dポイントを貯めているなら、dカードプリペイドについて検討している方も多いことでしょう。三井住友カードが発行するdカードプリペイドは、クレジットカードではなく12歳以上から申し込める電子マネー型プリペイドカードです。Apple Payに設定すれば、iPhoneをおサイフ代わりとして使えます。
現金だけでなく、貯まったdポイントもdカードプリペイドにチャージ可能です。そこで子どもが中学生になったら、キャッシュレス決済や計画的なお金の管理を体験するために持たせるのもよいでしょう。
今回は、dカードプリペイドの特徴を詳しく解説します。dカードプリペイドが気になっている方は、当記事をぜひ参考にしてください。
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dカードプリペイドの特徴とは
dカードプリペイドを1枚持てば、家計管理がとてもラクになります。小銭でかさばるおサイフを持ち歩かなくても、お会計の際にキャッシュレスでスマートに決済可能です。
dカードプリペイドの特徴は、主に7点です。
●家計管理にぴったりなチャージ(前払い)タイプ
●ドコモのケータイ契約不要! 審査、年会費、発行手数料無料
●iD、MasterCard加盟店舗で使える
●インターネットショッピングで使える
●dポイントを貯めて使える
●Apple Payを設定すればiPhoneがおサイフに
●紛失時も安心! 利用停止できる
主な特徴を、それぞれ見ていきましょう。
家計管理にぴったりなチャージ(前払い)タイプ
現金を持ち歩く必要がない点以外にも、dカードプリペイドにはうれしい特徴があります。30万円までチャージできるので、毎月の家計費をdカードプリペイドに入金すれば、家計管理がラクになるでしょう。
決まったお金の範囲内で生活する習慣付けにぴったりなので、コツコツ貯金を始めたい方は、dカードプリペイドを検討すると良いでしょう。チャージした分だけ使えるので、クレジットカードのように使い過ぎを心配することもありません。
ドコモのケータイ契約不要! 審査、年会費、発行手数料無料
dカードプリペイドは、オンラインで公式サイトから簡単に申し込みできます。審査、年会費、発行手数料無料なので、キャッシュレス決済に便利なプリペイドカードを探している方にぴったりです。1週間ほどでdカードプリペイドは発送されるので、クレジットカードの発行よりスピーディーと言えます。
ドコモのケータイ契約は必要ありませんので、どなたでも気軽にキャッシュレス生活をスタートできます。
iD、MasterCard加盟店舗で使える
dカードプリペイドは、世界中のMastercardおよび国内のiD加盟店ならどこでも利用できます。海外旅行でも決済ツールとして役立つことでしょう。iDマークのあるお店では、電子マネーiDとしてタッチで支払ってください。
チャージ残高は共通で管理されているので、MastercardとiDそれぞれを区別してチャージする必要はありません。
ただし公共料金など月額・継続契約の利用料金や、ガソリンスタンドなどでは決済ツールとして利用できないので注意してください。
事前に公式サイトで「ご利用できない加盟店について」をチェックしておくと良いでしょう。
インターネットショッピングで使える
インターネットショッピングの決済ツールとしても、dカードプリペイドを利用できます。購入金額分より残高が多いか注意して、クレジットカードを持っていない方もインターネットショッピングを楽しみましょう。
オンラインストアによっては、カード名義人名を入力する必要があります。カード名義人は、カードに印字されている「PREPAID MEMBER」です。姓名を分けて入力する場合は「PREPAID(姓)」「MEMBER(名)」、カタカナ入力の場合には「プリペイドカード」で入力してください。
dポイントを貯めて使える
dカードプリペイドは、利用金額に応じてdポイントが貯まるので、ポイント生活を始めたい方にもぴったりです。
さらにdポイント加盟店でdカードプリペイドを提示すれば、dポイントを貯めたり使ったりできます。dポイント加盟店についての詳しい情報は、NTTドコモが運営するdポイントクラブ公式サイトの「たまる」「つかう」からチェックしてください。
貯まったdポイントを、1ポイント=1円としてdカードプリペイドにチャージもできます。
Apple Payを設定すればiPhoneがおサイフに
iPhoneのWalletアプリから、最短1分でApple Payを設定できます。設定すればiPhoneがおサイフ代わりになりタッチするだけで買い物できるので、iPhoneユーザーは試してみましょう。
Apple Payを利用できるお店は次のとおりです。
●iDマークのあるお店
●Mastercardコンタクトレスのマークのあるお店
なおWalletアプリにSuicaを追加すると、dカードプリペイドを利用して簡単にチャージ可能です。
紛失時も安心! 利用停止できる
dカードプリペイドを利用しない際には、スマホから簡単に「利用停止」にできます。マイページの各種変更メニューから利用停止の設定をしてください。万が一、紛失や盗難に気づいた際は、すぐに利用停止することで不正利用を防げるので安心です。
利用停止を設定している間は、Apple Payも利用できないので注意してください。
dカードプリペイドのチャージ方法は簡単
dカードプリペイドが届いたら、早速チャージして利用しましょう。チャージの方法は現金とオンラインの2種類に大別できます。
現金でチャージする場合には、ローソンの店頭レジやセブン銀行ATMを利用してください。チャージが完了すると、チャージの取り消しや払い戻しはできないので十分に注意して手続きしましょう。
なおチャージ可能な金額は、次のとおりです。
●1日のチャージ額上限:30万円
●カード残高の上限:30万円
ではそれぞれの方法を見ていきましょう。
セブン銀行ATMからチャージ
セブン銀行ATMを利用すれば、スムーズにdカードプリペイドにチャージできます。ATMにdカードプリペイドを挿入すれば取引がスタートするので、「ご入金」を選んでください。
1回につき紙幣のみ、1000円単位で1000円から上限の30万円まで現金でチャージできます。投入した金額がチャージされ、金額の指定やお釣りの受け取りはできません。
チャージが完了したら、カードの返却と合わせて発行される取引明細票で残高を確認できます。なお2021年7月時点で、セブン銀行以外の銀行ATMではdカードプリペイドにチャージできません。チャージ手数料は無料です。
ローソンのレジでチャージ
ローソン、ローソンストア100やナチュラルローソンの店頭レジで、店員にdカードプリペイドを提示すれば現金でチャージ可能です。なおローソンマートではチャージできません。
上記のローソングループ店舗でチャージする場合には、1回のチャージにつき1000円から最大4万9000円まで1円単位となります。一度にまとめて30万円のチャージはできないため注意してください。チャージ手数料は無料です。
マイページでチャージ
オンラインからdカードプリペイドへチャージする場合には、マイページにログインして操作します。マイページへログインする際には、dアカウントが必要です。
dアカウントとは、NTTドコモが提供するサービスを利用する際に必須のIDのことを言います。dカードプリペイドの申し込みの際にも必要なので事前に作成しておきましょう。
マイページからチャージする方法は、以下の5種類です。
●電話料金合算払い
●dカード
●dポイント
●クレジットカード(チャージ手数料204円)
●インターネットバンキング(チャージ手数料204円)
なお電話料金合算払いは、ドコモユーザー限定のチャージ方法です。
dカードプリペイド申し込みの流れ
オンラインでのみ、dカードプリペイドへの申し込みを手続きできます。次のdカードプリペイド申し込み資格を満たす方は、ぜひ発行を検討してはいかがでしょう。
●12歳以上の方(小学生不可、中学生以上)
●dアカウントを作成済みの方(1つのdアカウントにつき、1枚申し込み可能)
2021年7月時点、ドコモユーザーだけでなくドコモユーザー以外も発行・発送手数料は無料です。
dアカウントにログイン、申し込み情報を入力
「申し込み」をクリックすると、NTTドコモが運営するサイトへ遷移します。「お申込みに関する同意事項」に同意して申込む」をクリックして、dアカウントID・パスワードでログインしてください。続いて画面の指示に従って、申し込み情報を入力します。
カード受取時の注意点
ドコモユーザー以外が申込者の場合には、dカードプリペイドは本人限定受取郵便で発送されます。到着すると受取人あてに到着通知が届く流れです。記載された郵便局へ連絡して、配達希望日・時間帯を伝えましょう。
使い過ぎの心配無用! おトクで便利なdカードプリペイド
dカードプリペイドをフル活用すれば、家計管理を一元化してスマートに家計管理できるようになります。クレジットカードと異なり、自分が使うと決めた金額をチャージして利用するので、使い過ぎの心配はありません。
利用金額に応じてdポイントも貯まるので、とてもおトク感があります。ただしチャージした現金の払い戻しはできないので、無理のない金額をチャージして利用すると良いでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
