最終更新日:2019.01.07 公開日:2017.08.12
家計

〈大人のための夏休みホームワーク〉②お金の整理をすると節約にもつながります。

1回目は「将来」やりたいことは何かを考えました。2回目は、「今」を把握します。資産の整理は、金庫の整理です。日頃は面倒なので後回しになりますが、今回は宿題と思ってノートを埋めてください。また銀行の通帳や保険証券・不動産に関する書類などを一冊のファイルに整理すると管理が楽になります。今回は作業が多いですが、頑張ってください。

資産を整理する目的は相続対策だけではない

 
エンディングノートにおける「資産の整理」は、相続財産を明確にする上でとても重要です。不動産・現預金以外にも宝石や骨とう品などもあるでしょう。誰に遺したいかも決まっているなら記載します。公的には遺言書の役目は果たしませんが、相続財産を託す思いも書いておけば、遺された相手に気持ちを伝えることが出来ます。資産には負の資産もありますので、借入金があれば忘れず記入が必要です。「資産<負債」なら、遺族は相続を放棄することも検討する必要があるからです。

今回のホームワーク②は若年層の方にもおすすめです。実際に自分はどれほどの資産を持っているのかがわかれば、①で考えたやりたいことを実現するために、あといくら必要なのかが分かります。3年後にペットを飼いたいとします。ペットフードや予防接種などの医療費の他に、ペットと暮らせるマンションへの引っ越し費用も必要となると、捻出を計算しなくてはなりません。この方法は3回目の〈収支状況の洗い出しと夢をかたちにする方法〉で詳しくお伝えします。

 

現状の資産把握今の資産価値を調べてみる

 
自分の資産を書き出します。
①預貯金(銀行・証券会社など)
②保険(死亡保険・医療保険・損害保険)
③年金(公的年金・個人年金)
④不動産
⑤その他

 
借入れについても同様に表にします。
①住宅ローン
②自動車ローン
③教育ローン
④クレジットカード
⑤その他

 

全て、現在の価値を調べて記入します。

図_暮らし22-1

 

〈資産〉

①作成日時点の残高で記入しますが、投資信託や株価も「今いくらか」を調べます。

②解約返戻金のある場合は、「今解約したらいくらになるか」も問い合わせてみます。
医療保険は、保障内容を詳細に記入します。死亡保険を契約して、入院保障を特約として加入したことを忘れている場合も多いです。主契約以外の特約部分も記入してください。
複数の保険に加入して「掛け過ぎ」の場合は、保険の見直しをすることで節約になります。保険は契約が長期間になります。加入した時点でベストなものを選んでも、今の状況に合っていない場合も多いです。書き出すことで、保険の見直しに繋がります。無駄な保険料を解約し、今必要な保険に入り直したり、貯蓄に回すといったお金の整理が出来ます。
保険で特に気を付けたいのは、保険料の支払いが「一時払い」や「支払い期間が終了している」場合です。保険証券を紛失してしまって、加入していることを忘れてしまうことがあります。もしもの場合、残された家族が生命保険の存在を知らなくて、受取れないことも多いのです。終身払いなら銀行引落の履歴が残りますので、加入していることを知る手がかりになりますが、支払が終了していたら分からないままです。存在を伝えるためにもノートは必要です。

宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

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