住宅ローンの全額返済ちょっと待った!メリットとデメリットを徹底解説! | ファイナンシャルフィールド

更新日: 2021.11.11 返済

住宅ローンの全額返済ちょっと待った!メリットとデメリットを徹底解説!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 新井智美

住宅ローンの全額返済ちょっと待った!メリットとデメリットを徹底解説!
住宅ローンは毎月支払いがあるため、ローンの組み方によっては生活を圧迫することもあります。また、少しでも早く住宅ローンを完済したいと思うのは多くの人が考えることです。
 
しかし、住宅ローンを全額返済することが果たして無条件によいことなのでしょうか。実は、住宅ローンを組んでいる際には一定期間税金面で優遇が受けられます。もしもその間に住宅ローンを全額返済すれば、それらの優遇を受けられなくなってしまうのです。
 
また一気に全額返済してしまうとそのぶん一時的に預貯金が減り、生活が苦しくなってしまうことも考えられます。
 
ここでは、住宅ローンの全額返済にまつわるメリット、デメリットを紹介しますので参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

新井智美

監修:新井智美

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com

【PR】おすすめの住宅ローン

PayPay銀行

おすすめポイント

  • ・魅力的な低金利と充実した団信プラン!
    ・手続きもシンプルで来店不要
    ・書類提出も契約手続もネットで完了
変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.085 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.085 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

 

住宅ローンの全額返済するときに考えたいこと

住宅ローンは家庭の毎月の支払いのなかでも比較的大きい支出ということもあり、できるだけ早めに終わらせたいと思うのが一般的です。
 
しかし、全額返済をすることにより、受けられなくなってしまう制度もあります。本当に全額返済をすることが得かどうかについては、その時の収入や家族構成によって違ってくるでしょう。

 

一括返済で迷っていることを箇条書きにしてみる

住宅ローンを一括で全額返済をした場合、その多くが預貯金を使うことになります。その際に注意するべき事は何かについて考えてみましょう。
 
例えば、これからの支出において想定されることを箇条書きにするという方法があります。
 

・1年後に長女の高校進学
・3年後に長男の中学受験
・5年後にコンパクトカーの購入

 
など、現在はっきりしているライフイベントを箇条書きにし、そこで予想される支出を書き出します。そうすれば、将来予想される大きなお金の動きを把握することができるでしょう。

 

返済額シミュレーションを利用する

住宅ローンを返済するためのシミュレーションを利用することによって、ローンを払い続ける場合と一括で返済する場合とでどのくらい総返済額が違うのかが分かります。
 
住宅ローンは利息の部分も大きな支出になるので、検討する際にはローンを払い続ける場合と一括返済する場合で最終的に総返済額がどの程度変わるのかどうかをチェックしてみることをおすすめします。

 

一括返済はタイミングが大事!

住宅ローンを組んでいることで、住宅ローン控除が適用になり所得税が控除されます。2019年10月から2020年12月の間に入居を開始した場合の控除期間は10年間、もしくは13年間です。所得税の控除期間がまだ数年残っているのに返済をすると、所得税控除の恩恵が受けられなくなります。
 
早めに全額返済をすることは利息の支払い削減の面ではお得感がありますが、税制上の優遇はなくなってしまうため、よく考えて最終決断をした方がよさそうです。

 

住宅ローン全額返済のメリット

住宅ローンを全額返済することのメリットは意外と多いものです。まずはメリットを知り、全額返済すべきかどうかを考えてみましょう。

 

利息の支払いが少なくて済む

住宅ローンを組んだときに決めた年数よりも早く返済することになるため、当然利息の支払いは少なくて済みます。住宅ローンは数千万円の借り入れをして購入することが一般的なので、早めに全額返済することで、ローンを払い続ける場合より総返済額は抑えられる可能性が高いでしょう。

 

変動金利の場合はリスク回避できる

住宅ローンを利用する場合、変動金利を利用している人が半分以上です。変動金利とは半年に一度金利が見直しされるため、毎月の返済額が変更されることもあるというものです。変動金利を利用していて仮に金利が上昇したという場合は、固定金利に変更することで返済額の上昇を回避する方法があります。

 

住宅ローン保証料が返還されることも

住宅ローンを組むときは、保証料を払うのが一般的です。ローンを何年組むかによって、保証料は変わってきます。例えば35年の住宅ローンを組んだ場合に、10年ほどたって全額返済した場合、まとまった額の保証料が返還されます。
 
これは、保証料を一括で払っていたから返還されるものだということを覚えておきましょう。

 

住宅ローン全額返済のデメリット

住宅ローン全額返済をすることはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。デメリットも把握した上で、一括で全額返済するかどうかを決めた方が納得できるでしょう。

 

家庭の預貯金が減る

住宅ローンを全額返済するために、定期預金を解約したり、口座から大きなお金が動いたりすると、家庭の資産が減るということになります。
 
ある程度の蓄えがあるということは、生きていく上で安心感になることは間違いありません。全額返済をしてしまうことにより、それがなくなってしまうといざというときに資金繰りの面で不安になる可能性があります。

 

手数料がかかる

住宅ローンを一括で全額返済する際には手数料がかかります。これは金融機関によって違いがあり、書面の場合やインターネットバンキングの場合など手続き方法によっても手数料が違うので、確認するようにしましょう。全額返済に関わる手数料については、多くの場合1万円~5万円程度となっています。

 

住宅ローン控除の適用が終了する

住宅ローンが終わることになるので、住宅ローン控除を受けることはできなくなります。所得税や住民税の還付が行われなくなるため注意が必要です。

 

住宅ローンの一括返済は状況によってはお得でない場合も!よく考えて決断を

住宅ローンを全額返済することは、表面的に見ると最終的な総返済額が少なくなるためお得な気がします。しかし、税金の還付がなくなったり、預貯金が減ったりするといったデメリットもあるため、家族構成や今後の収支を踏まえ、よく考えてから決めるようにしてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
 

住宅ローン 金利別ランキング【PR】~あなたのニーズに合った住宅ローンをチェック!~

※弊社の提携会社のランキング

住宅ローン 金利別ランキング【PR】

※弊社の提携会社のランキング

※1借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。

【PR】おすすめの住宅ローン

PayPay銀行

おすすめポイント

  • ・魅力的な低金利と充実した団信プラン!
    ・手続きもシンプルで来店不要
    ・書類提出も契約手続もネットで完了
変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.085 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.085 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

 

条件別で住宅ローンを探す

新着記事一覧

住宅ローンおすすめ記事

金融機関別に「住宅ローン」を見る