公開日: 2019.08.25 相続

お墓に100万は高いの?安いの?みんなの意識調査

8月、9月はお墓参りに行く機会が多い時期です。このお盆にお墓参りした人や、9月のお彼岸にお墓参りに行く予定の人もいるのではないでしょうか。ところで、お墓を建てるにはいくらかかるのか、お墓を維持するためにはどうしたらいいのか、みなさんはどう考えているのでしょうか?
 
葬送・供養のトータルサービス企業である株式会社ヤシロ(本社:大阪府箕面市)は、関西における中高年層(40歳~79歳)約2万5000人に対し「お墓に関する意識」を調査し、結果をまとめました。(※1)
 
 
FINANCIAL FIELD編集部

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お墓が遠いことがお墓参りに行けない理由。将来はお墓の維持・管理が不安

最初に、理想のお墓参りの頻度について聞くと、4人に1人(24.6%)が月1回以上は行きたいと回答しました。実際のお墓参りの頻度は「1年に2~3回くらい(26.8%)」が最も多いですが、トータルでは「1年に1回以下」が5割を占めています。
 
このことから、理想は1年に何度かお墓参りに行きたいと思っているものの、実際は1年に1回、もしくはそれ以下しかお墓参りに行っていないようです。
 
理想的なお墓参りの移動時間については、1時間未満が約8割という結果となりました。しかし実際の移動時間をみると、1時間未満は半数に満たず、中には3時間以上と答えた人も約2割いました。お墓が遠いことがお墓参りになかなか行けない一因となっていると思われます。お墓に関する「今の不満」の1位も「自宅から遠い(35.3%)」でした。
 
お墓に関する「将来の不安」については、「お墓を継承する人が少ない(いない)(34.1%)」が最も多い回答でした。子どもが多かった時代は誰かしらお墓を引き継ぐ者がいましたが、現在では子どもの数が少ないうえ、その子どもが独身であったり、子どもがいなかったりということで、将来的にお墓を継承する人がいなくなる可能性があります。
 
そのため、「墓じまいの手間がかかる(26.3%)」という回答が多いのもうなずけます。
 

7%が自宅に遺骨を保管。気持ち的に納骨したくないという理由が2割

「自宅に保管しているご遺骨がありますか?」と尋ねると、「保管していない」が85.1%で、ほとんどの人が保管していないと回答しました。一方、「納骨する予定だが今は自宅で保管(5.2%)」「納骨する予定はなく、自宅で保管(1.9%)」というように、7.1%は自宅で遺骨を保管していると回答しました。この数字、意外と多いと思いませんか?
 
納骨しない理由を聞くと、「お墓がまだない(10.6%)」「一周忌など時期がまだ(9.4%)」というように、やむを得ず納骨していない人がいる一方で、「身近に感じていたい(11.3%)」「寂しいなど気持ち的にまだ(7.5%)」というように、気持ち的に遺骨を手元に置いておきたいという人が2割近くいることがわかりました。また、「金銭的な問題(5.3%)」 という回答もみられました。
 
ここで、お墓を購入するのにはどのくらい費用がかかるのかみてみましょう。株式会社終活ねっと(本社:東京都渋谷区)の「お墓」に関する実態調査(※2)によると、お墓を購入する費用は「50万円以上~100万円未満(26.1%)」という人が最も多いですが、6割以上の方がお墓の購入に100万円以上かけているという回答が得られました。このように、お墓は高い買い物であるため、すぐにお墓を購入して納骨したくても、できない場合があるのでしょう。
 

生前に自分のお墓を準備する人は少ない。先祖代々のお墓は「改葬」も検討

お墓について、「あなた自身のお墓はありますか」と尋ねると「ある(42.3%)」という人が4割いました。お墓がない人で、自分のためにお墓を購入する予定があるかどうか聞くと、「現在(将来)購入を検討」する人は5.8%しかいませんでした。生前に自分のお墓を準備するという意識は、まだ低いようです。
 
自分が管理する(予定含む)先祖代々のお墓はあるかという問いには50.1%が「ある」と回答しました。また、先祖代々のお墓がある人に「改葬」を考えているか尋ねました。「改葬」とは、すでに埋葬されている遺骨を、永代供養墓、外墓、納骨壇など別の形態のお墓に移動させることで、いわゆるお墓の引っ越しです。
 
お墓が遠くてなかなかお参りに行けない場合や、お墓を守るのが困難になった場合等に検討する人が多いようです。回答をみると、「改葬を考えている(4.4%)」「場合により改葬もありうる(20.0%)」と、改葬を検討している人は全体の4分の1でした。
 
先祖のお墓を継承するか聞くと、「継承する」が40.5%という結果になりました。子どもにお墓を継承させたいかという質問には「継承させるつもり(17.1%)」より「継承させないつもり(24.9%)」が多く、子どもにはお墓を継承させるつもりはないという人が4分の1ほどいました。
 
お墓の管理は、お寺はもちろん公営墓地の場合も、毎年の維持費用がかかります。また、お墓の清掃やお墓参りなどもあるので、管理する人は何かしらの手間がかかります。先祖代々の墓や自分が入るお墓については、今後誰が維持・管理するのかをよく考えて、対策しておく方がよいでしょう。
 
※1:株式会社ヤシロ「お墓に関する意識調査」
※2:株式会社終活ねっと「『お墓』に関する実態調査」
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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