「年収550万円・残業月40時間」の営業職から、「年収500万円・残業ほぼゼロ」の内勤職を勧められました。「子どもとの時間が増えるなら…]と思いますが、私は年収ダウンが気になります。家計と時間、どちらを優先して転職を考えるべきなのでしょうか?
本記事では、年収の差が家計に与える影響と、残業時間が減ることで得られる変化を整理しながら、家計と時間のどちらを優先して転職を考えるべきかを、お金の視点から解説します。
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年収550万円と500万円、家計への影響はどの程度か
まず確認したいのは手取り額の差です。独身で扶養がなく、一般的な控除を想定したモデルケースでは、年収550万円の手取りは約417~426万円、年収500万円では約392~410万円とされています。この条件で比較すると、年間の手取り差はおよそ20万円前後になります。
月額に換算すると、1.5万円前後の手取り減になるケースが多く、家計への影響は無視できません。ただし、この差が生活に直結するかどうかは、現在の支出構造によって異なります。
毎月の生活費に余裕がある場合は、無理なくまかなえる可能性もありますが、貯蓄や教育費に回している金額が多い家庭では、調整が必要になるでしょう。
残業月40時間がなくなることで得られるもの
残業が月40時間ある場合、1日あたりに換算すると平均して約2時間前後の時間を仕事に充てている計算です。これがほぼゼロになると、平日の過ごし方は大きく変わります。
例えば、帰宅時間が早くなることで、子どもと過ごす時間が増えたり、家事の分担がしやすくなったりする可能性があります。また、十分な睡眠時間を確保できるようになれば、体調管理や仕事のパフォーマンス面にもプラスの影響が出るかもしれません。
時間の価値は金額として換算しにくいものの、生活の質に与える影響は小さくない点を踏まえておく必要があります。
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年収ダウンでも成り立つ家計かを考える
年収が下がる転職を検討する際は、固定費と変動費の見直しが欠かせません。食費や日用品費、交際費といった変動費は調整しやすい一方、毎月の支出を大きく左右するのは住宅費や保険料、通信費などの固定費です。
固定費は一度見直すことで、収入が変わっても継続的に家計への負担を抑えやすくなります。仮に年収が500万円になった場合でも、固定費を抑えられていれば、現在と同じ生活水準を維持できる可能性はあります。
一方で、貯蓄ペースを落としたくない場合や、将来的に教育費が増える予定がある場合は、年収ダウンが心理的な負担になるかもしれません。転職後の収入でどの程度の貯蓄が可能か、一度試算してみることが判断材料になります。
内勤職に変わることでの中長期的な影響
営業職から内勤職へ変わる場合、短期的な年収だけでなく、中長期的なキャリアの違いにも目を向けた方がよいでしょう。職種によっては昇給幅や評価のされ方が異なり、将来的な年収の推移に差が出ることもあります。
一方で、残業が少ない働き方を選ぶことで、資格取得やスキルアップに時間を使えるようになり、結果的にキャリアの幅が広がるケースも考えられます。年収が一時的に下がったとしても、その後の働き方次第では挽回できる可能性がある点も押さえておきたいところです。
家計と時間、どちらを優先して転職を判断するか
転職を考える際には、今の家庭状況で「家計」と「時間」のどちらをより優先すべきかを整理することが重要です。収入が下がっても生活に支障が出ないか、配偶者の収入でどこまで補えるか、今後の支出予定はどうかといった点を踏まえ、現時点で無理のない選択かを考えます。
子どもが小さい場合は、時間の余裕を重視したいと感じる人もいれば、家計の安定を優先した判断が必要なケースもあります。今の状況で何を優先すべきかを見極めたうえで、転職を判断することが大切です。
家計と時間、どちらも数字で考える
年収550万円から500万円への転職は、家計にとって決して小さな変化ではありません。一方で、残業時間が大幅に減ることで得られる時間や生活の変化も、無視できない要素です。
大切なのは、「どちらが正解か」を決めつけることではなく、年収差が家計に与える影響と、時間が増えることの意味を整理したうえで判断することです。家計と時間の両面を数字で見比べながら、自身や家族にとって納得できる選択を考えていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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