そこで1つの参考になればと思い、夫婦分のスマホ代を合計3000円に抑えている筆者の例を紹介します。
夫婦分のスマホ代を合計約3000円に抑えている筆者の例
筆者夫婦が契約しているのは、格安SIMでは有名な「OCNモバイルONE」のプランです。2016年7月から契約していて、契約時からプランの内容はほぼ変更していません。（途中で無料の5Gオプションを追加したり、サービス側のプラン料金変更があったりしましたが）具体的な契約プランの内容は次の通りです。
●10GB/月コース基本料金：1760円
●容量シェア月額料金：572円
●OCNプレミアムサポート利用料：429円
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合計：2761円
さらに通話料金として毎月100円～200円前後発生しているので、合計して約3000円になります。
容量ですが、筆者夫婦の場合、毎月10GBで足りないことはほとんどありません。これでも使いきれず毎月容量を繰り越しているくらいです。前述のMM総研による調査結果をみると、54.8％のユーザーが毎月3GB以下の通信量とのことなので、筆者夫婦も平均的といえるでしょう。
ちなみにOCNプレミアムサポートとは、リモート操作でスマートフォンなどの操作を手厚くサポートしてくれるオプションです。契約当時スマホ操作に慣れていなかった妻の強い希望で加入しましたが、今まで2～3回しか使っていません。もう解約してもいいのではないかと悩んでいるところです。
筆者夫婦が契約しているプランの特徴は、基本料金が1760円に抑えられている点と、容量シェアで1つのプランを1人でシェアしている点です。夫婦や家族で同じ通信会社と契約する場合なら、容量シェアプランはおすすめできます。
通話定額のプランをつけても格安SIMは安い
筆者夫婦はLINE以外であまりスマホの通話をしないので、通話定額のオプションはつけていません。ただOCNモバイルONEをはじめ、最近の格安SIMは通話定額オプションをつけられるケースも多いです。例えばOCNモバイルONEでは、以下のような通話定額オプションがあります。
●10分かけ放題：935円/月
●トップ3かけ放題：935円/月
●完全かけ放題：1430円/月
このなかでトップ3かけ放題とは、よく電話をかける相手上位3人に対してかけ放題になるというユニークなオプションです。仮に夫婦2人で完全かけ放題のオプションを追加しても、夫婦2人で月額6000円に収まります。1人あたりになおすと月額約3000円なので、完全かけ放題オプションをつけても、スマホ利用者の平均4458円よりずっと安いです。
ただ、筆者夫婦もそうですが、通話定額のオプションをせっかく契約しても、持て余す人が多いのではないでしょうか。MM総研によれば、通話時間の平均は、MNO4社19.8分/月、サブブランド18.2分/月、MVNO11.7分/月とのこと。OCNの国内向け通話料金は11円/30秒ですから、仮に毎月20分通話するとして通話料金は500円以下で、通話定額オプションより安いぐらいです。
スマホは格安SIMがやっぱり安い
毎月のスマホ代に悩んでいる人は、格安SIMの利用を検討してはいかがでしょうか。特に夫婦や家族で契約するなら、容量シェアも活用できてさらにお得になる可能性があります。
出典
MM総研 携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態（2023年1月調査）
OCN 料金一覧（新コース）
執筆者：小泉健太郎
FP2級
