携帯ショップで「電気ガス代とスマホ代を一体化するサービス」に勧誘されました。お得に思えましたが、「格安SIMにした方が安い」と息子がいいます…実際どうなのでしょうか?
この記事では、一体化サービスと格安SIMのコストを比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく整理します。
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目次
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おすすめポイント
・目的に合わせて選べる3プラン・100GBまで無期限に繰り越せるギガの永久繰り越し
・音声通話SIMならお客様負担0円でスマホ修理費用保険がついてくる
・U-NEXT付きプランならギガもエンタメも楽しめる
スマホ×電気ガスの「一体化プラン」はどれくらい安くなるのか
大手キャリアが提供する「一体型サービス」は、電力会社やガス会社と提携し、スマホと光熱費をまとめることで毎月の割引が受けられるというものです。
例)ドコモの「ドコモでんき」+スマホ契約 → 月110円〜187円割引
例)auの「auでんき」+スマホ契約 → 月200円〜最大550円割引(利用量に応じて)
ただし、この割引を受けるためには以下の条件があります。
・スマホ回線が大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)であること
・電気・ガス契約もグループ会社の指定プランに切り替えること
・支払い方法が同一であること(クレジットなど)
つまり、大手キャリアの高いスマホ代を支払い続けた上で、数百円の割引を受ける構造といえるため、「全体的に見て本当にお得か?」は慎重に見極める必要があります。
格安SIMにすると実際いくら安くなる? 一体化プランと比較してみる
では、格安SIMと一体化プランの差額を、20GB利用を前提に表1にて比較してみましょう。
表1
| 項目 | 大手キャリア+電気割引 | 格安SIM(20GB) |
|---|---|---|
| スマホ基本料金(20GB) | 約7000円 | 約2500円 |
| 電気代の割引(月) | 約▲200円〜▲500円 | なし(電気代は別契約) |
| 合計費用(月額) | 約6500円〜6800円 | 約2500円 |
| 差額(月間) | 約4000円以上 | — |
※筆者作成
表からも分かる通り、格安SIMに乗り換えれば、月に4000円以上の節約になる可能性があります。年間では約5万円近く差が出ることも珍しくありません。
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「格安SIMが向いている人」「一体化プランが合う人」の違いとは?
それぞれのプランには相性があります。ご自身のライフスタイルや通信の使い方をもとに、以下を参考に選ぶとよいでしょう。
・月の通信料をとにかく安く抑えたい
・通信速度に強いこだわりがない(昼間に多少遅くなってもいいなど)
・自宅にWi-Fi環境がある
・家族割などに縛られず個人契約したい
・すでに電気・ガス契約をセットにしていて手続きが面倒
・通信速度を常に安定させたい
・ショップでのサポートが必要(スマホが苦手)
・キャリアメールを引き続き使いたい
まとめ
携帯ショップで勧誘される「スマホ+電気ガスの一体化プラン」は、一見お得に見えても、本質的には大手キャリアの高額な通信費に依存したままのサービスです。
一方で、格安SIMに乗り換えることで月に4000円以上節約できるケースも多く、年間で大きな差が生まれる可能性があります。
サポート体制や通信の安定性を重視するか、コストを最優先にするかによって最適な選択は異なりますが、数字で比較してみると「格安SIMのコスパの高さ」は非常に魅力的です。今回のケースだと息子さんのアドバイスも一理あるかもしれません。冷静に検討してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


