スプレッドが何かわからない・・・
お得な取引所で取引したい!
といった悩みを抱える人は多いでしょう。
取引手数料が無料の取引所は多いですが、スプレッドは必ず発生してしまうのです。
結論、スプレッドが狭い方がお得に取引ができます。
今回は仮想通貨取引を行う上で知っておきたいスプレッドや国内の仮想通貨取引所のスプレッド比較表などを分かりやすくまとめて解説していきます。
仮想通貨取引所のスプレッド比較をまとめると
- 仮想通貨のスプレッドは取引をする銘柄、取引所によっても異なる
- 仮想通貨のスプレッドを抑えたいなら流動性の高い銘柄を選ぶ
- 仮想通貨のスプレッドは購入価格から売却価格を引けば簡単に求められる
- スプレッドを比較する時は銘柄ごとに取引所で最も安いスプレッドを比較
- 仮想通貨のスプレッドが狭いおすすめの取引所はCoincheck(コインチェック)
[nakanishi-san]
仮想通貨のスプレッド比較表

まずは、仮想通貨の中でも代表的なビットコイン、イーサリアム、リップルのスプレッドを比較してみましたので、参考にしてください。
ただし、スプレッドは常に変動しているため、あくまでも目安程度にしてください。
| 取引所 | スプレッド (ビットコイン) |
スプレッド (イーサリアム) |
スプレッド (リップル) |
|---|---|---|---|
| Coincheck | 328,800 | 28,460 | 8.765 |
| BITPOINT | 17,091 | 2,783 | 0.48 |
| bitFlyer | 322,333 | 27,964 | 9.6 |
| GMOコイン | 65,384 | 7,974 | 2.397 |
※同時刻計測の販売所スプレッド
参考:https://coincheck.com/ja/exchange/charts
https://www.bitpoint.co.jp/chart/
https://bitflyer.com/ja-jp/virtual-currency-chart
https://coin.z.com/jp/corp/information/
仮想通貨のスプレッドとは

仮想通貨のスプレッドは、通貨を購入する時の価格と、売却する時の価格の差を指します。
例えば、購入価格が120円で売却価格が100円だった場合、利益を出すためには20円値上がりする必要があるのです。
このスプレッドは本来の価格に上乗せされた手数料のようなもので、投資をするユーザーにとってはこの差が大きければ大きいほど利益を出すことが難しくなります。
仮に取引手数料が無料の取引所で取引をしたとしても、このスプレッドは各取引所や取引をする銘柄によっても異なり、スプレッドが一切発生しない取引所はありません。
スプレッドの計算方法
仮想通貨取引所の販売所形式では、「買値(Ask)−売値(Bid)」でスプレッドを算出できます。
例えば、1BTCの「Askが60万円」で、「Bidが57万円」なら、スプレッドは3万円となります。
多くの場合において、取引所の手数料よりも販売所のスプレッドの方が高額になることが多いです。
また、スプレッドは日や時間によっても変動し、今日はA社の方がスプレッドが狭くても、明日はB社の方が狭くなる場合もあります。
スプレッドが発生する理由
スプレッドが発生する理由は仮想通貨取引所は手数料として定めているからです。
取引所は通貨を高く売り、安く買い取ることでスプレッドによる利益を得ているためスプレッドが発生します。
仮想通貨取引所のスプレッドを比較する時のポイント

続いて、仮想通貨取引所のスプレッドを比較する時のポイントを紹介します。
販売所と取引所で区別する
販売所と取引所でスプレッドは異なり、それぞれ利用する取引形式でスプレッドを比較しましょう。
販売所よりも取引所の方がスプレッドが狭い傾向にあるため、少しでもコストを抑えて有利な取引をしたいなら取引所で比較することをおすすめします。
スプレッドを同じ時間帯で比較する
スプレッドは一定ではなく、時間によっても変動します。
例えば、スプレッドの狭い取引所でも取引量が少ない朝殻や変動が激しいタイミングだと通常よりもスプレッドが広がる可能性があります。
そのため、取引をするタイミングによってスプレッドが変動するので、比較する時は同じ時間帯で比較するようにしましょう。
銘柄ごとのスプレッドを確認しておく
スプレッドは銘柄ごとにも異なるため、自分の取引したいと思っている銘柄のスプレッドを中心にチェックしておけば、スプレッドが一番狭い取引所を見つけやすくなります。
ビットコインはAの取引所が狭く、イーサリアムはBの取引所の方がスプレッドが狭い。
ということもありますので、銘柄ごとにスプレッドの数字を把握しておくことが大切です。
極端にスプレッドが高くなっていないかを確認する
いろいろな仮想通貨で取引を考えているなら、極端にスプレッドが広がっている銘柄がないかもチェックしておきましょう。
銘柄によっては極端にスプレッドが広くなっているものもあり、他の通貨と比べて明らかに広い場合は取引を避けるようにしましょう。
どうしてもその仮想通貨の売買をしたいなら、少しでもスプレッドが狭い取引所で取引するようにしましょう。
仮想通貨のスプレッドが狭いおすすめの取引所
ここでは、仮想通貨のスプレッドが狭いおすすめの取引所を紹介します。
スプレッドが狭いおすすめの取引所
Coincheck(コインチェック)

Coincheck(コインチェック)は国内の大手暗号資産交換業者で、金融庁登録済み業者である、コインチェック株式会社が運営しています。
初めての暗号資産取引でもわかりやすい取引画面で、特に初心者のユーザーに人気があります。
ビットコインなら最小500円から投資できるので、少額からやってみたい方にもおすすめです。
また、暗号資産の積立投資サービスもあり、「月イチつみたて」と「毎日つみたて」の2つのプランで、1日あたり約300円から投資できます。
積立投資プランなら、開始してからは自動で買い付けしてくれるので、細かく取引画面を開かなくて良いのも便利です。
| 口座開設スピード | 最短1日 |
|---|---|
| 入金手数料 | 770円~(銀行振込は手数用無料) |
| 出金手数料 | 一律407円 |
| 取扱通貨数 | 31通貨 |
| 最小注文数量 | 500円相当額(販売所) 0.005BTC以上かつ500円相当額以上(取引所) |
| 積立暗号資産 | 可能 |
| 取引所手数料 | Maker:0.000% Taker:0.000% ※BTC取引の場合 |
| 販売所手数料 | 0円(別途スプレッドあり) |
GMOコイン

出典:GMOコイン
GMOコインはGMOインターネットグループが運営する取引所です。
基本的な機能はもちろん、「つみたて暗号資産」という積立投資プランもあり、毎月5000円から始めることができます。
一度セッティングすれば、自動的に暗号資産を積立購入してくれるので、細かい取引は面倒な方にオススメのプランです。
ステーキングのサービスも展開していて、通常の暗号資産取引だけでなく、他の取引方法も試してみたい方にはGMOコインのサービスの豊富さは魅力的ではないでしょうか。
さらに、即時入金手数料や出金手数料などの各種手数料がGMOコインでは無料になっています。余計な手数料が発生しない点も良いですね。
セキュリティー面の対策も十分に行っており、コールドウォレットの管理などのハッキング対策などで大切な資産を守ってくれます。
| 口座開設スピード | 最短10分 |
|---|---|
| 入金手数料 | 0円(即時入金) |
| 出金手数料 | 0円 |
| 取扱通貨数 | 28通貨 |
| 最小注文数量 | 0.00001 BTC(販売所) 0.0001 BTC(取引所) |
| 積立暗号資産 | 可能 |
| 取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
| 販売所手数料 | 0円(別途スプレッドあり) |
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコイン取引量9年連続No.1の仮想通貨取引所です。
三井住友銀行からの振込手数料や、販売所の売買手数料などが無料で、他の人気取引所と同様に使いやすいのが特徴です。
また、bitFlyer(ビットフライヤー)は、創業以来ハッキング被害ゼロで、セキュリティー面でも信頼できる仮想通貨取引所です。
積立投資のプランも複数あり、以前よりも取り扱い銘柄数も増えたため、非常に使い勝手が良い取引所となっています。
| 口座開設スピード | 最短10分 |
|---|---|
| 入金手数料 | 330円(クイック入金) ※住信SBIネット銀行は0円 |
| 出金手数料 | 3万円未満:550円 3万円以上:770円 ※三井住友銀行は上記金額より330円安い |
| 取扱通貨数 | 38通貨 |
| 最小注文数量 | 0.00000001 BTC(販売所) 0.001 BTC(取引所) |
| 積立暗号資産 | 可能 |
| 取引所手数料 | 直近30日の取引量に応じて0.15% BTC以下 |
| 販売所手数料 | 0円(別途スプレッドあり) |
bitbank(ビットバンク)

bitbank(ビットバンク)は仮想通貨取引量にて国内No.1の実績がある取引所です。
ワンタップでビットコインが買える取引所、と書かれている通り、スマートフォンアプリなどで簡単にビットコインを購入できます。
アプリの使いやすさが人気で、外出先などで取引する際にも利便性が高く、初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。
残念ながら積み立て投資のサービスはまだありませんが、他社と比べても手数料は安めで、長期投資にも向いている取引所です。
| 口座開設スピード | 最短当日 |
|---|---|
| 入金手数料 | 0円 |
| 出金手数料 | 550円 / 770円(3万円以上) |
| 取扱通貨数 | 42通貨 |
| 最小注文数量 | 0.00000001 BTC(販売所) 0.0001 BTC(取引所) |
| 積立暗号資産 | なし |
| 取引所手数料 | Maker:-0.02% Taker:0.12%CC |
| 販売所手数料 | スプレッドのみ |
仮想通貨のスプレッドが狭い銘柄4つ

ここでは、スプレッドが狭い仮想通貨銘柄を4つほど紹介します。
ビットコイン
ビットコインは仮想通貨の中でも最も時価総額が高く、メジャーな通貨です。
仮想通貨取引をしたことがない人もビットコインは聞いたことがある人も多いでしょう。
ビットコインは他のアルトコインと比べても流動性が非常に高く、それが影響してスプレッドも狭くなっています。
そのため、初めての仮想通貨取引には一番おすすめの銘柄とも言えます。
イーサリアム
イーサリアムはビットコインに次いで世界で2番目に時価総額が高い仮想通貨です。
最近では、メタバースやNFTブームが影響して注目が高まり、今後の期待度が最も高い通貨とも言えます。
そのため、スプレッドも狭く、利益を出しやすい通貨ともいえるでしょう。
リップル
リップルは仮想通貨取引所によっても異なるものの、取引所によっては1円以下のスプレッドで提供しているところも多いです。
元の金額が安い点も影響していますが、徐々にスプレッドは狭い状況となっています。
ただし、取引所によってスプレッドに差が出やすい通貨でもあり、3円以上のスプレッドを実現しているところもあります。
そのため、リップルを売買する時はスプレッドの狭い取引所選びが重要になるでしょう。
モナコイン
モナコインもスプレッドが狭い仮想通貨の一つです。
リップル同様に扱われている金額が小さいという要素も持っており、コストを抑えて売買ができます。
また、モナコインは日本で生み出された仮想通としても期待されている銘柄で、今後さまざまな用途で使われる可能性を秘めています。
仮想通貨のスプレッドを抑えるコツ

続いて、仮想通貨のスプレッドを抑えるコツを紹介します。
仮想通貨のスプレッドを抑えるコツ
販売所ではなく取引所で売買する
販売所よりも取引所の方が圧倒的に取引コストが少ないです。
そのため、取引に慣れた人やスプレッドを抑えたい人は取引所で売買するのがおすすめです。
ただし、販売所よりも取引所の方が取扱銘柄が少ない傾向にあるため、状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。
通貨ごとに取引所を変える
スプレッドは同じ通貨でも取引所によっても異なります。
そのため、取引したい通貨ごとにスプレッドが狭い取引所を選んで売買するのも一つの方法です。
仮想通貨取引所は複数口座開設をしても問題ないため、事前に複数の取引所で口座開設をしておけば、通貨ごとに取引所を変えて売買できます。
取引所によっても、同じ時間帯で1000円以上の差が出てくることも多いため通貨ごとに取引所を変えるのはおすすめです。
取引量の多い通貨で取引する
スプレッドを抑えるためには、取引量の多い通貨で取引するのもポイントです。
スプレッドは通貨ごとにも異なり、取引量が多い通貨ほどスプレッドも安定しています。
ビットコインやイーサリアム、リップルなどの主要な通貨は取引量が多く、価格が安定しているため初心者におすすめの通貨です。
取引量を減らす
販売所でスキャルピングやデイトレードなど、1日で何度も取引をするスタイルの場合はその度にスプレッドが発生してしまいます。
そのため、できるだけ取引量を減らして、1回で得られる利益を増やす方がコストを削減することができます。
MEMO
スキャルピングとは数秒から数分程度の極端に短い時間に、何度も売買を繰り返して利益を積み重ねるトレード手法
デイトレードとは1日の取引時間中に売買を完結し翌日にポジションを持ちこさない取引手法
出典:野村証券
仮想通貨のスプレッド比較のQ&A

最後に、仮想通貨のスプレッド比較に関するよくある質問にまとめて回答していきます。
次のような質問に回答していきますので、参考にしてください。
よくある質問
仮想通貨のスプレッドが広すぎるともうからない?
仮想通貨のスプレッドが広すぎると、実質的な手数料が高くなるためもうかりにくいのは事実です。
そのため、仮想通貨で利益を出すためにはスプレッドや手数料などの損の少ない取引所を選ぶのがいいでしょう。
仮想通貨(ビットコイン)のスプレッドが狭い取引所はどこ?
仮想通貨(ビットコイン)のスプレッドが低い取引所はCoincheck(コインチェック)、BITPOINT(ビットポイント)などです。
スプレッドの計算方法が知りたい!
仮想通貨のスプレッドは購入価格から売却価格を引けば簡単に求められます。
例えば、購入価格が70万円で、売却価格が67万円の場合は、
70万-67万=3万円
このように、スプレッドが3万円ということがわかります。
スプレッドが広くなる原因は?
スプレッドが広くなる原因は流動性の低い通貨を選んでいる点が挙げられます。
そのため、流動性の多い通貨や流動性の多い時間帯に取引するようにしてみてください。
仮想通貨のスプレッド比較のまとめ
今回は仮想通貨取引を行う上で知っておきたいスプレッドや国内の仮想通貨取引所のスプレッド比較表などを分かりやすくまとめて解説してきました。
スプレッドは購入価格と売却価格の差を指します。
仮想通貨だけでなく、投資の世界では手数料などの無駄なコストを削減して、安く買い、高く売るのが大事です。
また、スプレッドは常に変動しているため、比較表はあまり参考にならないかもしれませんが、スプレッドの仕組みを理解するだけで損失を抑えて利益を出しやすくなります。
取引所によってもスプレッドは異なるため、複数の口座を持っておいて、タイミングや取引をする通貨によって使い分けることが大切です。
スプレッドでなるべく損をしないためにも、販売所のスプレッドが狭い方で、取引所にもスムーズに移行できるコインチェックなどで取引するのがオススメです。