最終更新日:2019.03.26 公開日:2018.08.10
暮らし

在宅ワークの理想と現実! 軌道に乗せる方法とは

「満員電車に乗らなくていい」「子育ての合間に仕事ができる」「人間関係に悩まなくていい」
 
そんな夢のような仕事が『在宅ワーク』かと思いきや……。
 
実際にやってみると、在宅ワークでコンスタントに稼ぐことがどれだけ大変か痛感します。
 
そもそも在宅ワークとは、自宅を起点として仕事をするスタイルのことであり、どこにも所属せずにフリーランスで働く人、会社に所属して在宅勤務をしている人など様々ですが、ここでは、フリーランスの在宅ワークについて書いていきます。
 

在宅ワークの現実

現実その1 低単価で稼げない

インターネットの普及によって、クラウドソーシングという雇用形態が盛隆を見せ、自宅でできる仕事を見つけることは、困難ではなくなりました。
 
しかし、困難ではないということは誰でも簡単にできることにつながり、報酬としての単価が下がってきているのが問題となっています。
 
時給に換算すると100円以下という仕事もごろごろあり、それでもやる人がいるために低単価に歯止めがかからないのが現状です。
 

現実その2 怠惰に流れる

在宅ワークで誰にも指示されることなく、時間も自由となれば、人間、楽な方へ楽な方へと流れていきます。生活も不規則になり、健康を害することもあります。自己管理が苦手な人は在宅ワークはやらない方がいいでしょう。
 

現実その3 孤独である

家で一人で仕事をしているわけですから、孤独になるのは当然です。人間関係が煩わしいのが嫌で在宅ワークを選んだのなら、孤独は歓迎すべきことでしょう。
 
ただ、つながりを求めようと思えば、今は簡単に世界中の人とつながることができます。
 
ライター、デザイナー、エンジニアなど、職種ごとのネットワークもたくさんあります。
 

現実その4 保障がない

社会保険も失業保険も労災もないのがフリーランスです。もちろん退職金もないので、将来的な不安は会社員の比ではありません。保障を捨てて、自由を取ったと言えるのかもしれません。
 
健康を害したら終わりなので、自己管理ができることが在宅ワークの要となります
 

在宅ワークを軌道に乗せるには

在宅ワークの現実はおよそ想像どおりであったと思いますが、それでは、在宅ワークを成功させる=起動に乗せるにはどうしたらいいでしょうか。
 
答えは簡単です。
 
今の現実の反対のことをすればよいのです。
 

単価の高い仕事に固執してみる

単価の高い仕事というのは、需要と供給の関係から、需要の多いもの、あるいは供給の少ないものを狙えばいいわけです。仕事がたくさんあれば、その中から一番報酬が高いものを選べますし、人的資本として供給が少ないものは必然的に単価が高くなります。
 
しかし、そうした仕事をするためには、新たなスキルを身に付けたり、経験を積んでスキルを磨いたりする必要があります。
 
とにかく安い仕事はしないという意気込みで、時には、仕事をする時間を削って、スキル向上のための時間に充てるなどして、自分自身のバージョンアップを行いましょう。

一つのスキルが弱いと思ったら、自分が持ってる二つのスキルの合わせ技で新しい価値が生まれるかもしれません。
 
質の高い仕事をすると、次の仕事は自然と舞い込むものです。
 

自己管理を徹底する

在宅ワークであっても、朝は決まった時間に起きて、食事時間、仕事時間、休憩時間などの規律を作り、規則正しい生活をしましょう。それによって生産性も上がります。
 
習慣を作るのは大変なことですが、まずは1日やってみて、それが出来たら1週間やってみる、1週間出来たら1か月に挑戦する、1か月続けば‥もう習慣化されたと言ってもいいでしょう。
 

在宅ワークでも横のつながり

在宅ワークはどうしても孤独になりがちですが、物理的な孤独は仕方ないとして、社会とのつながりは持っておいた方が断然プラスとなります。
 
具体的には以下の3つです。
 

1.SNSやブログで情報発信をする。

一度、自分のキャリアやスキルの棚卸しをしてみて、ブログなどで情報発信をしてみると、自分の強みや目指すべき方向性などに気づくことがあります。また、情報発信することで、何らかの繋がりが生まれ、有用な情報を得られるかもしれません。
 

2.勉強会や交流会に参加してみる

在宅ワークの場合、外部からもたらされる情報が少なくなるため、刺激が乏しく、仕事の停滞を招く恐れがあります。自分から積極的に情報を得ようとしないと、行き詰まる可能性もあります。
 
そうならないためにも、仕事に関連がある勉強会や交流会には時々参加してみましょう。思わぬ発見やネットワークが生まれることがあります。
 

3.パートナー契約を結ぶ

1人で出来る仕事というのは、限界があり、規模も小さくなります。また、大きな案件だとしても、一部を歯車の一つとして担うだけです。
 
ある程度の裁量を持って仕事ができるようになると、自分に足りない部分を補うビジネスパートナーがほしくなります。それによって、より大きな仕事ができるようになるからです。
 
1や2でできたネットワークからビジネスパートナーを見つけたり、クライアントから紹介を受けることもあるでしょう。
 
こうしたチームで仕事ができるようになると飛躍的に仕事の幅が広がります。今はメールやチャット、スカイプなどがあるので、自宅に居ながら、チームで仕事をすることが可能です。
 
将来的には、そんなワークスタイルが主流になってくるのではないかと思います。
 

リスクに備える

在宅ワークを副業としてやり、本業で社会保険に加入している人は問題ありませんが、専業フリーランスの場合、国民年金、国民健康保険料を自分で収めなければなりません。企業が半分負担してくれる会社員と比べて、保険料の負担は大きく感じるでしょう。
 
その一方で、厚生年金は2階建て、国民年金は1階建てと言われるように、将来の年金は厚生年金よりも少なくなります。さらに、国民健康保険には傷病手当金や出産手当金がありません。
 
こうしたリスクを補うためには、自主的に備える必要があります。
 

所得補償保険に加入する

民間の保険会社からたくさんの保険商品が出ています。
 
フリーランスとして開業届を出している人なら、商工会議所の会員になることで加入できる休業補償保険がおすすめです。団体割引があるので保険料が安くなります。但し、会費を払う必要もあるので、職種によって異なる保険料によって判断してみてください。
 
ちなみに会員になるとセミナーや融資相談など、様々な支援を受けることができ、また、会費は経費として計上することができます。
 

組合に所属する

フリーランスでも業種ごとに加入できる組合があります。中でもクリエイター系の仕事をしている人のための「文芸美術国民健康保険組合」はその名のとおり健康保険組合なので、この組合に所属すれば、保険料が一定となり、収入や家族構成によっては、国民健康保険よりも保険料が安く済みます。
 
他にも「日本イラストレーター協会」、「全国ソフトウェア連合会」、「日本デジタルライターズ協会」、業種を問わず誰でも入れる「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(フリーランス協会)」などがあり、これらに所属することで、勉強会や割引制度、所得補償保険に会員価格で加入できるなど、様々なメリットがあります。
 
他にも、医療保険に加入したり、iDeCoで老後資金を作ることで、リスクに備えることができます。
 
在宅ワークを軌道に乗せるのは、そう簡単ではありませんが、まずは今からすぐにできること、“規則正しい生活”からやってみてはいかがでしょうか。自戒を込めて。
 
TEXT:マネラボ お金と投資の知っトク研究所
石倉 博子(いしくら ひろこ)
1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®認定者。

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執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

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