執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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auじぶん銀行はどんな銀行?
auじぶん銀行は、モバイルに特化したネット銀行として、2008年6月にKDDI株式会社(以下「KDDI」)と株式会社三菱UFJ銀行(以下「三菱UFJ銀行」)が共同で設立した会社です。
auじぶん銀行の住宅ローンは、比較サイト「価格.com」の住宅ローン人気ランキングで第1位にも選ばれているので今後も注目のネット銀行ですね。
auじぶん銀行の紹介はこのへんにして、ここからはauじぶん銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
新規借り入れ・借り換えに関わらず、auじぶん銀行の住宅ローンを検討している人は、ぜひこの記事のメリット・デメリットを読んでいただき、今後の参考になればと思います。
この記事ではauじぶん銀行のメリット・デメリットだけではなく、auじぶん銀行に向く人・向かない人に関しても特集していきますので、ご自身のライフプランと照らし合わせて読んでいただければと思います。それでは、最後までお付き合いください。
メリット1 なんといっても、低水準の金利!
auじぶん銀行の住宅ローンは他社と比較して低金利です。
金利が安い事は、住宅ローンを選ぶ際の重要なポイントです。下記に他社との最新金利を比較してみました。
auじぶん銀行の住宅ローンは、頭金ゼロ・年収は200万円から申し込みが可能です。
銀行名 | 変動金利 | 固定金利10年 |
---|---|---|
auじぶん銀行※3 | 年%※1 | 年%※2 |
三菱UFJ銀行 | % | % |
SBI新生銀行 | 0.430% | 0.950% |
PayPay銀行 | 0.465% | 1.165%※4 |
住信SBIネット銀行 | 0.448% | 1.303% |
SBIマネープラザ | 0.448% | 1.303% |
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※1 全期間引下げプラン(新規借入れ)
※2 当初期間引下げプラン
※3 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
※4 自己資金10%以上の金利です。
メリット2 がん50%保障団信・全疾病保障が0円!
auじぶん銀行の住宅ローンの団信は「がん」と診断された時点で、住宅ローン残高が「1/2」になる「がん50%保障団信」に無料で加入することができます。
もう少し手厚い保障にしたい場合は、「がん100%保障」、「がん100%保障団信プレミアム」を選ぶと良いでしょう。
ただし、「がん100%保障」は年0.05%、「がん100%保障団信プレミアム」は年0.15%の金利が上乗せになるので、ご自身のライフプランにあった団信を選ぶことをお勧めします。
※2022年5月2日以降お借入れのお客さまが対象です。
さらに、2019年3月1日より団信の内容が一部リニューアルされ、精神障害等をのぞく、すべての病気・ケガを保障する「全疾病保障」も保障内容に追加されています。
詳細については、公式サイトで確認してみましょう。
メリット3 申し込みから融資の実行までがスピーディー
ネット銀行の住宅ローンは金利が低いですが、申し込みから融資の実行まで1カ月〜2カ月ほどかかる場合が多く、その間に金利が上がってしまうこともよくあります。
その点auじぶん銀行は、申し込みはスマホで年中無休・24時間いつでも申し込み可能、審査結果までスピーディーなので、金利が上がる心配もないでしょう。
※実際の審査結果・融資スピードは前後する可能性もございますのでご了承ください。
なぜここまでスピーディーなのかというと、auじぶん銀行はすべてネットで完結するので、面倒くさい書類の郵送や来店による契約の必要はありません。そのため、他の金融機関と比べて手続きが簡単で、審査のスピードも早いのです。
また、他行の住宅ローン契約では印紙代が必要になりますが、auじぶん銀行の住宅ローンでは印紙代もかかりません(印紙代は、1000万円以上の借り入れで2万円、5000万円以上の借り入れで6万円)。
デメリット1 融資事務手数料が高い
auじぶん銀行の住宅ローンは、借り入れの際に「借り入れ額×2.20%(税込み)」の融資事務手数料(税込み)がかかります。例えば、4000万円の住宅ローンを組むと約88万円の融資事務手数料が発生します。ネット銀行の住宅ローンは、金利が低く保証料が無料なのが特徴的です(※)。しかし、その分融資事務手数料が高いことを知っておく必要があるでしょう。
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
融資事務手数料の他行との比較
住信SBIネット銀行借り入れ額 ×2.20%(税込み)0円
銀行名 | 融資事務手数料 | 保証料 |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 借り入れ額 ×2.20%(税込み) | 0円(※) |
イオン銀行 | 借り入れ額 ×2.20%(税込み) | 0円 |
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
デメリット2 窓口がないので、対面でのサポートが受けられない
auじぶん銀行の住宅ローンはネット銀行ですので店舗がなく、「パソコンやスマホで申し込みをするのは不安」「店舗で行員にゆっくり相談しながら申し込みをしたい」という方には、お勧めできません。
しかし、スターツ証券が運営する住まいとお金の総合相談ショップ「住まプラ」と「au SHINJUKU(auショップ新宿店)」で、対面で住宅ローンの相談をすることができますし、電話で相談ができる専用のコールセンターもあります。
まとめ
<auじぶん銀行の住宅ローンが向いている人>
インターネット環境が整っている人
低金利の住宅ローンを選びたい人
がんをはじめ、手厚い保障内容の団信に入りたい人
変動金利・10年固定金利の住宅ローンを選びたい人
auのスマホを利用している人
仕事等が忙しく銀行に行けない人
年中無休・24時間、自由に申し込みしたい人
相談は電話で構わないと思う人
<auじぶん銀行の住宅ローンが向いていない人>
インターネット環境が整っていない・操作に慣れていない人
銀行で直接相談し、住宅ローンの契約をしたい人
固定35年以上で申し込みをしたい人
融資事務手数料がかかるのが嫌な人
auじぶん銀行住宅ローンのメリット
低水準の金利
がん50%保障団信・全疾病保障が0円
申し込みから融資の実行までスピーディー
ATM利用手数料や振込手数料が無料
auじぶん銀行住宅ローンのデメリット
30年以上の長期固定金利は高い
融資事務手数料が高い
窓口がないので、対面でのサポートが受けられない
auじぶん銀行の住宅ローンの30年以上の長期固定金利は、他行と比較すると高めですが、「変動金利」や「10年・20年固定金利」は低水準の金利ですのでお勧めです。
さらに、auじぶん銀行の住宅ローンは、「がんと診断された」時点で住宅ローン残高が半額(50%)になる「がん診断保障」と「全疾病保障」が無料で付いてくるのは驚異的です。特に「がんと診断されたら(症状によらない)」という条件の保障が無料というのは、auじぶん銀行の最大の特徴です。
ただ、事務手数料は借り入れ金額の2.20%(税込み)と高めに設定されていますので、初期費用を抑えたい人には不向きな面もあります。保証料・一部繰り上げ返済手数料は無料で、住宅ローンの諸費用やリフォーム資金も借り入れ可能です(※)。頭金の有無で金利が変わることがないのも、auじぶん銀行住宅ローンの特徴のひとつです。
年収は200万円以上から利用でき、ペアローンや収入合算にも対応していますし、スマホですべての手続き(借り入れ後も含む)ができて、最短10営業日でスピード審査をしてくれます。
今回はauじぶん銀行のメリット・デメリットを中心にまとめてきましたが、ご自分の希望やライフプランによってはメリットがデメリットになったり、デメリットがメリットになったりしますので、慎重に住宅ローンを選ぶと良いでしょう。
自分に合った暮らしを実現するために、今回の記事を参考に住宅ローンを選んでいただければ幸いです。
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部