最終更新日: 2019.07.03 公開日: 2019.01.26
暮らし

急成長中のシェアリングエコノミー!今年の副業はシェアビジネスに挑戦?

執筆者 : 藤丸史果

最近、「シェアリングエコノミー」という言葉をよく聞くようになったと思いませんか?物や空間などを、不特定多数の人と共有して利用する経済のことですが、自分の持つ「スキル」を、求める人に提供する「副業」も、このシェアリングエコノミーの一環と言えます。
 
そこで今回は、シェアリングエコノミーの考え方と、副業の選択肢として考えるシェアビジネスの利用について考えてみたいと思います。
 
 
藤丸史果

執筆者:

執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)

ファイナンシャルプランナー

相続、投資信託など、身近なファイナンスを中心に活動している。

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藤丸史果

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執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)

ファイナンシャルプランナー

相続、投資信託など、身近なファイナンスを中心に活動している。

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広がるシェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーは、商品を提供できる人と、それらを利用したい人とのマッチングによって成り立ちます。シェアリングエコノミーのサービスは、マッチングを仲介する事業者が提供していることがほとんどで、サービスの利用には主にインターネットを使うことになります。
 
スマホの普及でそれらのサービスが使いやすくなったこと、あまり新しい物を買いたがらないと言われる現代の若者世代の消費傾向に合う考え方であることなどが、シェアリングエコノミーが普及している要因と考えられています。
 
総務省の資料によると、シェアリングエコノミーの国内市場規模は2015年度には約285億円ですが、2021年までに1071億円まで拡大すると予測されています。今後ますます私たちの身近なものとなっていくでしょう。
 

主なシェアリングビジネス

シェアリングエコノミーを実現する手段として、シェアビジネスが一般的になりつつあります。例えば、自分で車を持たずに会員が共同で車を使用するカーシェアや、同乗者を募って移動費を割り勘にするサービスなど、「移動手段」のシェアを行うサービスがあります。
 
また、「民泊」など、使っていない部屋やスペースがある場合に、それらを使いたい人に提供する「空間」のシェアもその1つです。貸会議室、写真撮影用のスペースやレンタルオフィスなど、ワーキングスペースの利用希望も増えています。
 
もちろん「物」のシェアリングも拡大しています。買わずに借りるレンタルサービスは増え、スーツやブランドバッグのレンタル、最近はプロのスタイリストがコーディネートしてくれた服を月額制でレンタルできるサービスなどもあります。また、フリーマーケットのサービスもシェアリングビジネスです。
 
こうしたサービスをすでに活用している方も多いと思いますが、サービスを受ける側だけでなく、私たち個人が利用したい人に対して手軽に商品を提供できることは、画期的なことだと思います。
 

副業としてのシェアビジネス

何かスキルを持っている人が、空いた時間にそのスキルを提供して仕事を請け負ったり、教えたりする「スキル」のシェアも、シェアビジネスとして知られるようになりました。
 
例えば、簡単なライティングやデザインなどができる人は、そのようなお仕事のマッチングサイトに登録をすることで、好きな時に仕事の依頼を受けることが可能になりました。
 
スマホから手軽に登録できるものも多いので、始めは複数登録し、自分に合うサービスを絞っていくのも良いと思います。以下のサービスを利用して副業にすることを考えても良いでしょう。
 
・「coconala(ココナラ)」
みんなの知識、スキル、経験を売り買いできるフリーマーケット。得意分野のサービスを出品すると、サービスを買いたい人と結びつけてもらえます。初めての人も使いやすく、出品数は20万件以上。
 
・「ストアカ」
教えたい人と学びたい人をつなぐ「まなびのマーケット」。だれでも気軽に先生になれるサービスです。ビジネススキルから趣味の習い事まで、170のジャンルのまなびを、検索・予約することができます。
 
・「CrowdWorks(クラウドワークス)」
ユーザー数、仕事依頼数、ともに日本最大級のクラウドソーシングサービス。「未経験者・主婦OK」の作業系案件も多く、継続的に副業としてオンラインワークを行いたい人に向いています。仕事の種類は200種以上。
 
・「Lancers(ランサーズ)」
国内最大級のクラウドソーシングサービスで、Web制作、デザイン、ライティングなど、仕事の種類が豊富。どちらかというと、専門的なスキルを持つ人向けで、仕事が成立した時にクライアントが支払う報酬から、システム利用手数料として報酬金額の5~20%が引かれる仕組み。
 
さらに注目したいのは、家事の代行や育児などのサービスが増えてきていることはないでしょうか。共働きで子育てをする家庭が増えている中で、子供の送迎や託児を顔見知りどうしで助け合うことができたり、家事の代行サービスを手軽に受けられることができるようになりました。
 
代表的なものに以下のサービスがあります。
 
・「AsMama(アズママ)」
登録料、手数料は無料。登録して友達を誘い、「シェア友」を作ることで、頼みごとを一斉配信でお願いすることが可能になります。シェア友への謝礼は1時間当たり500円~700円(金額はシェア友どうしで決められます)。支援する人には全員保険に入ってもらいますが、その保険料はAsMamaが負担します。
 
・「CaSy(カジ―)」
掃除や洗濯、アイロンがけ、料理などの家事を行うサービス。家事全般にわたる代行なので、子供の送迎なども仕事に含まれます。掃除だけを行う「お掃除代行スタッフ」や、料理だけを行う「お料理代行スタッフ」など、仕事内容が限定されているサービスもあります。
 
・「タスカジ」
独自テストをパスした、経験豊富なハウスキーパー(=タスカジさん)と、家事を依頼したい人が出会えるサービス。自分に合った人を選ぶことができる点が特徴です。
 
こういったサービスは、今後ますます増えてくると思われます。家事や子育てと、仕事の両立をより効率的にするため、積極的に情報収集して活用したいところです。
 

シェアビジネスを利用する際の注意点

・適法で良質なサービスが受けられるか確認すること
急速に広がっているシェアビジネスの動きに、法律の整備が追い付いていないと言われています。また、企業ではなく個人が提供するサービスであるため、質にバラつきがあるのは仕方のないことかもしれません。適法かどうか、サービスの質はどうかなど、事前の情報収集を意識しましょう。
 
・サービス事業者の保険加入の有無を確認する
気軽にサービスを受ける、提供することができるシェアビジネスにおいて気を付けなくてはならないのは、思わぬトラブルの発生です。
 
「利用者が備品などを壊した」「管理不足で利用者がけがをしてしまった」という時、提供者、利用者ともに加害者になり得ますし、事業者も紹介責任を問われる場面が出てきます。
 
最近は各保険会社で、こういったシェアビジネス事業者向けに、専用の保険商品もあつかうようになりました。サービスの仲介を行う業者が、こうした保険に入っているかどうか、また、もしもの時の対応をきちんと確認してからサービスを利用するようにしましょう。
 
出典:総務省「情報通信白書平成2930年版」第1部 第2章 第5節 シェアリングエコノミーの持つ可能性
 
執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)
ファイナンシャルプランナー
 



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