最終更新日: 2020.05.25 公開日: 2017.09.14
暮らし

〈海外ロングステイ〉おすすめの国は? 行き先はどうやって決める?

執筆者 : 束野浩

皆さんは海外ロングステイと海外旅行の一番人気の場所が同じと思っていませんか?
海外旅行のガイドブックとして有名な「地球の歩き方」の2017年はココに行きたい!人気旅行ランキング【海外】では、1位:ハワイ 2位:イタリア 3位:フランス 4位:台湾です。

海外ロングステイ調査統計を行っている一般財団法人ロングステイ財団が2017年4月発表の「ロングステイ希望地・地域2016」では、1位:マレーシア 2位:タイ 3位:ハワイ 4位:台湾です。共通しているのはハワイと台湾ですが、なぜマレーシアやタイが上位になっているのでしょうか?

なぜ人気があるのかを説明する前に皆さんに意味を理解してほしい言葉があります。それは、「観光・旅行」、「ロングステイ」、「移住」の違いをまず理解してください。

・観光や旅行は 【非日常体験】 :その土地を知ってもらう、実際に足を運んで好きになってもらう
・ロングステイは【異日常体験】  :主たる拠点と行き来する2地域居住、その土地で生活体験してもらう
・移住は【新しいライフスタイル体験】:実際にその土地へコミュニティーの一員として生活する
 
束野浩

執筆者:

執筆者:束野浩(つかの ひろし)

ロングステイ財団登録アドバイザー

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
鹿児島県出身。電機メーカに入社後、銀行の情報システム営業を経て、平成25年FPとして独立。転勤族かつ趣味の旅行が高じて、渡航歴40数回。日本全国に宿泊した経験を活かし、ロングステイに関する個別相談やセミナー講師を務めている。日本FP協会福岡支部の幹事やマンション管理組合理事長、九州ロングステイ同好会の幹事の経験を活かしつつ、年金支給開始年齢65歳時代となるまでに、定年前からどのような準備をすれば良いのか等、健康年齢までにやっておきたい事、定年後の生活レベル向上へのアドバイスなどを中心に活動中。

束野浩

執筆者:

執筆者:束野浩(つかの ひろし)

ロングステイ財団登録アドバイザー

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
鹿児島県出身。電機メーカに入社後、銀行の情報システム営業を経て、平成25年FPとして独立。転勤族かつ趣味の旅行が高じて、渡航歴40数回。日本全国に宿泊した経験を活かし、ロングステイに関する個別相談やセミナー講師を務めている。日本FP協会福岡支部の幹事やマンション管理組合理事長、九州ロングステイ同好会の幹事の経験を活かしつつ、年金支給開始年齢65歳時代となるまでに、定年前からどのような準備をすれば良いのか等、健康年齢までにやっておきたい事、定年後の生活レベル向上へのアドバイスなどを中心に活動中。

 

自分が「行きたい地域や場所」の国や地域の特徴を調べる

 

まずは基本的な要素を確認します。たとえば以下のようなポイントをチェックしてみましょう。

①気候が自分に合っているか? → 気温が過ごしやすい、時差が少ない、花粉症対策、湿気
②治安が良い            → 強盗殺人などの凶悪犯罪や窃盗が少ない
③医療設備が整っている     → 日本語対応の病院があり、通訳がいる、大学病院や高度医療対応可
④社会インフラ整備        → 電気・ガス・水道・ネット通信・TV等の設備が整っている                   
⑤住宅事情             → 日本人が利用できるコンドミニアムやサービスアパートが完備
⑥親日度が高い          → 現地の人々の日本人に対する感情や親切度合いに問題がない
⑦言葉                → 英語が多少できれば生活可能、漢字表記であれば意味がわかる
⑧物価                → 物価が安く、日本食も豊富にあり、安い屋台や露店も多い
⑨現地サポート体制        → 日本の領事館や日本人会等のサポート体制がある
⑩ビザの取得しやすさ       → 長期間居住ができるビザがあり、ビザ取得がしやすい環境
⑪交通インフラ           →  自動車等の運転免許が使えるか、現地での免許取得ができる
⑫娯楽・スポーツ施設       → 自分の趣味や娯楽が楽しめる施設が充実しているか

日本と同じレベルで考えないことが、 一番重要です。ネズミやゴキブリが多い地域もあります。トイレには温水便座機能がないことも少なくなく。バスタブがないところも数多く有ります。一度海外旅行で自由時間を確保できるツアーで下見するのが一番です。

 

自分が「体験したい・やってみたいことができる」国や地域なのかを調べる

 

日本と違い海外のロングステイでは、ゆっくりとした時間の流れを感じることができますし、時間の使い方によってこれまで経験したことのない自由な時間を得る事ができます。

反面、生活のメリハリがなくなり、何も計画しなければ、一日中無駄な時間を過ごすことにもなります。
例えば自分のやりたい事を「遊びやスポーツ」「ボランティア」「勉強や習い事」「現地の食事」等を分類してどれを優先して生活するかを決めておく必要があります。
また夫婦でロングステイする場合「夫がやりたい事」「妻がやりたい事」「夫婦でやりたい事」も考えておきましょう。

一週間の夫婦の行動計画を作成し、事前に夫婦で相談しておくことが重要です。例えばスポーツ用品は日本から持参するのか、それても現地で調達またはレンタルするのか。

さらにやりたい事や体験した内容について、以下のように分類して考えると、優先順位が見えてきやすいでしょう。
これまで日本では体験していない事を海外で体験する →例えばスキューバダイビング等
体験済だが、さらに海外でレベルの向上と回数を増やしたい → ゴルフ、テニス等
日本ではできない事を体験する → 象に乗る、その国の料理に挑戦等

 

自分または夫婦がその国で生活できるか?「海外生活適用力」を調べるための下見

 

「行きたい地域や場所」と「体験したい・やってみたいこと」が決まったら、本当に生活できるかどうかを確認する為に、下見に行く事をお勧めします。
最重要ポイントは「滞在する国や地域を本当に好きになれるか」です。実際に行って体験しないとわからないので、事前の調査も必要ですが「百聞は一見に如かず」です。

さらに、ロングステイの適用力を簡単の調べられる「ロングステイ力」簡易チェックリストが、一般財団法人ロングステイ財団のホームページに記載されているので、試してみてもいいでしょう。

*一般財団法人ロングステイ財団ホームページ「ロングステイ力」簡易チェックリスト
http://www.longstay.or.jp/note/entry-1530.html

■最後になぜ「マレーシア」や「タイ」が人気なのでしょうか?
筆者考える人気の理由の「キーワード」は
①暖かい国
②生活費が日本より安い
③左側通行で日本車が多い
④親日国
⑤言葉が現地語+英語表記
⑥30年前の日本を思い出させる
⑦日本の外食チェーン店が多い 等です。

■特に注意しないといけない事として
イスラム教やヒンズー教で禁止されている食べ物や風習を理解する事
日本語の放送が有料となっているので、場合によっては契約が必要
水道水は飲めないので、ミネラルウォーターが必要
トイレが有料の場所があり、トイレットペーパーが無い事も
日本の自宅を管理または面倒をみてくれる人がいる事

海外ロングステイは事前の調査と計画を立て、下見で再確認し、「お金」「健康」「趣味」「体験」などを考慮しした上で、長期ロングステイビザの取得、不動産の購入や賃貸借を考えてみてはいかがでしょうか。