この記事では、住宅ローン借り換えの際の必要書類や、借り換えの手続きの流れについて詳しく解説します。住宅ローンの借り換えを検討している方は参考にしてください。
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監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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目次
住宅ローンの借り換えに必要な書類とは?
住宅ローン借り換えに必要な書類は、以下で挙げるものなどがあります。
●金融機関からの書類:住宅ローン申込書・団体信用生命保険申込書兼告知書
●本人確認書類:運転免許証など
●本人に関する書類:住民票・印鑑証明書
●収入を証明する書類:源泉徴収票・納税証明書など
●物件に関する書類:登記簿謄本・売買契約書・重要事項説明書・工事請負契約書
●住宅ローンに関する書類:住宅ローン返済予定表など
金融機関によって、必要書類は異なるため必ず事前に確認しましょう。
また、住民票や印鑑証明書は市区町村、源泉徴収票は勤務先、登記簿謄本は法務局など、書類を入手する先が異なります。
書類の入手先や入手方法もあらかじめ確認しておくと、スムーズにそろえることができるでしょう。
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住宅ローン借り換え審査の流れ
住宅ローン借り換えに必要な書類を用意したら、いよいよ申し込みです。借り換え審査までの大まかな流れを知っておきましょう。
1.金融機関を選ぶ
2.事前審査
3.本審査
4.借り入れ中の住宅ローンの返済(全額)
5.契約手続き
6.融資実行
審査に万が一落ちたときのために、あらかじめ2~3社の候補を決めておくと安心です。
また、住宅ローンの申し込みは、事前審査・本審査があります。それぞれの審査内容は異なり、事前審査に通っても、本審査で落ちる可能性もあるため注意が必要です。
2つの審査に通ったら、現在借り入れしている住宅ローンを、全額繰り上げ返済します。繰り上げ返済には手数料がかかる場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
繰り上げ返済後は、新しい金融機関との契約手続きを行い、融資実行となります。
住宅ローンの借り換え審査に通らないことはある?
住宅ローン借り換えには、改めて審査を受けなくてはいけません。場合によっては、審査に落ちてしまい借り換えができない可能性も。
借り換え審査に通らなかった場合、どのような原因が考えられるのかを紹介します。
収入が大幅に減った場合
住宅ローンの審査で重要視されるポイントのひとつに、返済負担率が挙げられます。
返済負担率とは、契約者の年収のうち、住宅ローン以外のローンを含む返済額は何割くらいになるのかを数値化したものです。返済負担率の計算方法は、1年間のローンの返済÷年収となります。
120万円(10万×12ヶ月)/500万円=24%
返済負担率は、住宅ローン以外にも利用しているローンがあれば、すべて含めて計算します。そのため、借入時に収入が大幅に減ってしまった方は注意が必要です。
健康状態が悪くなった場合
住宅ローンの審査は、年収や勤続年数などの経済状況以外にも、健康状態も重要視されています。住宅ローンは、何十年もかけて返済していくものなので、健康状態が悪ければ審査に落ちやすくなります。
住宅ローン借り入れの際の、健康状態の善しあしは、基本的には団体信用生命保険に加入できるかどうかが基準になります。
ただし、現在病気治療中の方や、過去に病気になり現在は完治しているという方は、医師の診断書を提出したり、現状を詳しく申告したりすることで審査に通る可能性もあります。健康状態に不安がある方は、あらかじめ金融機関の担当者に相談をしておくとよいでしょう。
他社の返済履歴で延滞している場合
信用情報機関における延滞記録の情報は、契約期間中および契約終了後5年以内となっています。そのため、審査で個人情報を照会したときに、他社で信用事故を起こしていたことが発覚すれば、まず審査に通らないと思ってください。
また、住宅ローンを組んだあとに、新しく借入額の多いローン(マイカーローンなど)を組んでいる場合も、状況によっては審査に落ちることもありますので、注意が必要です。
住宅ローンの借り換えのときに、前回のときと状況が同じという方は少ないと思います。しかし、前回よりも状況が悪ければ、審査の際に不利に働いてしまうため、今後借り換えを検討するのであれば、状況を悪化させないようにすることが大切です。
住宅ローンの借り換えにかかる時間を知っておこう
住宅ローンの借り換え手続きは、順調に進んだとしても1ヶ月程度かかります。もし、書類不備などがあったら審査は中断してしまうため、それだけ時間も延びてしまうでしょう。
手続きに思ったよりも時間がかかった場合、市場変動により金利が上がってしまうケースもあります。このような事態を回避するためには、スムーズに借り換えの手続きを進めることが大切です。
書類不備が無いように、申込書は細心の注意を払って書くように心がけ、必要書類は漏れなく準備しておきましょう。
必要書類は事前に確認しておくことが大切
住宅ローン借り換えの手続きに必要な書類はたくさんあります。申し込みをスムーズに行うためにも、あらかじめしっかりとチェックをして、書類不備にならないようにしましょう。
必要書類のなかには、市区町村や法務局・勤務先で手続きを行わなくてはいけないものもあります。申し込み前に余裕をもってそろえておけば、契約手続きのときに慌てずにすみますよ。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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