更新日: 2024.04.26

ダイナースクラブのビジネスカードとは? メリットから審査・申込方法まで徹底解説![PR]

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ダイナースクラブのビジネスカードとは? メリットから審査・申込方法まで徹底解説!<span style="color:#999999;font-size:50%;margin-left:5px;">[PR]</span>

事業を進めるうえで、クレジットカードは単なる支払い手段の一つではありません。経理業務の効率化、社会的な信用を示すツールとして、その重要性は増しています。
 
特に、「ダイナースクラブ ビジネスカード」は、三井住友トラストクラブ株式会社が提供する、ビジネスオーナー、個人事業主、会社役員向けの特別なカードです。
 
本記事では、ダイナースクラブ ビジネスカードの魅力を、その歴史、サービス内容、利用方法、そしてビジネスシーンでの活用方法まで幅広く紹介します。
 
1960年の創立から現在に至るまで、ビジネスパーソンに支持され続けているダイナースクラブ ビジネスカードの全容をわかりやすく解説していきます。ビジネスカード選びで迷っている方、または経理業務の負担を少しでも減らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

FINANCIAL FIELD編集部

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ダイナースクラブのビジネスカードとは?

「ダイナースクラブ ビジネスカード」は、三井住友トラストクラブ株式会社が提供するビジネスオーナー、個人事業主、会社役員向けの法人カードです。
 
ダイナースクラブ ビジネスカードは、ビジネスオーナーや個人事業主、会社役員の方々に最適なクレジットカードです。このカードは、社用経費の決済に利用できるだけでなく、ポイントも貯まり、ダイナースクラブの充実したサービスを受けることもできます。
 
特に、会計ソフト「freee会計」との連携や、様々な優待サービス「ビジネス・オファー」などの独自サービスがビジネスシーンでの利便性を高めています。ダイナースクラブ ビジネスカードの基本情報について、図表1にまとめてみました。
 
図表1

年会費(基本会員) 2万7500円(税込)
年会費(追加会員) 無料(追加カード発行は4枚まで)
カード維持手数料 3、4枚目の追加カードのみ:1枚当たり年間5500円(税込)
入会基準(基本会員) 三井住友トラストクラブの所定の基準を満たす法人、団体等の代表者・役員または個人事業主
※役員の場合、代表者の承諾書が必要
入会基準(追加会員) 基本会員が代表者・役員を務める法人等または個人事業主の役職員あるいは従業員で18歳以上の方
利用可能枠 一律の制限なし
支払い方法 一回払い、ボーナス一括払い、リボルビング払い
融資 キャッシングサービス、カードローン
※利用可能枠の設定が必要
海外旅行傷害保険 基本会員
傷害死亡・後遺障害 最高1億円(下記1.2.の合算額)
自動付帯分:最高5000万円
利用条件分:最高5000万円
追加会員
傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円(下記1.2の合算額)

自動付帯分:最高2500万円
利用条件分:最高2500万円

国内旅行傷害保険 基本会員
傷害死亡・後遺障害 最高1億円(利用条件付)
追加会員
傷害死亡・後遺障害 最高5000万円(利用条件付)
ショッピング・リカバリー 年間500万円限度(利用条件付)
ゴルファー保険 傷害死亡・後遺障害 最高300万円
傷害入院 日額4500円
傷害通院 日額3000円
賠償責任 1億円限度
ゴルフ用品損害 5万円限度
ホールインワン・アルバトロス費用 10万円限度
(自動付帯)

 

ダイナースクラブのビジネスカード【4つの種類と特徴】

ダイナースクラブは多様なニーズに応えるために、さまざまなクレジットカードを提供しています。ダイナースクラブ ビジネスカード以外にも、以下の4つのビジネスカードがあります。
 

(1)ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード
(2)ダイナースクラブ コーポレートカード
(3)ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカード
(4)ダイナースクラブ ビジネスコンパニオンカード

 
それぞれの概要とその特徴について、詳しく解説していきます。
 

ダイナースクラブのビジネスカード(1)ビジネスプレミアムカード

「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」は、2021年12月13日に新たに発行された法人向けのクレジットカードです。14万3000円という高額な年会費を背景に、その価格に見合った豊富なサービスと特典を提供しています。
 
ビジネスに特化したサービスが受けられることに加え、招待制の個人カードである「ダイナースクラブ プレミアムカード」の優待・サービスも利用でき、ワンランク上のビジネスカードと言えます。
 
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの基本情報は、以下の図表2のとおりです。
 
図表2

年会費(基本会員) 14万3000円
年会費(追加会員) 無料
入会の目安 非公開
支払い方法 一回払い、ボーナス払い、リボルビング払い
融資 キャッシングサービス、カードローン
※利用可能枠の設定が必要
海外旅行傷害保険 傷害死亡・後遺障害 最高1億円(自動付帯)
国内旅行傷害保険 傷害死亡・後遺障害 最高1億円(自動付帯)
ショッピング・リカバリー 年間500万円限度(利用条件付き)

 

ダイナースクラブのビジネスカード(2)コーポレートカード

「ダイナースクラブ コーポレートカード」は、企業や組織が従業員の出張費用や接待費、その他のビジネス関連経費を管理し、経費精算業務を効率化するために発行されたクレジットカードで、「中小企業向け」と「大企業向け」の2種類があります。
 
申し込みには、法人の登記事項証明書が必要になるため、個人事業主は利用することができません。ダイナースクラブ コーポレートカードの基本情報は、以下の図表3のとおりです。
 
図表3

年会費 1枚につき1万3200円(税込)

※入会に際して、所定の審査あり

利用代金の締切 毎月15日
請求 月末までに利用代金を集計し、連絡担当者に「ご利用代金明細」および「ご利用代金集計表」が送られる。
支払い 翌月の10日(金融機関の営業日でない場合は翌営業日)に、指定の口座から自動振替により一括支払い。
追加カード ・ETCカード
コーポレートカード1枚につき、ETCカード1枚が無料で付帯できる。

・コーポレート コンパニオンカード
コーポレートカード1枚につき、コーポレート コンパニオンカード1枚が付帯できる。

海外旅行傷害保険 死亡・後遺障害 最高5000万円
傷害治療費用 300万円限度
疾病治療費用 300万円限度
賠償責任 5000万円限度
携行品損害 1旅行中50万円限度
(保険期間中100万円限度)
救援者費用 400万円
(保険期間中の限度額)
国内旅行傷害保険 傷害死亡 5000万円
後遺障害 最高5000万円

 

ダイナースクラブのビジネスカード(3)ビジネス・アカウントカード

ダイナースクラブの「ビジネス・アカウントカード」は、ダイナースクラブカードを所有している方のみが申し込める追加のカードです。ダイナースクラブのビジネス・アカウントカードの主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。
 

・年会費5500円(税込)
・法人格を持たない方も発行できる
・本会員カードとは別の支払口座の設定が可能
・本会員カードとは別の利用代金明細を発行できる

 
ビジネス・アカウントカードは企業や個人事業主の経費を効率的に管理するための、経費決済専用のクレジットカードです。
 
複数の経費を1枚の利用明細で一元管理ができ、さらに、支払い先や、日付、金額が明記され、経費の記録を確実に記録することができます。これにより、事務処理が効率化されるだけでなく、「交通費の精算漏れ防止」や「確定申告の負担軽減」にも役立ちます。
 
また、ダイナースクラブカードは個人名義の口座に紐づけて使用することができ、ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカードでは、別の個人または法人名義の口座を登録して利用可能です。このため、事業関連の支払いと個人またはプライベートな支払いを区別して管理できます。
 
つまり、個人事業主や法人格を持たない専門職(医師、弁護士、公認会計士など)の方々にも適した法人向けカードとなっています。
 

ダイナースクラブのビジネスカード(4)ビジネスコンパニオンカード

ダイナースクラブの「ビジネスコンパニオンカード」は、ダイナースクラブ ビジネスカード会員およびダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード会員のみ追加できるクレジットカードです。
 
ダイナースクラブ ビジネスコンパニオンカードの主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。
 

・年会費無料
・ポイントの合算
・請求と支払いの一本化
・Mastercard®の加盟店で利用可能
・Mastercard®が提供するサービスは利用できない

 
ビジネスコンパニオンカードを使用した際に獲得するポイントは、ビジネスカードのポイントと合算されます。また、支払いは、ビジネスカードの利用分と一緒に請求されるため、支払い口座も一つで済み管理が楽です。
 
ダイナースクラブ ビジネスカードは他の国際ブランドに比べると、加盟店数は少なめです。しかし、このビジネスコンパニオンカードを利用することで、Mastercard®加盟店での決済が可能になります。国内外問わず、幅広いショッピングやビジネスシーンで活用でき、ビジネスの場を選ばずに利用することができます。
 
ただし、決済専用となるため、Mastercard®が提供する各種サービスは利用できない点に注意しましょう。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット

ダイナースクラブ ビジネスカードのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
 

(1)ステータス性が高い
(2)経理業務を効率化できる
(3)充実した旅行傷害保険
(4)高級レストランを手軽に楽しめる
(5)快適な出張をサポート
(6)年間500万円のショッピング補償
(7)ゴルファー保険が手厚い

 
それぞれ順番に解説していきます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(1)ステータス性が高い

ダイナースクラブ ビジネスカードは、その長い歴史と卓越したサービス品質で、多くのビジネスパーソンから高い評価を受けている、高級クレジットカードブランドです。
 
このカードを所有し、会食や接待などのさまざまなビジネスシーンで使用することで、社会的地位や信頼性の高さをアピールすることができます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(2)経理業務を効率化できる

ダイナースクラブ ビジネスカードはクラウド会計ソフトの「freee会計」とデータを連携することができます。これにより、カード利用データを自動的に会計ソフトに取り込むことが可能になり、手動での帳簿付けの手間が省け、経理業務にかかる時間を短縮することができます。
 
また、経理や簿記の専門知識がなくても、青色申告や決算書の作成が簡単に行え、よりビジネス活動に集中することができます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(3)充実した旅行傷害保険

ダイナースクラブのビジネスカードを持つことの大きなメリットの1つに、充実した旅行傷害保険があります。この保険は、旅行中に遭遇する可能性のある様々なリスクをカバーすることができ、特にビジネスで頻繁に海外出張に行く方にとって心強いサポートとなります。
 
保険の最大の魅力は、傷害死亡・後遺障害に対して最高1億円という高額の補償が自動的に付帯される点です。この補償は、カード利用者が旅行の予約をダイナースクラブ ビジネスカードを使用して行うだけで適用されるため、追加の手続きや費用が不要で、手軽に高水準の保険を利用することが可能です。
 
また、国内旅行はもちろんのこと、海外出張や旅行にも適用されます。突然の事故や病気、その他の不測の事態が発生した場合でも、充実した補償により、経済的なダメージを最小限に抑えることができます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(4)高級レストランを手軽に楽しめる

「エグゼクティブダイニング」という特典を利用することで、高級レストランでの食事がさらに魅力的になります。
 
指定されたレストランで、2名以上で所定のコース料理を注文すると、1名分の料理代が無料になります。これにより、大切な取引先との会食や、プライベートの記念日などの食事をより手軽に楽しむことができます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(5)快適な出張をサポート

ダイナースクラブ会員であれば、「国内外の1300ヶ所以上ある空港ラウンジを無料で利用」することができます。空港での待ち時間の疲れを軽減できるため、頻繁に旅行や出張をされる方にとって大きなメリットと言えます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(6)年間500万円のショッピング補償

年間で最大500万円までの補償を提供するショッピング保険は、カードで購入した商品が盗難や破損に遭った場合に適用されます。
 
この保険により、高価な電子機器やブランド品などの高額な買い物をする際の心配事を減らすことができます。特に海外旅行中のショッピングにおいて、購入品の安全を気にせずに済むため、旅の楽しみが一層増します。ただし、一品につき1万円の自己負担額が必要になる点に注意しましょう。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのメリット(7)ゴルファー保険が手厚い

ダイナースクラブ ビジネスカードの利用者には、ゴルフ中の事故やけがに遭った際などに、さまざまな補償が提供されています。
 
たとえば、1回の事故につき、賠償責任保険が最高1億円補償されています。誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまった場合などがこれに当たります。また、自身が所有するゴルフ用品の損害に対しては5万円、ホールインワンなどの達成祝いとして実際にかかった費用を10万円の範囲内で保険金が支払われます。
 
これは、ゴルフをする機会の多いビジネスマンにとって、大きなメリットと言えます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのデメリット

ダイナースクラブ ビジネスカードのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
 

(1)年会費が高額
(2)加盟店が少ない

 
それぞれ詳しく解説していきます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのデメリット(1)年会費が高額

ダイナースクラブ ビジネスカードのデメリットは、年会費が2万7500円(税込)と高額である点です。これは法人カードの中でもトップクラスの年会費の高さと言えます。
 
このような高額な年会費は、設立したてのスタートアップ企業や個人事業主など、コスト削減を重視する事業主にとっては大きな負担となる可能性があります。年会費が高額である理由としては、ダイナースクラブ ビジネスカードが提供する特典やサービスが豊富である点が可能性として挙げられます。たとえば、国内外の空港ラウンジの利用、優れたトラベル保険、さまざまなビジネスサポートなどの特典があります。
 
これらのサービスを頻繁に利用しない方にとっては、その恩恵を十分に受けることができず、結果的に高額な年会費が無駄と感じられることもあるかもしれません。
 

ダイナースクラブのビジネスカードのデメリット(2)加盟店が少ない

ダイナースクラブ ビジネスカードは、国際ブランドのクレジットカードとして、ビジネスシーンでの利用に特化しています。しかし、VisaやMastercardなど他の国際ブランドと比較した際、加盟店の数が少なめであることが、一部のユーザーにとっては不便をもたらす可能性があります。
 
特に、頻繁に海外出張に行くビジネスパーソンや、高級レストランでの会食を好む方など、幅広い加盟店で利用する方にとっては、この点に関して不満を感じるかもしれません。
 
しかし、ダイナースクラブはこの解決策として、「ダイナースクラブ ビジネスコンパニオンカード」を提供しています。この追加カードを利用することにより、Mastercard®加盟店でも決済が可能になります。これにより、加盟店のネットワークが格段に広がり、国内外を問わず、より多くの場所でクレジットカードを使用できるようになります。
 
したがって、加盟店の少なさが気になる方は、ダイナースクラブ ビジネスカードと併せてビジネスコンパニオンカードの利用を検討してみてください。
 

ダイナースクラブのビジネスカードがおすすめな人の特徴

ダイナースクラブ ビジネスカードは、以下のような人におすすめのクレジットカードです。
 

(1)信頼性の高さをアピールしたい方
(2)出張を心地よく過ごしたい方
(3)本来のビジネス活動に集中したい事業主

 
それぞれ詳しく解説していきます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードがおすすめな人の特徴(1)信頼性の高さをアピールしたい方

ダイナースクラブ ビジネスカードは、高級クレジットカードとしてそのステータス性の高さが魅力的です。「財務状況の安定性」や「過去の取引実績」など、ダイナースクラブが定めている一定の基準を満たした方でなければ所有することができません。
 
ダイナースクラブ ビジネスカードを所有すると、他の企業や取引先に対して社会的な信用の高さを証明することにつながり、信頼できるビジネスパートナーであるとアピールできます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードがおすすめな人の特徴(2)出張を心地よく過ごしたい方

ダイナースクラブ ビジネスカードは、旅行傷害保険や空港ラウンジサービス、ショッピング補償など、多彩な特典やサービスが充実しています。
 
たとえば、旅行傷害保険は海外や国内での出張中、何らかの事態や怪我に遭遇した際にカード保有者を保護するためのものです。これにより、安心して出張を行うことができます。また、空港ラウンジサービスは、出張の際の長時間のフライトや乗り継ぎ待ち時間を快適に過ごすためのものです。世界中の主要空港にあるラウンジを無料で利用でき、飛行機の待ち時間にリラックスしたり、仕事をするための静かなスペースを確保したりすることが可能になります。
 
さらに、ショッピング補償サービスは、カードで購入した商品が盗難や破損の被害に遭った場合に補償を提供します。これにより、ビジネス関連の高価な機器も安心して購入し、使用することができます。これらの特典やサービスは、特に出張が多く、移動中の快適さや安全性を重視するビジネスパーソンに最適と言えます。出張先での移動が多い場合や、仕事の効率性を高めたいという方はぜひ検討してみてください。
 

ダイナースクラブのビジネスカードがおすすめな人の特徴(3)本来のビジネス活動に集中したい事業主

ダイナースクラブ ビジネスカードでは、クラウド会計ソフトである「freee会計」と連携させることで、経理業務の自動化と効率化を図るのに役立ちます。
 
経理の専門家を雇用せず、事業主自らが手動で帳簿付けをし、多くの時間を費やしてしまっているという方も多いのではないでしょうか。ダイナースクラブ ビジネスカードは、freee会計とデータを連携させることで、経理業務にかかる手間と時間を減らし、本来のビジネス活動に集中したいという事業者におすすめのクレジットカードであると言えます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードの審査内容・基準

ダイナースクラブ ビジネスカードの審査基準は一般には公開されていませんが、以下の点が重要視されていると考えられます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードの申込資格

・年齢:申込者は27歳以上であること
・職業:個人事業主、法人企業の代表者または役員
・収入:安定継続した収入があること
 

ダイナースクラブのビジネスカードの審査ポイント

法人カードでは、経営実績、財務状況、および経営者個人の信用情報の3つが重要であると考えられます。これらの要素を詳しく見ていきましょう。
 
・経営実績:経営実績は、企業が過去にどのような業績を上げてきたか、その安定性や成長性を示す重要な指標です。歴史が長く、一貫して良好な業績を維持している企業は、信用リスクが低いと見なされやすいです。
 
・財務状況:一般的には、登記簿謄本や決算書などを用いて事業内容や資産、負債、資本の状況をもとに経営の安定性や成長性を評価します。しかし、ダイナースクラブ ビジネスカードの審査には、決算書や登記簿謄本などの書類を提出する必要がない点が特徴的です。
 
・経営者の信用情報:経営者個人の信用情報も、法人カードの審査において重要な要素と言われています。過去にクレジットカードやローンで延滞等の事故情報がある場合、審査に通りにくい可能性があるため注意しましょう。
 

ダイナースクラブのビジネスカードの審査を通過するためのコツ

法人カードの審査を通過する確実な方法はありませんが、いくつかの対策を講じることで承認される可能性を高めることができます。
 
まず、必要な財務書類や経営実績が確認できる書類を準備し、提出することが重要です。また、短期間に複数のクレジットカードやローンを申し込むと、信用情報にネガティブな影響を与える可能性があるため、この点にも注意が必要です。これらの点に注意を払い、準備をしっかりと行うことで、法人カードの審査を成功させるチャンスを高めることができます。
 

ダイナースクラブのビジネスカード申し込みの流れ

ダイナースクラブ ビジネスカードのオンラインでの、申し込み手順は以下のとおりです。
 

1. オンライン入会申し込みページで必要事項を入力します。案内に従って、正確に情報を入力しましょう。
2. 会費の支払いを行うための支払い口座をオンラインで登録します。
3. 申し込みが完了し、支払い情報が登録された後、審査が行われます。審査結果はEメールで連絡されます。
4. 審査が通ると、登録した自宅にカードが届けられます。
※オンラインで支払い口座を登録しない場合、郵送で「必要書類提出に関するご案内」が届きます。同封の返信用封筒で返送してください。

 

ダイナースクラブのビジネスカードを利用する際の注意点

ダイナースクラブ ビジネスカードを最大限に活用するためには、いくつかの注意点があります。ここでは主に、利用可能枠の管理とセキュリティ対策について、解説していきます。
 

ダイナースクラブのビジネスカードの注意点1:利用可能枠の管理

まず、利用可能枠についてです。ダイナースクラブ ビジネスカードには、使用限度額(利用可能枠)に一律の上限は設けられていません。これは、カード会員それぞれの利用状況や支払い実績をもとに、個別に利用枠が設定されるためです。そのため、予期せず利用制限がかかってしまう可能性があります。
 
予期しない利用制限を避けるためにも、定期的に利用枠を確認し、計画的な支出を心がけることが大切です。
 

ダイナースクラブのビジネスカードの注意点2:セキュリティ対策

カード情報の漏洩や不正利用は、ビジネスにおいて重大な損失を引き起こす可能性があります。そのため、ダイナースクラブ ビジネスカードを使用する際は、セキュリティ対策を徹底することが不可欠です。
 
定期的にパスワード変更を行ったり、不審な取引がないかのチェックをするように注意しましょう。
 

ダイナースクラブのビジネスカードに関するよくある質問

ダイナースクラブ ビジネスカードに関するよくある質問と回答は以下のとおりです。
 

Q1. 法人格がなくても申し込みは可能ですか?

A. はい、可能です。これには、法人や団体の代表者だけでなく、個人事業主の方も含まれます。
 

Q2. 会社の役員として申し込むことはできますか?

A. はい、会社の役員の方も申し込むことができます。申し込みの手順としては、入会申込書にある承諾欄に、法人または団体名と代表者の氏名を記入し、法人代表者の印鑑を押して提出する必要があります。この手続きにより、会社役員の方でも申し込みを行うことができます。
 

Q3. 審査には決算書の提出が必要ですか?

A. いいえ、申込みに際して決算書の提出は必要ありません。審査は、主に申込書に記載された情報をもとに行われます。これにより、書類提出の手間を省くことができ、申し込み手続きをスムーズに進められるようにしています。
 

Q4. 申込みに際して、登記簿の提出が求められますか?

A. いいえ、申し込みにおいて登記簿の提出を求められることはありません。申し込み手続きを可能な限り迅速に行えるように、そのような書類提出の手間を省き、必要最低限の情報で審査を進めます。
 

Q5. 追加カードを申し込むにはどのような条件がありますか?

A. 追加カードの発行は、基本会員が認めた18歳以上の社員や従業員に限られます。追加カードの利用に関する責任は基本会員にあり、利用された代金は基本会員の口座から直接引き落とされます。
 

Q6. ETCカードは最大何枚まで申し込みが可能ですか?

A. 一般的なクレジットカードについては、1枚のカードにつき最大5枚までETCカードを申し込むことができます。しかし、ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード、ダイナースクラブ ビジネスカードの追加カード、ダイナースクラブ コーポレートカードの場合、これらの特定のカードに対しては、1枚のクレジットカードにつきETCカードの発行は1枚のみが可能です。
 
また、ダイナースクラブ ビジネスカードの追加カードに関しては、追加会員の人数にかかわらず、ETCカードの発行枚数は最大で4枚までとなっています。
 

ダイナースクラブのビジネスカードまとめ

ダイナースクラブ ビジネスカードは、三井住友トラストクラブ株式会社が提供するビジネスオーナー、個人事業主、会社役員向けのクレジットカードです。
 
高いステータスと共に経理業務の効率化、充実した旅行傷害保険、高級レストランでの特典など、ビジネスシーンでの豊富なメリットを提供しており、多くのメリットがあります。
 
その一方で、年会費の高さや加盟店の少なさといったデメリットも存在しますが、ビジネスコンパニオンカードを利用することで、これらの問題は解決し、より幅広いシーンでの利用が可能になります。
 
ビジネスの場での信頼を示す手段として、また、日々の業務を効率よくこなすために、ダイナースクラブのビジネスカードを持つことは大きな利点になります。事業の力強い味方として、ダイナースクラブ ビジネスカードを検討してみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー