転職率ってどれくらいなの?
まずは、転職率をご紹介します。
厚生労働省が行った「雇用動向調査」の結果を見てみましょう。
2018年の1年間では下記のような結果になりました。
区分 | 転職入職率 |
---|---|
一般労働者 | 男性:6.9% 女性:10.4% 合計:8.2% |
パートタイム労働者 | 男性:18.1% 女性:14.0% 合計:15.0% |
雇用期間の定めなし | 男性:6.0% 女性:9.3% 合計:7.3% |
雇用期間の定めあり | 男性:19.1% 女性:16.5% 合計:17.5% |
合計(常用労働者) | 男性:8.3% 女性:11.9% 合計:10.0% |
2020年に関しては、新型コロナウィルスの影響で活動自粛を余儀なくされた業界や職種があることから、今まであった募集がなくなり、経験者を優遇する職種が増える可能性もあります。
この先の転職活動は、転職関連サービスや専門家と連携して行うことが成功のカギといえるでしょう。
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
転職関連サービスには、転職サイトと転職エージェントの2つが存在します。
転職サイトとは、さまざまな業界や職種の求人が掲載されたサイトのこと。転職希望者が自由に閲覧・応募できる形式です。
自分の都合に合わせて転職活動したい人に適したサービスといえます。
一方、転職エージェントには、キャリアコンサルタントなど転職をサポートする専門家が在籍しています。
登録後は、まず専門家と個別面談を行い、自分の経歴や希望を伝えます。その情報をもとにキャリアコンサルタントから適した求人が紹介される形式です。
自分のスキルや希望によりマッチした求人を見つけたい人に適したサービスといえます。
どちらも特徴や強みが異なるため、両方のサービスに登録して情報を多く取り入れることも可能です。
登録自体は無料なため、気になるサービスがあれば複数登録しても問題ありません。
転職の流れを簡単解説
この項目では、転職するときの流れを解説します。
STEP1:転職を検討し準備をはじめる(期間1〜2ヶ月)
- ★転職の目的設定やキャリア形成
- ★自己分析
- ★業界や職種の情報収集
- ★転職サイトや転職エージェントへの登録
STEP2:転職活動を開始する(期間1〜2ヶ月)
- ★応募書類を作成
- ★求人に応募
- ★面接対策
- ★面接本番
STEP3:退職・入社準備を行う(期間1〜2ヶ月)
- ★内定通知後、労働条件の確認
- ★内定受諾し雇用契約を結ぶ
- ★退職日・入社日の決定
- ★退職手続きや引き継ぎ
- ★退職・入社に必要な書類の用意
- ★退職届の提出と周囲への挨拶
転職を成功に導くポイント
転職を成功に導くポイントは3つあります。
その1:転職の目的を思い出す
転職活動中や転職後に悩む場面が出てきたら、転職の目的を思い出してください。
- ★やりがいはなくても収入が上がり、安定した生活を得られるから
- ★評価制度や教育制度が整っていて対価を得られるから
- ★収入は減るが、やりがいのある仕事をしたかったから
- ★給料は落ちても自分のキャリア形成のために必要な転職だった
上記のように、転職する目的は個人によって違います。自分がなぜ転職を決意したのかをもう一度振り返りましょう。
その2:面接で得る情報をもとに会社を判断する
面接は会社の内側を知ることができる大事な機会です。
職場環境や働く人の雰囲気を深く観察しましょう。また、転職後に想定外の仕事を割り振られるケースもあります。会社が望んでいる業務範囲の確認も必要です。
その3:複数の内定が出るタイミングを重ねる
一般的に中途採用の内定は1週間ほどで結果が通知されます。そのため複数の会社に同時に応募すると条件の比較が可能です。
年収や労働条件の詳細は内定後に提示されることも多いので、複数の会社を比較検討したい場合は、応募や面接のスケジュールを合わせてみましょう。
おすすめの転職サイト・エージェント
専門家のサポートが受けられる転職サイトならdoda
dodaは転職サイトですが、エージェント機能やスカウト機能を備えています。自分で転職情報を収集しながら、専門家のサポートを受けることも可能です。
また、求人数も公開・非公開合わせて約10万件を保有しているので、幅広い求人に出会えます。
人数が豊富なエージェントならリクルートエージェント
リクルートエージェントは公開・非公開合わせて約15万件の求人を保有しています。
登録したあと約3ヶ月の間にアドバイザーによる転職支援が無料で受けられます。
無料でエージェントサービスを利用したい人や早めに転職したい人におすすめです。
ハクラス転職ならビズリーチ
ビズリーチは専門職や管理職の求人を取り扱っており、経営幹部への転職を希望している人におすすめの転職サイトです。
2900名以上のヘッドハンターが在籍しているため、スカウトからも転職できます。
無料・有料の2つのプランがあり、利用できる機能が異なります。
20代で転職するならならキャリトレ
キャリトレは20代を対象とした求人を多く掲載する転職サイトです。
AI技術を活用しており、転職希望者の検索結果を記録して、条件が近い求人を自動で提示してくれます。
未経験者も応募できる求人も多いです。
Q&A
Q.どの転職サービスに登録したら良いのか悩む……
どの転職サービスが自分に合うか分からないという人は、業界や職種に関係なく、幅広い条件の求人を掲載している「総合型の転職サイト」に登録して情報収拾を行いましょう。
その後、専門家の支援がほしいと感じたら、転職エージェントに登録してみるとよいでしょう。
Q.面接のアドバイスが欲しい!
面接対策や書類の添削を求めるなら、転職エージェントでアドバイザーの支援を受けるのがおすすめです。
エージェント機能がない転職サイトではそこまでの支援がないケースもあります。
登録するサービスがどのような支援を行なっているのか、確認してから登録するとよいでしょう。
Q.サービスを利用したら、かならず転職する必要がある?
いいえ、転職しなくても大丈夫です。
転職活動をはじめてから、転職するかどうかを決断して構いません。