2018.03.13 資産運用

株式投資で負けてしまう人の3つの共通点

株式投資をしている人の中で、勝っている人がいる一方で、なぜか、いつも負けてしまう人がいます。

いつも負けてしまう人には、なにか共通点があるのでしょうか。

松井証券のシニアマーケットアナリストである窪田朋一郎氏に、今回は「株式投資で負けてしまう人の共通点」についてお伺いしました。

(1)勝っている「つもり」でいる人

例えば、100回の投資の中で80回勝ち、20回負けたとします。勝った回数は多いですがトータル額では負けてしまうこともあります。
 
勝った回数の多さゆえにトータル額で負けている状況に気付くことができない人です。
 
勝っているときは少額でも勝ち逃げしたいという心理が働き、勝ちを確定しようとします。逆に、損をしているときは損を認めたくないという心理が働くため、その株を売って損失を確定することをためらってしまいます。
 
そのため、証券会社から損切を言われるまで損株を持ち続けてしまうということもあります。冷静に自己投資を分析していないと、100回のうち80回は勝っているため、自分は儲かっているはずだという誤った感覚に陥ったまま、株式投資を続けている人が結構いるようです。
 

(2)ニュースに影響され「過ぎる」人

株価に影響を与えそうなニュースが出るとそれに関連する銘柄を買ってしまい、プロの投資家のカモになってしまうケースも多いようです。
 
株価の変動に大きな影響を及ぼす機関投資家は、ニュースに出る前から社会のさまざまな動きをキャッチして行動を起こしています。
 
ニュースを判断材料にするにしてもそのトピックだけで判断して行動するのではなく、すべての要素を分析し売買を行うほうが良いでしょう。株式投資の初心者がニュースを基に安易に連想して投資をすると、失敗してしまう場合が多いようです。
 

(3)いろいろ理由をつけて失敗を「認められない」人

(1)の特徴でも述べましたが、人間はたとえ損をしていても、損を認めたくないという心理が働きます。そのため、何かと理由をつけて売ろうとしないことがよくあるのです。
 
この行動は、損をさらに拡大させることがあるだけではなく、資金を見込み違いの株で寝かせてしまっているとも言うことができます。
 
素直に失敗を認めないことが、他の有望な銘柄で稼ぐチャンスも奪ってしまうのです。失敗を認めないことは、資金的にも時間的にもロスとなります。
 
今回は、株式投資に失敗する人の特徴をご紹介しました。逆に言えば、損を認めたくないという心理に影響されたり、ニュースから短絡的な判断をするのではなく、多角的な視点から冷静に分析することが株式投資に成功するために必要な要素と言えるでしょう。
 
また、窪田さんより初めて株式投資を行う方に向けてのアドバイスもいただきました。
 
「意外にも、持っている資金のほとんどを、いっぺんに投資してしまう人が多いのですが、まずは資金の10%ぐらいから徐々に投資をしていくことがポイントです。金額が大きくなればなるほど失敗を認めづらくなりますし、資金が尽きてしまうと他のチャンスも狙えません。最初は勉強するような気持ちで少額から始めて、コツをつかんだら徐々に拡大していくほうがうまくいくと思います。」
 
最後に、株式投資は自己責任ですのでリスクを取れる中での実施をおすすめします。
 
Text:井田正幸(いだ まさゆき)
ファイナンシャルプランナー

井田 正幸

Text:井田 正幸(いだ まさゆき)

ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、ベンチャーキャピタルにてベンチャー企業への投資業務
シリコンバレーのビジネスインキュベーターでベンチャー企業支援
ブレイク・フィールド社設立 代表取締役社長
Break Field Vietnam Co., Ltd. 会長
Break Field(Thailand) Co., Ltd. 取締役

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