更新日: 2019.06.18 その他暮らし

いまさら聞けない「デビットカードってなんですか」

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

いまさら聞けない「デビットカードってなんですか」
「デビットカード」は、金融機関が発行する決済カードです。
 
使用すると、商品やサービスの代金が利用者の預金口座から即時引き落とされて、支払われます。口座の残高の範囲内でしか利用できないので、使いすぎる心配がありません。還元率に応じて、現金でのキャッシュバックがあったり、ポイントが貯まったりもします。
 
クレジットカードや電子マネーなどの引き落とし日に焦ったり、肩を落としているみなさん!デビットカードの仕組みや特徴を知って、使いすぎ防止策を講じてみるのもいいかもしれませんよ。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

デビットカードには2種類ある

デビットカードには、キャッシュカードをそのまま用いる 「J-Debit」と、クレジットカード会社のネットワークを用いる「ブランドデビット」の2種類があります。
 
どちらも金融機関で発行され、「J-Debit」は国内のもの、「ブランドデビット」はVISA、JCBなどの国際的ブランドを付けたものという違いがあります。
 
「ブランドデビット」は、近年増加傾向にあります。クレジットカードと同様に、国内外のVISAやJCBなどのブランドマークのある加盟店での決済や、インターネットショッピングの決済などに利用できますし、海外 ATM から現地通貨を引き出すこともできるのが特徴です。
 

カード発行時に審査が不要

クレジットカードはクレジット会社の審査に通らないと作れませんが、デビットカードは、その金融機関に口座を持っていれば審査なしで発行されます。デビットカードは、クレジットカードを作れないという方でも作ることができるのです。
 

「いつ、何に使ったか」がよく見える

銀行口座からの支払いなので、その記録が預金通帳に残ります。インターネットバンキングであればパソコンやスマホの入出金明細画面に記載され、残高を管理できるのも魅力のひとつです。
 
いつ、何に使ったかが一目で分かるので家計簿代わりになりますし、使いすぎる心配もありません。ネットバンキングでは使い分け口座を設定できるサービスもあります。このようなサービスを活用すると、より家計を管理しやすくなります。
 

キャッシュバックやポイントで還元され、ATM手数料優遇という特典も

カードによって異なりますが、利用額に応じて「0.2%~5%」などの還元率が設定されています。
 
口座残高に応じて還元率が変動するもの、高還元率で年会費がかかるもの、さらにポイントの種類なども各種さまざまなので、条件をよく確認する必要があります。
 
キャッシュバックの場合、現金が銀行口座に自動的に入れられるため、ポイントを経由しないスピード感があります。また、カードによってはATM手数料が無料になったり、銀行のサービスを受けられるものもあります。
 

今後期待される新しい機能「キャッシュアウトサービス」

今、注目されている新しい機能が「キャッシュアウトサービス」です。
 
これは、小売店のレジでデビットカードを利用する際に、買い物金額以上の金額の引き落としを指示すると、差額を現金として受け取ることができるサービスのことです。すでに、一部の銀行で取り扱いが開始されています。
 
例えば、2万円の買い物をして、ついでに1万円の引き出しを指示すると、お店のレジから1万円を受け取ることができます。残高照会すると、合計額の3万円が出金されたことになるわけです。
 
「ATM に行かなくても、デビットカードでお買い物して、さらに現金の引き落としまでできる」ようになれば、ますます便利になりますね。
 
出典
日本銀行決済機構局「最近のデビットカードの動向について」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

ライターさん募集