
図表5

借方 貸方
未払金 5000円 預金 2000円
雑収入 3000円

筆者作成
 

ポイント還元率の高い法人カードに関してよくある質問

本項では、ポイント還元率の高い法人カードについて、よくある質問を取り上げつつ回答していきます。
 

Q1:法人カードで還元率が高いものでおすすめはどれですか?

法人カードでポイント還元率の高いカードとして、三井住友カード ビジネスオーナーズやNTTファイナンス Bizカードなどが代表例です。
 

Q2:法人カードでマイル還元率が高くておすすめなものはどれですか?

法人カードのうち、マイル還元率の高さでおすすめなものとして、アメックスビジネスゴールドやダイナースクラブ ビジネスカードなどがあります。
 

Q3:JCB法人カードの還元率はどのくらいですか?

JCB法人カードの還元率は、基本的に1000円で1Oki Dokiポイントで0.1%です。しかし、JCBオリジナルシリーズパートナーを使えば、最高20~30倍ものポイントがもらえます。
 

ポイント還元率の高い法人カードまとめ

ポイント還元率の高い法人カードについて、いろいろと見てきました。法人カードのなかでは人気の高い三井住友カードビジネスオーナーズやライフカードビジネスライトプラスなど、さまざまなカード会社などが挙げられます。
 
カードによっては、航空会社のマイルへの交換レートが有利だったり、キャッシュバックを受けられたりするものもあります。また、貯めたポイントの使い道は毎月の支払いへの充当や商品との交換などさまざまです。業務用の備品や取引先に渡すギフトなど、必要に応じて活用してみてください。
 
また、法人カードのなかには、優遇サービスや特典が充実しているものもあります。ポイントの貯めやすさとともに注目すると、より有意義に活用できるでしょう。還元率の高い法人カードを探す際は、ぜひ本記事の内容を振り返っていただければ幸いです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー