マイホームを購入する人のほとんどが利用する住宅ローンですが、借りる銀行を間違えると、予想外に支出が膨らんでしまいます。そのため、住宅ローンをどの銀行で借りるかは実は重要なポイントになっています。
支払いを少なくし、毎月の負担を減らしつつ、ストレスなく契約したいと考えているならイオン銀行の住宅ローンがおすすめです。ネット完結の利便性や金利の低さだけではなく、イオングループでの割引などイオン銀行ならではのメリットもあるので、総合的に好条件の住宅ローンだといえるでしょう。
本記事では、イオン銀行住宅ローンのメリットや注意点、契約する際の流れについて解説します。
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ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。
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イオン銀行の住宅ローンのメリット
どの銀行も金利以外は大差ないと思うかもしれませんが、イオン銀行の住宅ローンでは契約後も割引サービスがあるなど、独自の強みがあります。数あるメリットの中から3つに絞って解説していきますね。
ローン金利が低く、保証金が不要である
イオン銀行の住宅ローンは、比較的金利が低いといわれるネット銀行と比べても遜色のない水準となっています。多くの人が選ぶ返済期間35年では、わずかな金利差でも大きな金額差になります。そのため、支払いの負担を減らすために、金利はこだわるべきポイントの1つです。
例えば、3500万円の住宅ローンを35年で返済する場合、0.5%と1%では月の返済額に8000円近い差が生まれ、トータルの支払い額では約330万円の差になります。
借りる金額は同じ3500万円でも、総返済額は300万円以上変わります。金利差による返済額の違いを強く感じられるのではないでしょうか。借りる金額が増えると、更に総返済額の差は広がります。
また、保証金が不要である点も、イオン銀行住宅ローンの大きなメリット。低金利であっても、保証料が高ければ、トータルで支払う費用は高くなってしまいます。
イオングループでのお買い物がローン完済まで毎日5%割引になる
イオン銀行住宅ローンの契約特典として、「イオンセレクトクラブ」に入会することができます。「イオンセレクトクラブ」では、イオングループでの割引サービスが受けられます。指定された専用クレジットカードで支払えば、イオンでの買い物が住宅ローン完済するまで、いつでも5%割引です。
7.5万円/月×12ヶ月=90万円
90万円×5%=4.5万円 → 1年に4.5万円の割引を受けられます。
多くの人が設定する返済期間35年で計算してみるとトータルで*約157万円の割引を受けられます。
*4.5万円×35年間=157.5万円
「5%オフで年間4.5万円割引」だと、大きなメリットに見えないかもしれませんが、トータルで150万円超の割引になると考えると、大きな影響だと感じるのではないでしょうか。
イオン、マックスバリュ、まいばすけっとなどが5%割引できる店舗となっています。対象店舗は変更する場合があるので、イオン銀行の公式ホームページで確認しておきましょう。また割引上限がないため、使えば使うほどお得な特典になっています。
買い物割引のように日常生活で活用できるサービスを付帯している住宅ローンは少ないため、多くの人にとって魅力的といえるでしょう。
Webでも店頭でも住宅ローン申し込みができる
イオン銀行はネット銀行のサービスを持ちつつも、店舗での対面相談も可能なハイブリット型の銀行です。
住宅ローンの申し込み時も、インターネットか店舗かを選択することができ、インターネットの場合は一度も店舗に出向くことなく、融資まで完結できます。インターネット申し込みの途中で手続きがわからなくなり、途中で店舗に相談に行くといったフレキシブルな対応も可能です。
これはネット銀行の側面がありながらも、実店舗もあるイオン銀行だからこそできるやり方で、他の銀行ではなかなか真似ができないでしょう。
このように状況に応じて、ネットと店舗を使い分けて、住宅ローンの申し込みから融資まで行える利便性の高さは魅力的です。
イオン銀行で住宅ローンを組むときの注意点
メリットが多くあるイオン銀行の住宅ローンですが、注意すべき点を2つ紹介します。どちらも事前に把握しておけば、大きな問題にはならないでしょう。
「定額型」を選択すると金利が0.2%高くなる
住宅ローンを組む際に必要になるローン取扱手数料は「定率型」と「定額型」の2つがあります。「定額型」を選択すると、金利が0.2%高くなってしまいます。
定率型…借り入れ金額の2.20%(税込) *最低取扱手数料220,000円(税込)
定額型…110,000円(税込)
(*上記、借入利率に年0.2%上乗せ)
例えば、変動金利0.6%で審査が下りても、定額型を選ぶと0.8%かかってしまいます。
ただし、定率型を選択した場合でも借り入れ金額の2.20%(最低取扱手数料220,000円)がかかるため、一概にどちらを選択すべきとはいえません。借入金額によって、どちらが安いかが決まるため、イオン銀行の公式サイトにあるシミュレーションを利用して決めると良いでしょう。
金利の引き下げ率は人によって異なる
店頭やホームページで出ている金利は最も低い金利であるため、イオン銀行の住宅ローンの審査が通っても、契約者全員に適用されるわけではありません。
過去には、例えば、「キャッシュカード、クレジットカードの機能が一体になったカードの申し込み」など、金利引き下げの条件が明記されていたのですが、今はホームページ上に記載はありません。
住宅ローンで提示されている金利は低く、魅力的に感じるのですが、必ずその金利が適用されるとは限らないことは頭に入れておきましょう。
イオン銀行住宅ローンの審査通過のポイント
イオン銀行住宅ローンの審査通過しやすくなるためにはいくつかのポイントがあります。
まず、利用者の条件を満たしましょう。
①申し込み時の年齢が満18歳以上満71歳未満で、最終ご返済時の年齢が満 80 歳未満
ただし、全疾病団信住宅ローンなどのオプションがついている場合は、申し込み時の年齢が満18歳以上満50歳未満で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満
②イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入できる方
③安定かつ継続した収入の見込める方
・給与所得者は6ヶ月以上勤務。会社経営者および個人事業主は事業開始後3年経過。
・給与所得者および会社経営者は前年度年収 100 万円以上、個人事業主は前年度所得が 100 万円以上。
④日本国籍を有する方または永住許可を受けている方
またこちらの資料やホームページには明記はされていませんが、過去にカード料金の支払い遅延を繰り返したなど、信用情報に傷がついている場合は住宅ローンの利用が困難になるでしょう。イオン銀行に限らずどの銀行であっても、信用情報を確認します。一般的にはトラブルを起こしてから5年程度は記録が残るといわれています。
利用者の条件を満たしている、過去の支払いトラブル等がない、年収などの条件から考えて適性な範囲の借り入れ金額である、などポイントをしっかりおさえれば、通過できる可能性は高くなるでしょう。最終的には銀行の正式審査(本審査)で判断されます。
イオン銀行の住宅ローンを利用するときの手順
最後にイオン銀行で住宅ローンの申し込みから融資実行までの流れを解説します。
- ①「事前審査」の申し込み
- ②事前審査結果の連絡
- ③正式審査の申し込み
- ④正式審査結果の連絡
- ⑤契約手続き
- ⑥住宅ローンの融資
インターネットと店舗で申し込みの方法が以下のように異なります。
申し込みの手順 | インターネット | 店舗 |
---|---|---|
①「事前審査」の申し込み | 必要事項を入力し、事前審査を申し込む。 | 店舗にて、専用申込画面で申し込む。 |
②事前審査結果の連絡 | 結果は郵送にて連絡される。 (電話の場合もあり) |
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③正式審査の申し込み | 〈インターネットの場合〉 必要書類を準備し、マイページより申し込む。〈店舗の場合〉 必要書類を持ち込み、店舗にて申し込む。 |
必要書類を持ち込み、店舗にて申し込む。 |
④正式審査結果の連絡 | 結果は郵送にて連絡される。 (電話の場合もあり) |
結果は郵送にて連絡される。 (電話の場合もあり) |
⑤契約手続き | 〈郵送の場合〉 契約手続きの説明および日程調整の連絡がくる。 イオン銀行指定の司法書士立ち合いのもと抵当権設定手続きを行う。(自宅に来てもらっての手続きも可能)また、住宅ローン契約書類に必要事項を記入のうえ、イオン銀行まで返送する。〈店舗の場合〉 契約手続きの説明および日程調整の連絡がくる。 その後必要書類を準備し、店舗にて契約手続きを行う。 |
契約手続きの説明および日程調整の連絡がくる。 その後必要書類を準備し、店舗にて契約手続きを行う。 |
⑥住宅ローンの融資 | 融資が実行される。 | 融資が実行される。 |
まとめ
イオン銀行住宅ローンは金利が低いことに加え、イオングループでのお買い物がローン完済まで毎日5%割引になるなど、金銭的なメリットが大きい商品です。インターネットと店舗申し込みを必要に応じて使い分けられる利便性も魅力的ですよね。
ただし、ホームページや店頭に掲載されている最低金利が必ずしも適用されるとは限らないので、その点は注意しましょう。
ネットと店舗を併用できる利便性がありながら、ネット銀行水準の低い金利設定や割引サービスの展開は、他の銀行ではなかなか真似ができない、イオン銀行の住宅ローンならではの特徴といえます。
マイホーム購入は一生に一度の大きなイベントです。費用を低くすることも大事ですが、いざとなったら直接店舗で聞ける安心感は重要ではないでしょうか。イオン銀行の住宅ローンは店舗でもオンラインでも無料相談ができるので、まずは一度話をしてみるのがおすすめです。どちらもイオン銀行のホームページで予約できるので、ぜひご活用ください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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