2017.10.05暮らし

海外の留学先はどうやって決めるか

Text : 柴沼 直美

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自分のキャリアを大きく伸ばしたい!スキルを身につけたい!というさまざまな理由で海外留学という選択肢にたどり着いた方は、まず大海原へどのように出かけていけばいいのだろうか、と漠然過ぎる課題にどうやって決めるかの手順を筆者の経験を交えてご紹介します。

 

優先順位1位:どう変身したいか

 
優先順位としては、自分の留学をはさんだ、自分自身の「ビフォーVSアフター」のイメージを明確にすることです。語学力を磨くということであれば該当する言語を使う国(例えば中国語でのコミュニケーション力アップで中国関連ビジネスでの活躍をイメージするのであれば中国語圏内)、芸術面でのスキルアップを目指すのであれば欧州でしょうか。

留学は、アウェイに自分自身の身を置くことで自ずと人間力全般が強化されますが、そういった副産物はどこに留学しようが得られるものですから、「具体的にどんなスキルをアップさせたいか、身につけたいか」「その理由は何か」をはっきりさせておきます。

留学してからは楽しいことよりも、困難なことに直面する場面の方が多いので、目標が明確に定まっていないと挫折・断念の言い訳にしがちです。

 

優先順位2:いくらかかるか

 
目標や将来図が描ければ、あとは費用です。留学は準備までにもかなりの費用がかかります。

国内での準備でも、例えば留学先の学校に入学にあたり要求されている試験のスコア(TOEFLやIELTSなど)を満たすために何度も受験しなければならなくなるかもしれませんし、準備のために参考書やスクールに通う必要が出てきます。勉強時間をある程度確保するために、もし仕事をしていたとしたら以前のようなペースで働くことはできませんから収入はダウンするのに支出はアップします。

願書(アプリケーション)に添える受験料も何校かに応募するのであればまとまった金額が必要になりますし、留学にあたっては資金面で問題がないか(違法就労の懸念がないか)が応募先の学校で審査対象になりますので、金融機関で残高証明を発行してもらわなければなりません。つまり口座にまとまったお金がないと応募すらできないことになります。

教育ローンを使うという手もありますが、返済のことを考えると躊躇します。資金面での不安をクリアできるところとなれば、第一希望は豪州だけれど若干でも安くあげられそうなニュージーランドにする、都会にしたかったけれど郊外にする、といったように希望と実現可能性を摺り寄せていく作業をして絞り込んでいくことになります。

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柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com