執筆者: 戸谷恵理
保育士転職を成功させるためにおすすめの転職サイトを紹介します。
あわせて注意点についても解説します。
目次
保育士から異業種に転職する際のポイント
・転職する目的を明確にする
異業種への転職の際に大切なのは、軸となる考えをしっかり持ち、転職する目的を自分の中で明確にしておくことです。
社会経験はあるものの、異業種では未経験者として採用されるため、やる気と人柄が重視される場合がほとんどです。そのため、やる気をアピールする方法として、なぜその業種を選んだのか、なぜその企業で働きたいのかを明確にして相手に伝えることが大切になるのです。
・保育士とは何が違うのかを把握する
転職先との違いを自分なりに分析した上で、保育士経験を通してどんな経験や知識、スキルが身に付いているのか、どう生かせるのかをアピールできるようにしておきましょう。・転職したらどのようにしていきたいのか
他の業種へ転職では、これまで知らなかった世界にふれることで、視野が広がる場合が多いでしょう。なぜ保育士からそこの企業に転職したいか志望理由をきちんと整理した上で、転職後にどのようなキャリアプランを描いているかを志望先の企業に明確に伝えることが必要となるでしょう。
保育士のまま、他施設に転職する際のポイント
・転職先の将来性
新しい保育園に無事転職したのはいいけれど、働いているうちに職場が廃業する可能性も無いとは言えません。
これはどの仕事でもあり得ることですが、保育園で考えた場合はどうでしょうか。例えば園児が集まらなければ、保育園自体がなくなってしまう可能性も考えられます。
もし自分が親だったらと想像したときに、自身が求めるサービスが提供され、子どもにとって居心地のいい施設を選んで預けるでしょう。
転職先の候補となる保育園は、その時代に合った魅力のあるセールスポイントを持っているか、利用者視点でも考えてみてください。
世の中の需要とどれだけマッチしているのか、保育施設の求人サイト情報などで比較してみましょう。
どこの保育園でもセールスポイントはあります。その部分に注目するとともに、認可保育園と認可外保育園の違いについても把握した上で応募をするといいでしょう。
・職場の年収と給与、待遇
現在、保育士の平均給与は、他の職種と比べると低い傾向があるといわれています。給与がすべてではありませんが、希望するライフスタイルを実現するために必要な金額は人それぞれ違います。
そのため転職を考えている保育士の多くは、給与面で待遇の良い保育施設に注目しているようです。
賞与の回数や残業手当の支給の有無はもちろん、有給休暇の取得のしやすさにポイントを置いてもいいでしょう。
まずは、自分が転職先に何を求めるかを明確にすることが必要です。金銭面も含め、希望条件に優先順位をつけてから、各転職サイトで調べてみましょう。
・保育士と子どもの人数の比較
保育士と子どもの人数も転職先を選ぶときの重要なポイントです。実際その職場がどのくらい忙しいのか、職場環境を見極める一つの目安となるでしょう。
職員配置基準のある認可保育園ではもちろん、認可外保育園においても、子どもの人数と保育士の人数のバランスがとれているか事前にチェックしておくことが大切です。
保育士転職を成功させたい人におすすめのサイト
・求人数の多さならここ!「マイナビ保育士」
マイナビグループ運営の保育士特化の転職サイト
不安な転職活動も完全無料でサポートしてくれます。
転職を検討し始めたら、まずは登録する人も多い定番の人気サイトです。
人材広告大手マイナビグループの信頼があり、求人数の多さが特徴です。
自分で求人情報を探して直接応募できる会員サービスと、アドバイザーからサポートを受けられる転職支援サービスの2つあり、両方使えるのも魅力です。
・勤務形態など細かい希望条件に合う職場を探すならここ!「保育ひろば」
株式会社ネオキャリアが運営している転職支援サービス!
求人数も多く、手厚いサポートがついています。また、サイト上にお役立ちコラムも多数展開
保育ひろばは、条件を細かく設定できるため、正職員・パート・扶養内といった勤務形態など希望条件を絞り込んで探したい人におすすめのサイトです。
また、会員登録から平均1~2週間で就職が決定するというスピーディーな対応も特徴の一つ。転職したい気持ちがすでに固まっている人におすすめです。
・リアルな施設情報ならここ!「保育のお仕事」
信頼できる保育士転職サイト
専任のアドバイザーがしっかりとサポートします。
保育のお仕事の特徴は、入職後にギャップを感じることがないように、リアルな職場情報を提供することにこだわっている点です。
同サイトは全国の保育園・幼稚園などの施設についての情報を蓄積しており、実際の職場の状況や雰囲気など、入職してから知り得る情報を可能なかぎり事前に提供してくれます。
日程の調整から、希望条件の提示、雰囲気・人間関係の部分まで、アドバイザーからのサポートを重視する人におすすめです。
保育士転職サイトを利用する前に知っておきたい注意点
・求人総数をチェックする
転職サイトでまず確認したいのが求人総数です。多く取り扱っているサイトのほうが有利です。
・求人エリアを確認する
どのエリアの求人を重点的に取り扱っているサイトかをあらかじめ確認し、全国型なのか、地域密着型なのかを見極めましょう。
例えば、転職のための転居も検討できるなど幅広いエリアの求人を知りたい場合は全国対応のサイト、地方で自宅から近い場所を希望している場合には地域密着型サイトのほうが探すのに有利です。
・担当者の経験値や人柄について
担当となるアドバイザーの経験値や人柄も、転職活動を進めていく上では重要なポイントです。
万が一相性が悪いと感じた場合は替えてもらえるよう依頼しましょう。担当者のサポート力は口コミサイトなどにも出ているため、転職サイトを選ぶ際には、参考までに目を通しておくのもいいでしょう。
Q & A
Q.転職サイトはなぜ無料なの?保育士転職サイトは、すべて無料で利用できます。転職サイトには求人情報を掲載している企業や保育園から、紹介手数料が支払われています。
その紹介料報酬によって、サイトの運営経費がまかなわれているからです。保育士専門の転職サイトは、有資格者を中心に保育施設で働きたい人に特化したものなので、より質の高い人材からの応募が期待できます。
加えてアドバイザーらが求職者と施設の間に立って双方をサポートするため、採用活動の負担が減るなど保育園側にも大きなメリットがあるのです。
Q.非公開求人とは?
非公開求人とは、その名前のとおり、理由があって一般には公開されていない求人情報です。
なぜ非公開かというと、例えば公開求人に比べて魅力的な条件がそろっていて、公開すると応募者が殺到してしまうなども考えられるからです。また既存従業員との待遇のギャップ、このほかさまざまなトラブルを避けるため非公開にしているケースが多いです。
Q.転職お祝い金制度とは?
転職サイトでは、お祝い金制度を前面に打ち出しているところもあります。お祝い金制度とは、無事就職が決まったら求人サイトから祝い金が支給されるというものです。
実際の受け取りは現金ではなく、ギフト券・商品券などになるケースが多いでしょう。
まとめ
■転職サイトを活用しよう保育士転職におすすめの転職サイトと情報を紹介しました。転職は人生の転機です。転職を成功させるためにも、自分に合った求人サイトとサービスを選びましょう。
保育士転職サイトは、保育士の求人情報を探すためには欠かせないものです。もちろん、これから保育士になる新卒者やキャリアチェンジ組にもおすすめです。よく見極めて活用しましょう。