2017.10.05資産運用

<ダイエットと資産運用> 資産運用もダイエットも気楽に構えるほうがうまくいく

Text : 柴沼 直美

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ダイエットをやってみて実感したことは、資産運用のほうが楽だという点です。自分の体は24時間365日休むことなく活動していますので、エネルギーの補給、消費や代謝のことを常に感じるようになります。

これに比べて資産運用は、ずっと考えなくてもいいのでラクですね。でも実はどちらも同じような取り組み姿勢でのんびり気楽に臨んだ方がうまくいくという経験談をお伝えします。

 

ダイエットは利益確定ができない!

 
まずその最たるものが、資産運用は利益(損失)確定ができる!という点です。当初に投資した金額よりも収益が出た場合、そこで利益確定(いったん換金)して実現させることができますが、ダイエットは目標体重に到達したからといって、いったん体重を確定させることはできません。

油断するとすぐにまた膨張しはじめます。損切りもまた同様で、当初の金額よりも投資した金融商品が下落してしまい、反転の見込みがない場合、例えばほかの商品で利益が出ていればそこで損益通算をするなどして税金を抑えることもできます。

これに対して、ダイエットはまたリバウンドをはじめたとしても、とりあえずリセットして「まぁいいか」というわけにはいきません。2㎏増加したら、またどこか自分が努力することによって2㎏落とす以外にはないのです。そう考えると、「資産運用なんてムリ」という言い訳はなくなりますね。ダイエットよりもずっと簡単なのです。

では、ダイエットはそれほど厳しいものか?というとそんなふうにとらえない方がうまくいきます。

 

株価ボードに貼りつく必要はなく節目でチェックすればよし、ダイエットも週単位で調整したほうが長続きする

 
相場の節目が変わったとき、それは経済指標の発表(特に雇用に関するデータ発表。日本は月末、米国は月初)が何度も繰り返し報道されていれば、「流れが変わったのか」と疑ってチェックすればいいのです。ずっと株価ボードに貼りついてみているほうが、日々の政治家のコメントや為替の動きに翻弄されてしまい、運用する前に疲弊して長続きしません。

ダイエットは日々の体重の増減が気になるところですが、これも慣れてくれば徐々に前日に食べ過ぎれば自然と翌日に調整するようになります。ずっと付き合っていかなければなりませんが、小幅な変化に神経質になってダイエットそのものに嫌気がさしてしまう、継続させることが大事なので、「いい加減」ぐらいでちょうどいいかもしれません。

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柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com