保育士転職を成功に導く履歴書作成のコツ |ファイナンシャルフィールド

保育士転職を成功に導く履歴書作成のコツ

終更新日: 2020.07.31 公開日: 2020.07.20

村田由紀子

執筆者: 村田由紀子

キャリアコンサルタント、国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士(熟練レベル)、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種、秘書検定2級、2級販売士、カラーコーディネート検定2級 ほか
キャリアはあなただけの人生そのもの。あなたらしさを見つけ、発揮して、主体的に生きるお手伝いをさせていただいています。   小売業、酒類メーカー、電機メーカーでの業務を経て現在に至る。   子供服会社の販売スタッフが社会人としてのスタート。店長、店舗設計コーディネーターとして勤務後、芸術系専門学校での専任講師を経て、酒類メーカーの新ブランドのプロデューサーに。   新規出店の企画制作・販売・店舗マネジメント業務に携わる。その後、電機メーカーの販促企画部門にて採用、社員教育に従事。社員研修の計画立案・実施、メンター制度をとりいれるなど組織改革を主導。   様々な業界で様々な雇用形態を経験し、対人業務に長く従事する中で、自ら組織と現場の間に悩み、心が折れることも経験したことがキャリアコンサルタントをめざすきっかけとなる。

保育士への転職で必要となる書類に履歴書があります。知っているようで迷うこともある履歴書の効果的な作成についてみていきましょう。

保育士転職に限らない?履歴書作成のコツ

履歴書といえば、学生時代のアルバイトや就職活動で書いたことがある人が圧倒的多数といえるでしょう。書いたことはあるものの、正しい書き方は? より効果的に書くには?と聞かれると答えに困る人も多いことでしょう。

 

保育士転職に限らず、履歴書はあなたの第一印象を左右する重要な要素の一つです。履歴書を作成する際に最低限おさえておきたいポイントやコツを確認しておきましょう。
 

1.用紙と書式

履歴書はフォーマルな書類であり、提出先で見る人に配慮した作成をすることが重要です。そこで絶対に外せないポイントの一つが用紙の選択と書式です。

 

市販の用紙や相手先のサイトからダウンロードした用紙、指定された用紙など、用紙は複数あります。指定がある場合は他の用紙を使ってはいけません。

 

指定がない場合は自分で選びますが、注意したいのは書式を自作する場合です。用紙は無地の白で見やすく、コピー用紙よりもやや厚い0.1ミリ~0.2ミリの厚さの上質紙がおすすめです。

 

罫線や文字はワードなどのソフトで書き、パソコンプリンタを使って印刷しましょう。間違っても手書きで罫線を引かないようにしてください。

 

中身の記載事項も印刷すれば手間がかかりませんが、丁寧に書くなら手書きでも構いません。どちらがよいかは受け取る側の考えに左右されます。

 

ただし、印刷と手書きの違いそのものに採否を決定するほどの差はないと考えて構いません。記載する項目は一般的な履歴書の書式を使えばOKです。


 

2.記入内容の正確性

誤字脱字はマイナスポイントになります。それくらいと思うかもしれませんが、相手から見れば履歴書の間違いをそのままにする人を高評価できません。情報自体の誤りも問題です。全体として必要な項目に漏れがないように記入しましょう。


 

3.職歴に関する注意点

もう一つ注意したいのは、履歴書以外に、職務経歴書などの書類を提出するかどうかです。提出する場合は、履歴書に細かい内容を書く必要はありません。提出しない場合は、読みにくくならない程度にアピールポイントを書いておきましょう。


 

4.これをやると失敗する可能性が大きいポイント

履歴書は正しい情報をきちんと書くものですから、目立たせたり他の応募者との差別化を図るために極端な細工をしたりするものではありません。

 

筆記具の選択によっては、非常識な人と思われることもあります。使用するインクの色は黒が無難です。最適なのは0.3~0.5ミリ程度の太さの黒インクボールペンです。

 

強調したい部分を赤で書く人もいますが、赤は使わず黒にしましょう。鉛筆やフリクションボールペンなどの消せる筆記具は使わないでください。また、インクが滲みやすいペンも除外します。

 

取消し線や修正液、修正テープの使用も論外です。これらは、その時点で不採用決定といっても過言ではないくらいのマイナスポイントです。もう一点、履歴書や写真の使いまわし、写真の代わりにカラーコピーを貼るといった節約はしないでください。

 

履歴書作成で知っておきたいポイント

1.学歴と職歴
学歴はどこから書くべきか。絶対的な決まりはありませんが、義務教育の修了を意味する中学卒業から書くか、その次の段階である高校入学から書けばよいです。学歴に続いて職歴を書き、最後まで書いたら改行して「現在に至る」と書き、さらに改行して右端に「以上」と書きます。

 
2.資格と経験
保育士転職に有利となる資格を取得している場合や、関連する経験がある場合は漏らさず書いておきましょう。アレルギー対策が重視されている社会情勢や、食育基本法の成立によって食に関する資格や経験が注目されています。

 
3.写真
写真は無背景で上半身、顔が大きくハッキリわかるものを選びます。帽子やマスクはつけません。面接時に眼鏡をかける場合は、可能な限り同じものを着用して撮影した写真を使います。

 

直近の撮影が好ましいですが、指定がなければ3ヶ月程度以内に撮ったものでOKです。白黒とカラーは指定がなければどちらでもよいですが、顔がよりわかりやすいのはカラーだといえます。顔色がよくない場合は白黒にするといったテクニックもあります。

 
4.添え状
郵送する場合は履歴書を送付する旨の挨拶状となる添え状の同封をおすすめします。履歴書そのものではありませんが、印象をよくする効果を期待できますし、相手によっては添え状もないのかと悪印象を抱くこともあるため同封が無難です。

 

履歴書を書いた後に確認しておきたいポイント

履歴書を書き終わったら、そのまま提出するのではなくしっかりと見直しましょう。書いている途中では気づかなかった間違いや記入漏れが見つかることも少なくありません。また、別の書き方をした方がよいのではないかとひらめくこともあります。

 

見直しは直後だけではなく、少し時間をおいてから行うことで、客観的な視点からのチェックが可能です。確認しておきたい代表的なポイントは下記です。
 

ポイント

1.過去の実績や通勤時間、扶養家族などは正しい数字になっているか
2.志望動機の記載を忘れていないか
3.有利になる保有資格を記載しているか
4.写真を貼っているか
5.印鑑はまっすぐ押しているか

 

まとめ

■保育士転職も他の転職も履歴書の基本は同じ
保育士への転職を実現するために必要な履歴書のコツは、関連する資格や経験など一部を除いて他の職業に転職する場合と同じです。基本に忠実な履歴書を書くことが、結果として転職成功に必要なことだといえます。

 

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