2018.06.24 暮らし

片づけの美学(26) 使い切ってる? 増える調味料

執筆者 : 奥野愉加子

スーパーの調味料売り場で、たくさんの種類の商品が並んでいる光景に圧倒されることはありませんか? 
 
スタンダードな調味料は種類が多く、「卵かけごはん用醤油」など細かな用途向けや、便利な味付け調味料もあったりと、買いはじめると無限に増えていってしまうように思います。
 
今回は、キッチンの中で増え続けていく調味料の備え方、かしこく使っていく方法を考えてみましょう。
 

あなたはどんな傾向? 自分の買い方を知ること

調味料をかしこく使いこなすためには、今のあなたと、理想のあなたのパターンを知ることが大切です。
 
パターン1:醤油だけでも濃口・薄口・だし・たまりなど、さまざまな用途種類の調味料を購入。持っている数は多いが、その分お料理にこだわりのある人。
 
パターン2:醤油・みりん・酒・酢など基本アイテムを購入。そのほかはたくさんの種類を持たないよう心掛けている。調味料の残量も把握できている。
 
パターン3:基本アイテムと便利な調味料を持っていて、さっと調理することが理想。便利な調味料が増えてきて、使い切れず冷蔵庫の肥しになることもある。
 
パターン4:目新しい調味料やドレッシングを見たら即買い。使い切れない調味料がいろいろと残っている。
 
とんかつ用・お好み焼き用・焼き肉用と、専用の調味料が冷蔵庫にたくさん。持っている数は把握できていないけれど、新商品への興味も尽きない。
 
大きく分けると、このような4通りの買い方があるのではないでしょうか。
 
パターン1は、調理をする機会が多いので、調味料の種類が多くてもきちんと把握して使うことができているはずです。
 
パターン2は、最も経済的な買い方ですね。基本アイテムを駆使して、調理によって組み合わせて使うパターンです。スッキリとした調味料の持ち方・冷蔵庫での整理も実現できそうですね。
 
パターン3は、便利な調味料が売り出されると興味を持ち購入するけれど、使い忘れてそのままになることがあるのではないでしょうか。
 
できるだけ、持つ量を収納スペースから決めて、増やしすぎないように気をつけると「もったいない」が減りますよ。
 
パターン4、は好奇心旺盛で新しい味を試してみたくなるけれど、使い切ることに気を配ることができていないので、「もったいない」が頻発してしまいそう。
 
調味料は捨て時が難しいので、収納スペースがどんどん増えてしまっているのではないでしょうか。
 

調味料をムダにしてはいませんか?

もしあなたがパターン3、4だとすると、少し気をつけることで、調味料をムダにすることなく経済的な買い方スタイルに変えることができます。
 
そのために身に付けたいルールが2つあります。収納スペースの大きさを広げない覚悟と定期的な残量チェック習慣です。
 
収納スペースの目安は、冷蔵庫の調味料用のポケットと塩など常温保存の調味料を入れるキッチンの専用スペースだけにすること。それぞれ専用スペースがない場合は、家族の人数や料理の頻度によって決めてください。
 
定期的な残量チェックは、簡単なルールを決めて日常的にやってみましょう。例えば、「調味料を使ったら、手前に戻す」というもの。
 
よく使うものはいつも手前にある状態です。奥になったり、端っこにたまるものは使う頻度が高くないので、今後は代用品で済ませて買わないようにする、積極的に使う機会を作るなど対応してくださいね。
 
また、調味料の賞味期限も注意しましょう。調味料は賞味期限が長いというイメージがありますが、それは「開栓前の場合」と但し書きがあることが多くあります。
 
開けてしまったら速やかに使い切りましょう。長く保存していても異臭がすることはまれだと思いますが、半年ぶりに使うドレッシングでおいしくサラダが食べられるでしょうか?
 

ネット検索をフル活用してみましょう

ネットでのレシピ検索は、今や誰もが気軽に行っていることですが、調味料の使い方や作り方もたくさん情報が出てきます。
 
「なかなか減らないあの調味料を使い切りたい」そんな時はもちろん、「あの調味料が欲しい、けど1回使うだけ」という時、わざわざ1本買わなくてもネット検索を活用し、手作りしてみてください。
 
以前、わが家で胡麻だれを切らして、困ったことがありました。何気なく「胡麻だれ 作り方 簡単」と検索してみると、たくさんヒットして、助かった経験があります。
 
胡麻だれを自分で作れるなんて! と驚きました。
 
ほかにもポン酢やウナギのタレ、ドレッシングなど専用のものでも、簡単に作れるレシピを見つけることができます。余裕のある日の料理の際に、試してみてはいかがでしょう。
 
調味料1本をなかなか使い切れない人は、ぜひ活用してみてください。
 
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)

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奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp