最終更新日: 2019.01.09 公開日: 2018.04.07
暮らし

傷みや不満が出てきた築20年の住まい、建替えるべき?リフォームにすべき?

執筆者 : 川添典子

日本の住宅は寿命が約30年と言われており、その頃に建替えされる人が多いのではないでしょうか。

ただ、築20年のときに年齢の関係や間取りの不満、家が傷んできている、などの理由から建替えかリフォームを検討される人もいます。

そのとき1番悩むのが、今建替えをするべきなのか、それともリフォームにするべきかです。

建替えをするほど、傷んでいるわけでもない。だけど、リフォームしたところでまた今後手直ししなければいけない恐れがある。

そうなると、建替えをするよりもかえって高くなってしまう。このように、築20年前後というのは、なかなか判断しづらいのです。

住宅会社に行けば、建替えした方が良いと言われ、リフォーム会社にはリフォームが良いと言われるので、どちらにしたら良いかわかりませんよね。

今回は、建替えにするのか、はたまたリフォームにするのか判断するための基準を4つご紹介していきます。

 
川添典子

Text:

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

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川添典子

執筆者:

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

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じっくり判断しよう!建替えかリフォームか検討する4つの基準

1.どこの部分を直したいのか図面を見ながら検討する

まず判断基準として検討したいのが、「どこを直したいか」です。
 
キッチンやお風呂などの水回りだったら、建替えまでする必要はありません。間取りを変えたかったり、二世帯にしたいなど、大規模なものであれば建替えも視野に入れるべきでしょう。
 
リフォームは自由度が低くなり、かえって金額が高くなってしまうこともあります。1番判断が難しいのは、屋根と外壁を修繕する場合です。
 
基本として、外壁の修繕を検討するなら、屋根も一緒にすることをオススメします。理由として、外壁も屋根も足場をかけるため、2回に分けると、2度足場を組むことになるので、割高になってしまいます。
 
そして、外壁と屋根を修繕する場合、他の条件との兼ね合いでリフォームにするのか、建替えにするのかを検討するべきです。
 
2.目先の費用をとるか、長期的視点で考えるか

2つ目の判断基準は、費用的な問題です。
 
リフォームの初期コストは建替えほどかかりません。ただ、その家に今後も住んでいくのか、それとも老後はマンションなどに移るのかなど検討するべきです。長く住み続けるつもりなら、建替えをオススメします。
 
リフォームしても、また傷んでくる箇所が出てきて、そのたびに費用がかかってしまいます。
 
3.住んでいる家に耐久性などの心配はないか

3つの目の判断基準は、家の耐久性です。
 
昔の家は、今の家に比べて性能は落ちます。震災に対して、家の性能の考え方が現在とは異なりますし、設備や窓ガラスなども高性能になっているので、リフォームだけでその部分を補えるのかどうかも判断基準になるでしょう。
 
事前に耐震診断をしてもらうのも、ひとつの手です。
 
4.建替えとリフォームのメリット・デメリットを洗い出す
 
建替えとリフォームを比較して、何にこだわるのか、何なら妥協できるのかを洗い出しましょう。
 
〈建替えのメリット〉
・間取りを自由に変えられる
・すべてやり直すので、家の性能が良くなる
・今後のメンテナンスは軽微で済む
 
〈建替えのデメリット〉
・初期費用が高い
・建物以外にも解体費や諸費用などがかかる
・工期が長いので、その分仮住まい費がかさむ
 
〈リフォームのメリット〉
・初期費用が建替えよりも安い
・愛着のある家を残しながらも、一部新しくできる
・工期が短い
 
〈リフォームのデメリット〉
・間取りの自由度が低い
・工事が構造部分に関わったり、予想以上に家の劣化が進んでいたら、当初の予算から追加工事がかかる
・工事中の追加工事や、将来的なリフォームによって割高になることもある
 

将来、どのようにして、誰が住むのかを考える

リフォームにするのか、建替えにするのか、いずれにせよ大きな金額になります。
 
「こうすればよかった」という気持ちは残したくありませんよね。だから目先のことだけで検討するのではなく、将来的に今の家に住み続けるのか、子どもに引き継ぐのか、それとも住み替えを検討するのか家族で話し合うことが大切です。
 
家づくりの計画をたてることで、将来望むライフスタイルや、家計を見直すきっかけにもなります。この機会にじっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー



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