2017.11.01暮らし

家計簿で一石二鳥〜ザックリ書いて金運アップ・しっかり書いて健康運アップ

Text : 宮﨑 真紀子

キーワード :

9月になると、来年の暦が書店に並びます。来年の運勢が気になりますが、その横に並ぶ家計簿。仕事柄、こちらも手に取る機会が多いです。家計簿は「お金の管理」をするツールですが、金運アップも健康運アップも出来る優れものです。方法は、意外と簡単です。

まずは、ダラダラ消費を退治

 
Aさんは31歳の会社員で、ご両親と暮らしています。お金の出入りは気になるものの、全く把握出来ていない状態です。最近会社が引越しをして、そのビルの1Fにコンビニがあるそうです。
 
初めは残業の時にお菓子を買いに行っていたそうですが、最近は用事が無くても行ってしまうことが習慣に。このままでは、お財布にも健康にも悪影響です。まず、このダラダラ消費を止めるために、家計簿をつける提案をしました。
Aさんは家計簿をつけることに難色を示されたので、その理由を尋ねると
① 費目分けがややこしく面倒
② 長続きしそうにない
という2つの答えがかえってきました。
 
今回は家計簿について【初級コース】【上級コース】に分けて考えます。
 
【初級コース】
Aさんの場合です。費目分けは必要ありません。記録するのは“いつ何処でいくら使ったか”です。
☆ 10月3日 コンビニS 650円、Kベーカリー 780円 合計1,430円
といった具合です。
 
これを1か月続けます。Aさんも「1か月なら頑張れそう」という返事でした。
このコースの第一の目的は、自分のクセを知ることと、使途不明金を無くすことです。
 
お金が貯まらないという人は、ダラダラ消費が多いのです。用事は無いけれど「時間があったのでコンビニに入りました」→「新製品を見つけたので買いました」といった具合です。こういったお金の使い方をしていると、お財布にあったはずの1万円が知らないうちに無くなってしまいます。
 
贅沢をしていないのに、お金が貯まらない原因です。1か月続けると、自分の支出額が掴めます。
 
「いくらあれば、生活できるのか」を知ることは、とても大事です。収入-生活費から、1か月に可能な貯蓄額が割り出されます。出来そうな金額、例えば3万円で自動積立の仕組みを設定します。会社の社内預金等を利用すると手続きも簡単です。これは先取り預金と呼ばれています。
 
こうしておけば、残りのお金を全部使っても「貯金できていない」という心配もなく、気がつけば貯まっています。初級コースの最終目的は、先取り預金の仕組みを作ることです。これで金運アップに繋がる筈です。
 

家計簿で健康的にダイエット

 
【上級コース】
以前、総務省の家計調査に協力をしたことがあります。家計簿をつけるのですが、とても詳細です。
 
「人参 1本 98円」だけでなく、グラム数も量ります。今日食べた豚肉は何グラム、といったことが分かります。カロリー計算に似た効果があります。
実際、協力した方の中には、「たんぱく質が不足しているから、お肉を買いました」「野菜を買いました」といった健康的な生活への一助となったケースがあるようです。
 
私も、期間中はお菓子の量を減らしました。このように、細かく記入すると健康運もアップする筈です。結果を出すジムでは、トレーニング指導だけではなく、食事指導もしています。
家計簿で一石二鳥~ダイエット効果まで得られるのは、お得だと思います。
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

ファイナンシャルフィールドの最新記事を
毎日お届けします

宮﨑 真紀子

Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。