アメックスのキャンセルプロテクションは、急な病気やけがに備えられる便利な補償です。しかし、「どんなときに使えるか分からない」「どれくらい補償してもらえるか分からない」という不安から利用したことがない人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アメックスのキャンセルプロテクションについて基本的な内容や使い方、注意点まで分かりやすく解説します。アメックスを持っているけれどキャンセルプロテクションを使ったことがない人、キャンセルプロテクション付きのアメックスカード発行を検討している人はぜひ参考にしてください。
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アメックスのキャンセルプロテクションとは
アメックスには、キャンセルプロテクションというサービスが付帯しています。アメックスの発行するカードの中でも、ランクが高いカードにだけついているキャンセルプロテクション。うまく活用すれば、非常に便利で安心できる補償です。
まずはアメックスのキャンセルプロテクションに関する基本情報と、キャンセルプロテクションが利用できるカードについて知っておきましょう。
キャンセルプロテクションの基本的な内容
アメックスのキャンセルプロテクションは、急な出張や病気、けががあってキャンセルした旅行・イベントなどのキャンセル料を補償してくれるサービスです。キャンセルプロテクションで補償されるのは、以下のようなイベントのキャンセル費用です。
●国内旅行
●海外旅行
●旅館やホテル
●航空機や鉄道のチケット
●コンサート
●美術館
●映画館
●演劇
キャンセルプロテクションなら、かなり幅広いイベントが補償されるのでもしものときも安心でしょう。
キャンセルプロテクションが使える場面と限度額
アメックスのキャンセルプロテクションが利用できる場面は、以下の通りです。
●本人または家族が死亡したとき
●本人または家族がけがや病気になったとき
●本人または家族に通院が必要になったとき
●本人が社命で出張となったとき
キャンセルの事情によっては、プロテクションの対象とならない可能性もあります。スムーズに申請ができるよう、どんな場面で最大いくらまで補償してもらえるのか知っておきましょう。
本人または家族が死亡したとき
本人または本人の1親等以内の親族が死亡したときに適用できます。ただし、キャンセルプロテクションの対象となるのは、死亡の日から31日以内に発生したキャンセル料のみとなっています。
本人または家族がけがや病気になったとき
本人または本人の1親等以内の親族がけがや病気になり、入院が必要になったときに適用できます。プロテクションの対象となるのは、入院した日から31日間で発生したキャンセル料です。
本人または家族に通院が必要になったとき
本人か、本人の1親等以内の親族が病気やけがになり、通院が必要になったときに適用できます。この3万円は年間の上限額であり、通院で複数のイベントがキャンセルになった場合でも最高で3万円の補償となります。
本人が社命で出張となったとき
カード会員本人が会社の都合で出張となったときに適用できます。社命によるキャンセルの補償については出張日を証明する書類が必要となるので、会社の人にも協力してもらう必要があるでしょう。
アメックスのキャンセルプロテクションを使う方法
アメックスのキャンセルプロテクションを利用し補償を受けるまでの流れは、以下の通りです。
●専用デスクに電話をする
●必要書類を準備する
●提出して補償金の支払いを待つ
頻繁には使わないサービスなので手続き方法がよく分からない、と悩む人は少なくありません。スムーズに補償の申請をするため、一度目を通しておきましょう。
専用デスクに電話をする
キャンセルプロテクションの利用が必要な事態がおきたら、まずはアメックスのキャンセル・プロテクション専用デスクに電話をしましょう。ただし、時間は9:00から17:00、土日祝休みとなっているので緊急性が高い場合は他の窓口に電話をするのがおすすめです。
必要書類を準備する
連絡ができたら、窓口で必要書類について聞いてみましょう。キャンセルプロテクションを利用するには、医師の診断書、戸籍謄本など細かな書類が必要となるケースもあります。キャンセル理由によって、必要書類は違うので、どういった書類が必要なのかしっかり確認しておきましょう。
提出して補償金の支払いを待つ
必要書類が用意できたら、アメックスに提出して補償金の支払いを待ってください。補償金の支払時期については、明確に示されていません。時期によっても対応の期間が異なる可能性があるので、どれくらいで補償金が支払われるかは直接確認しましょう。
アメックスのキャンセルプロテクションの注意点
アメックスのキャンセルプロテクションには、以下のような注意点もあります。
●対象外の病気・けがもある
●キャンセル費用が発生しないものは対象外となる
●日程によっては対象外となる
もしものときに備え、しっかり確認しておいてください。
対象外の病気・けがもある
キャンセルプロテクションでは本人と家族の病気・けがによるキャンセルが補償されます。ただし、一部対象外の病気・けがもあるので注意しましょう。
例えば、地震や火山の噴火など災害によるけが、病気は含まれていません。もし何か合ったときは、キャンセルプロテクションの規定をチェックしたうえで、補償対象に含まれるか確認しておきましょう。
キャンセル費用が発生しないものは対象外となる
キャンセルプロテクションはキャンセル費用を補償するものであるため、中止・延期になったイベントのうちキャンセル費用が発生しなかったものは対象外です。全てのイベントが補償される訳ではないので、注意しましょう。
日程によっては対象外となる
キャンセルプロテクションの対象となるイベント・旅行は日程によって対象外となるケースがあります。例えば、カード会員または家族の入院が理由でキャンセル費用が発生した場合でも、入院日から31日以内のイベントしか対象になりません。
予約日とは関係なく日程によってはキャンセル料が負担されないものもあるので、詳しくはアメックスに聞いてみましょう。
アメックスのキャンセルプロテクションは積極的に使おう
アメックスのキャンセルプロテクションなら、急な出張や病気、けがで発生したキャンセル料を補償してもらえます。補償を受けるまでの書類の準備は大変ですが、あって損はないサービスでしょう。
もし、今キャンセルプロテクションが付帯しているアメックスカードを持っているなら、過去事情によりキャンセルした旅行・イベントがあるか確認しましょう。キャンセルをした時期によってはキャンセルプロテクションが利用できる可能性があるかもしれませんので、ぜひ生かしてみてください。
出典
アメリカン・エキスプレス「規定集」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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